万華鏡のようにキラキラと光って

 上野から池袋、山手線で15分強。東口を出て5分歩けば9時になる時間を計算してホテルを出ました。開店と同時に入店するのが上京中の「日常性の維持」、今朝も一日を「マーメイドコーヒー」で始めます。アイスコーヒーを淹れていただく短い間に4組並んだお客さんの会話は英語・中国語。読書とSNS更新で50分の滞在。
 東口のもう一つの「聖地」は「ジュンク堂」本店で、店の前には開店10時の2分前に到着。オープンの時間が正確なのが良いですね。今朝は、移動の都合があって滞在僅か40分の一本勝負。探索は4階(人文書)・3階(日本文学・新書・文庫)・地下1階(コミック)に限りました。地下1階からエレベーターで4階、エスカレーターで3階。各フロア10分ずつの滞在ですから殆ど何も出来ないに等しく、籠に入れた購入本はたったの9冊です。1階レジに到着した時に有人レジが封鎖されているのには思わず「あっ!」と声が漏れました。セルフレジでの会計は初めてで若干手間取る。配送手続き後は直ぐに店を出て、小走りでバス停まで。傘を差して(そう言えば書いてませんでしたが、今回の東京はぐずついた天気で、折りたたみ傘を差して歩く・走ることが多かったです)走るのは難しいですね。あと、積ん読は恥だと思いませんが、積ん読中の本が文庫落ちしているのを見るのはちょっと辛いですよね(「積ん読あるある」なんじゃないかと)。

 池袋から浅草へ、都バスで長い移動をしようというのが今回の計画。昨日の日記で東京は歩いて楽しいと書きましたが、古市(憲寿)ちゃん曰くの「ちょっと上から目線」で街並みを楽しむのもまた良き、なのです。
 ローカルのお店、K市にもあるチェーン店や大企業店、それらがモザイクになった車窓を1時間程楽しんで浅草に到着。浅草では、お酒を覚えて以来四半世紀で僅かに2度目の体験を予約しています。

 大人気店だという「甘味みつや」の2階席、畳敷きテーブルで店前の通りを見下ろしつつ、予め予約注文しておいた御膳を待ちます(予約はサイト「TableCheck」のみでクレカ支払い済、というのが全然甘味屋っぽくないですが)。
 程なくして最初に届いたのは小さなお盆。乗っているのは、抹茶・焙じ茶・塩昆布・唐辛子瓶・黒蜜・おしぼり。そして次に届いた大きなお盆に、甘味小皿が3×3=9皿載せられています。商品名は「みつや小皿御膳9種・抹茶付き」、税込2800円。
 小皿9種は、温白玉3種(粒餡黄な粉御手洗)・錦玉羹・ミルクアイス杏乗せ・焼き芋・苺・寒天・おかき。直前にバス車内で読んだ『生類の思想』の中に石牟礼道子「から藷を抱く」の引用があったために「焼き芋の口」になっていたところ、見事に間拍子が合いました。御手洗餡は小皿を舐めたい程の美味(と書いたら、舐めてはないんだなと思っていただけますでしょうか)。
 因みに、飲み始めて以降2度目の甘味満腹体験、1度目は2022年「ユーミン展」の後のアフタヌーンティーで、今回はそれ以来4年振りのことです。

 焼き芋で満足なので追加に里芋は勘弁、浅草の芋洗いを離れてかっぱ橋の道具街を見物。浅草ほどではなかったですが、こちらもヨーロッパからの韓国客が大勢。食器・食品サンプル・和食(例えば蕎麦)専門の道具……様々な店舗が客の気を引いていましたが、外国からの観光客の人気を殆ど一手に集めていたのはやはり刃物屋(和包丁)でした。私は、箸の専門店で、沖縄産の24cmのものを購入して自分用のお土産に。

 上野に戻って公園口、上野「東京藝術大学大学美術館」にて、特別展『日曜美術館50年展』へ。私は『日曜美術館』の良い視聴者ではないのですが(情報は、Twitterを通じてまっぴぃからしょっちゅう入ってきます)、それでも強く行きたい企画でしたし実際に素晴らしかったです。
 過去に番組に登場した作品・作家を並べて、解説の代わりに番組の出演者コメントや番組映像を添える。展示は古今東西の芸術の(あくまで「日本から見た」ものではありますが)ベスト盤の趣で、それでいて総花的に感じさせなかったのは番組(映像)の統一性故、即ち継続(蓄積)は力。因みに、展示出口には2500回を超える放送の全リストが掲載されていて圧巻でした。
 私が好きな作家だけでも、ルドン・ルオー・松本竣介・長沢蘆雪・月岡芳年・志村ふくみ……等々。映像では、岡本太郎がピカソを語ったり、水木しげる翁がルドンを語ったり、舟越保武が松本竣介を語ったり(←これは胸に迫りました)、その息子の舟越桂が父を語ったり……等々、本当にきりがありません。午後の殆どの時間をここで費やしました。
 因みに、志村ふくみが話す映像を初めて観たのですが、語りが完璧で殆ど驚倒しました。声の響きは美しく、言葉は(口から出てくるものなのに)一語一字の無駄のない詩のようで、要するに「歌」だったのです。いや、凄いもん観た。

 ホテルに戻って入浴。着替えて出発、今回の上京ハイライトは大塚エリアの日本酒バー「H」初訪問。日本酒仲間の61回生Hくんを誘ったら「年度切り換え当日の社会人が付き合えるかヴォケッ!(大意)」と言われたので、ヤクザな自営業のKくん(東大クイ研2期下)を誘いました。3月の訪問ならオンライン予約が1月1日からというシステムなので、元旦は5時頃から文字通り「食べログ」に張り付きながら朝飲みをしたのです。
 見つけたのは雑誌にて偶然。拘り抜かれた日本酒フリーフローのシステムに加えて「八寸」が出るというのに飛びつきました(ワンオペの料理が10品20種も!)。結果、再訪必至の大満足。

 L字カウンター8人、19時一斉スタート3時間。マスターワンオペの創作和食のコース料理、日本酒ペアリング。開始1時間で供される八寸と同時に、日替わり日本酒12種類のフリーフローがスタート(他、店内常温保存の日本酒も飲み放題)。13000円。本日の料理は、以下。
 ①蓮根(素揚げのチップス)
 ②苺・ブルーチーズ(紫芋のモンブラン)
 ③白子・オレンジ・ミント(河豚白子の出汁漬けマリネ)
 ④蛍烏賊・トマト(蛍烏賊ペースト餡かけの茶碗蒸し)
 ⑤八寸(浸し豆/ローストポーク/水茄子/公魚/鰹/筍/小松菜/浅蜊)
 ⑥揚げ豆腐(えんどう豆)
 ⑦金目鯛・雲丹(燻製焼きリゾット添え)
 ⑧黒毛和牛(グリル味噌ソース)
 ⑨鰯煮干し(素ラーメン)
 ⑩甘味(桜アイス/白玉黄粉/胡桃ローストチョコ/黒豆茶)
 飲み放題12銘柄は、「花邑」「玄宰」「山の井」「壬生」「鳳凰美田」「山三」「菱湖」「羽根屋」「田光」「天穏」「誉池月」「龍勢」。

 料理はどれも絶品で、食材オンリーのメニュー表からの想像を斜め上からすかすタイプ。それとは反対に、ペアリングの日本酒は素直で、苺にピンクの「尾瀬の雪どけ」を合わせたり、トマトの酸味に「舞美人」の酸味を沿わせたりと、相反をぶつけたりはしない様子。或いは、揚げ豆腐と出汁割り「廣戸川」で揚げ出し豆腐風とか、桜アイスに古代米の「旭興」でアフォガード風とかの足し算。
 ペアリング・フリーフローに未踏破蔵はありませんでしたが、店内常温保存の瓶に2蔵も未踏破があってもう完全にお見それしました、とシャッポ。結局20蔵以上の酒を飲んで5合なんかじゃきかなくて、しかも「鳳凰美田」「悦 凱陣」を燗つけにしてもらうなど(「もりき」で言ったらどつかれそう)無法放縦の飲んだくれ方をしているのに最後まで頭は冴えてて、翌朝の目覚めもスッキリで、それでいて払う金額は例えばK市一の懐石「G」より安くて、と殆ど完璧です。その日に使った30本近くの一升瓶がカウンター前に並べる最後のカーテンコールなんて外連味も「ありかな」って思いましたもんね。
 880蔵目・長野「本金」(純米 無濾過生原酒)。
 881蔵目・岐阜「美濃錦」(山廃純米)。

 東京・佐賀を反復横跳びしながら会社営業のKくん、積もる話も無いわけではないのに、結局3時間ずっと酒が料理が美味しいという感想を言い合って終わってしまいました。それ以外の話題といえば、私「その手の包帯、どうしたの?」 K「転んで折っちゃって」 私「酔って?」 K「いや、素面です。気をつけないといけない歳なんですよ~」というのだけ。「転んで」が「コロンで」に聞こえるくらいシュッとしたイケてるくんなんですけど、「歳」とか言うようになったんだねぇ。
 で、満足しすぎて2軒目不要なんで、積もる話は佐賀でしましょか、ということに。5/16(土)に森山良子のライブで佐賀に行くので、その夜のサシ飲みをお約束して別れました。

 ホテルに戻って健康睡眠……の前に、コンビニで買ったビール(500ml)を1缶だけ。飲みながら、61回生Hくんに連絡。夏上京では絶対に一緒に行く、飛ぶぞ。

母恋い桜

 福岡空港を出る飛行機、本日は9時15分発。7時半に西鉄K駅を出る高速バスに乗れば8時半頃には到着するはず(定刻着なら8:23)と、今回は電車・地下鉄ではなくバスを選択。しましたら乗り場到着時点で大行列、一瞬座れない可能性すら頭に浮かんで焦りましたが、何とか最後列のど真ん中に座ることが出来ました(私以降の乗客は補助席)。バスも混んでりゃ高速も混んでいて、空港に到着したのは8時43分。北ゲートまではダッシュです。
 飛行機にはもう慣れたもの、漫画以外のお堅い本を読んでも中身が頭に入ってきます。今回の旅のお供は、藤原辰史『生類の思想 体液をめぐって』、前の上京旅行で見つけた素敵書店「暮らしの思想」で購入したものです。ドリンクサービスは、旅行中にのみ自らに許すコカ・コーラ。

 モノレールで浜松町、山手線で御徒町。宿泊ホテルは上野なのですが、昼食に選んだお店が御徒町駅から行く方が早かったので。
 店の入口看板には大きく「カレーの店 自家製造 待ち時間0分」の文字。店の前の列(数人でした)に並び、入口ガラスに貼ってあるメニューを見たら、ポークカレーが650円、けんちん汁が150円、安い。店名は「サカエヤ」。
 カウンターだけの小箱スタンド、回転が速くて並んだ時間はほぼ2~3分でした。確かに注文の後、けんちん汁は30秒で着碗、カレーは45秒で着皿。人生の大ベテランご夫婦、動きに無駄がありません。隣の人がカツカレーを頼んだら、カツカレーだけはカツをあげる時間がかかるから5分、と言われていてクスッとなりました。カレーの味は優しいの一言、日本で激辛ブームが最初に起こったのは80年代半ばですが、この店は恐らくその前からあってこの味一筋なんだろうと勝手に想像。

 歩いて上野駅最寄りのホテル「T」へ。チェックインの時間はまだなので荷物を預けるだけだったのですが、そこで1~3泊の客の場合客室の清掃・ベッドメイキングをしないというルールを知らされました(タオル及びゴミ箱のゴミ袋の交換のみ)。1泊11000円も取っといてサービスレスが凄ぇな、と思いましたが我慢我慢(やっぱり知ってるホテルにすりゃ良かったかなぁ)。上野泊は初。

 月曜出発の初日は美術館・博物館が開いておらず観光が難しい、とかなりしっかり事前の調査(検索)をして、今回の上京の最初の目的地は森下駅と決めていました。上野駅からは15分。
 国語教師なら一度くらいは「勉強」を、と森下「松尾芭蕉記念館」を初訪問。芭蕉に関する(主に複製品やプレートを駆使した)解説展示を一通り見て、小さな庭園を散策。その庭園の「裏の木戸はあいている」「その木戸を通って」(←周五郎ファンなもんで)隅田川沿いに出れば、点在する芭蕉句碑に導かれるまま歩いて展望庭園に辿り着きます。展望公園で芭蕉像にご挨拶の後、川景色と心地よい川風を暫く楽しむ。何が最高かって、K市では悲惨飛散で私の鼻喉目を殺していた花粉が、こちらに来てパタッと姿を現さなくなったらしいこと(植物相が違うのでしょう)。東京大好き~!(昔のユーミン風に)
 最後に稲荷神社をお詣り。芭蕉遺愛の蛙石(記念館に展示されていました)が発見されたことを契機に芭蕉庵跡だと推定された場所に有志が建てたものなのだそう。

 森下駅から竹橋駅は地下鉄で15分。「東京国立近代美術館」も月曜開館、私はF校(親玉K大)関係者ですから、石橋正二郎(美術館設立者)詣では最早義務なのです。特別展は『下村観山展』。
 官費留学中の作品が帰国したものなども含めて150点超が勢揃い。カラスの鼻先の産毛まで書き込む拘りの超絶技巧を確り味わうには、300円でレンタルできる単眼鏡が便利でした。スマホカメラのズームとは(見え方は勿論、ピントの合わせにくさというもどかしい体験も込みで)全然違います。
 10歳の頃の見様見真似が凄いのは勿論なんですが、東京美術学校入学後に1期生として描いた線・デッサンを見て、見様見真似からの「移行」におっ、となりました。師匠と弟子と(私淑私塾)の世界から、教師と生徒と(専門学校)の世界へ。要するに彼は、その人生のいちばんの成長期に、前近代から近代への跳躍を果たした人だったんだなぁ、と。

 「近美」に来たら、常設展もがっつり楽しめます。今回は、五姓田若柳の明治リアル絵画に吃驚。西洋を見様見真似の遠近法・陰影、見れば完成は1989年、こんなのが欽定憲法と同じ年だなんて。後は、龍に乗った観音様(原田直次郎)を仰ぎ、黒木香然とした「裸体美人」(萬鉄五郎)からの睥睨にひれ伏して陶然。

 東京に来たら歩きます。「近美」を出た後、神保町まで歩いて「三省堂書店本店」~湯島「湯島天神」~上野ホテル「T」。
 東京は、高層ビルに(人工の力による)植物多様が特徴的なオフィス街も、民家小売店の佇まいに「生活」を思い出す下町も、「猥」の一字で染め抜かれたような繁華街も、どこを散歩しても楽しい。
 祝・リニューアルオープンの「三省堂」は私には遠い(ソレジャナイ)場所だったので早々に退散して、数軒の古本屋を素見しつつ水道橋~ドーム~本郷三丁目を歩きました(本三の交差点に向かう上り坂の途中で遠くにスカイツリーが見え始めます)。本郷キャンパスはスルーして、春恒例の「湯島天神」では74回生の受験の大成功の御礼を述べた上で75回生用の木札を求めました。歩きに歩いた果てにチェックインした(掃除一つしやがらねぇ)安宿の狭い浴槽で汗を流せば、気分は天国です。

 上京中はSNS廃人なので、風呂上がり後の30分をFacebook・Twitterの投稿で溶かして(これが、日記の文章の核になるのです)。ホテルを出発。今夜の飲み会会場は先程歩いて通った水道橋、三度目訪問はお気に入りの証拠、蕎麦「酒場 たかや」です。
 駅改札にて、61回生Sくん・Gくん・Aくんと久々の再会。コロナ禍を挟んでいますから、かれこれ7年くらいは空いたことになりますね。駅から店に歩く10分の間で、以前飲んだあの時その時はどこだったどんなことがあったと語り合っている3人、その記憶力に驚かされます(なんつったって企画者Sくんは理三様ですしねぇ)。そして、取り敢えず「懐かしい」をプレゼント出来たなら、お忙しい3人の時間をロートルが奪う罪悪感も少しは軽くなります。

 店頭に杉玉の日本酒推し、日替わり(?)日本酒10種を含む飲み放題込みのコースが5780円という良心的価格。料理は、①炙り前菜3点盛り、②八寸7点盛り、③出汁巻き卵、④唐揚げ、⑤天麩羅、⑥ざる蕎麦。①・②で1時間以上はもつんで、これは日本酒・和食好きなら行かいでかってなもんでしょう。
 さて、Sくん・Gくんはお医者さんで、Aくんも東京で働く会社員さんなんだから今夜は財布が太いぞ! とかいう恥ずかしい(というかちょっと前に書いた「罪悪感」って何だったんだよという)ことを考えてた再会だったんですが、いきなりGくんが現在求職中ということを聞いて「えっ……」となりました(本人が明るいんで気まずくはなかったんですけど)。先に書いた通り彼らは記憶力に優れているだけでなく、学生時代と変わらぬ勉強熱心さを発揮して私の日常を取材(Blog・SNS)しており、私の近況についてはほぼ正確に把握しています。翻って私は彼らの7年間について何にも知らないという非対称。話題は自然と3人の履歴(結婚育児休職放浪失業……)になりがち、私は赤べこの相づちで日本酒をグイグイ飲ってました。

 eighterの私が先導して2軒目は「鳥貴族」。オツカル様に教わった通りの注文で会話の続きを遅くまで。確り盛り上がって、最後は3人とも三次会(カラオケ)に行く気満々の様子だったんですが、寝かしつけが必要なお子様がいらっしゃるSくんを帰した方が良いだろうということで、ロートルは疲れているという建前(←45も過ぎるとこういうことも出来ますのよ)。
 3人の変わらぬ誠実さと仲の良さ(←これ大事)のお陰で心地よいひとときでした、謝。因みに、Sくんは自宅の鍵を開ける音でパートナー氏を起こしてしまい、独りでやるつもりだった家事を手伝って貰ったのが申し訳ない、と翌日のLINEで。敬、ご家族のご息災を祈念。

 ホテルに戻って健康的に入眠。

えっ!さよなら

 疑問。日常生活で誰かの言葉を聞いた(受けた)時に、例えば眉を顰めて「えっ?」とか、少し溜めて「……えっ?」とか、言います?
 ドラマでよく見る「えっ?」って、脚本に台詞として書かれてるんでしょうかね。NHKのスペシャルドラマ『片想い』、白石加代子LOVEで観てそこそこ良いなと思えたんですが、芦田愛菜にも岡山天音にも「えっ?」があって、あれで急にシラケちゃうんです。岡山天音の巧さでも「えっ?」には違和感が。

 明日からの上京3泊4日を前に、日曜出勤で今年度最後の机仕事を4時間程。珍しく、今日はその間誰も職員室に来ませんでした(電気水道独占状態)。昼過ぎの退勤路で寄り道したディスカウントストアでは旅行の携行品の買い忘れ、及び母君へのお供えを購入。ご飯・湯茶を取り替えられない長期外出の時は、賞味期限の長い食べ物・飲み物をお供えすることにしているのです。

 帰宅後は、洗濯掃除等の家事をして、上京旅行の荷物を鞄に詰め込んだら、日没前の明るい書斎でかしゃぷしゅ~。肴は冷蔵庫の断末魔。余った胡瓜はもろみと一緒に、それ以外の野菜は全て鍋に入れてポン酢で。納豆1パックと竹輪があればキムチと和えて一品です。後はコンビニカップデリが1パック。
 野菜室は空っぽ、冷凍庫にはアイスとお供え用のご飯だけ、冷蔵室には液体・調味料・キムチがあるだけ……あ、酒器は大量に(20種類くらい)冷えてます。

飛ぼうかな

 花粉飛散、悲惨。嫌なんで書いてなかったんですが、私、少し前から花粉症で悲惨なことになってます。
 ワックスがけの校舎内に9時以降は入れないということに起床直後に気付き、朝風呂を溜めている間に(小汚い格好で)職員室まで徒歩往復、早朝無人の職員室から仕事道具を取ってきました。書斎PCでの作業は時間割業務で、来年度末までの時間割変更を(チェックまで)終えてまだ何かあるのか、と言えばこれがあるんでして、今日と明日とは夏休み中の高校課外授業(7月前期・8月後期)の時間割作成。これ、基本的には各学年の教務担当が組むことになっているらしいんですけど、3学年がバラバラに作ったら教員や教室のバッティングが幾つも幾つも起こって結局面倒臭くなるんで、最初から私がやることにしているんです。

 職員室往復以外で家から出たのは買物だけで、自宅徒歩5分の「梅の花」直売所と徒歩2分の「業務スーパー」とを回ってお仕舞い。午後の書斎で『ファミレス行こ。』を玩味して萌えたくって、その熱量を保ったまま15時過ぎには背徳のかしゃぷしゅ~。
 冷蔵庫の残り物野菜をぶち込んだ鍋(ポン酢が美味けりゃそれでいいんです)~「業務スーパー」の炙り〆鯖~「梅の花」惣菜、等々。明後日から上京旅行ですので、今日と明日とで冷蔵庫を空っぽにします。

 和山やま『ファミレス行こ。(上・下)』読了、★★★★★。

どうじゃわしと シャル・ウィ・ダンス?

 内田樹・近内悠太『自由より自在に生きる 愉快さと葛藤の哲学』読了、★★★。近内氏(若者)による内田氏(古老)へのインタビューという体で、対談には(殆ど)なっていないような。

 学校で仕事。機能予測した通り、来年度末までの時間割の点検で一日が終わってしまいました。

 夜は後輩数学先生と月イチの懐石「G」へ。金魚の形をした皿に乗った八寸、ここでは珍しい牛肉入りの椀物、鱒の焼き物、滅多に出ない天麩羅、等々の幾つものお皿に山菜がふんだんに使われていて季節を感じます。乾杯はビール、私は日本酒に寄り道した後、数学先生のお好みで白ワインのボトル。私がワインを飲むのは基本的にこの店で数学先生と居るときだけです(つまり、私、赤ワインを飲む機会はほぼ皆無なんです)。因みに、私も数学先生も大概強いから、2人で2本、ちょっと少ない時でも1本目の後でハーフを追加します。
 今日は、年度末の慰労という言い訳をして小料理屋「梅や」で追加オリオンビールまで。

ざっと見渡して間違いはないかと きっとこのままいけると

 会議ウィーク最終日、今日は国語科会議です。今年の共通テスト・東大前期試験の問題を検討(高3の現代文・古文・漢文担当者がプレゼン)したり、来年度の校内模試の出題担当者を決めたり、会計報告の後で購入備品を相談したり、色々。例年なら、長い長い会議の後で国語科研究室の整理(主に出版社から届いた献本の山を廃品回収に出す作業)があるのですが、今年は研究室が(取り壊された一号館から新教室棟へ)引っ越したばかりだったので必要なく、これはちょっと嬉しかった。
 その後はPC室に籠もって、昨日目処がついた年度末までの時間割変更にミスがないかの点検を、四月頭からずっと。全ての先生について、クラス毎の授業回数にズレ(間違い)がないかをチェックします。これまた時間がかかる作業で、今日の午後と明日一日とをかけて終えられたら、今年度の仕事は終了でいいかな、と勝手に決めています。

 夜は小料理屋「梅や」へ。小鉢は卵焼き。茄子煮浸し~クリームシチュー~蓮根金平~手羽焼き(全て小鉢)、メインはカレイ煮付け、最後におにぎりまで。
 客席の常連さん(公立中男子生徒のお父様)と。父「試験の名前無しが0点とか、有り得んやろ?」 私「はい、あり得ないです」 父「いや、飲み屋じゃ『はい』でも実際は0点に/」 私「しないです。試験の答案は出席番号順に並んでますし、でなくても筆跡で大体誰だか分かりますし」 父「……なんで0点にせんの?」 私「して欲しいんですか?」

 帰宅後、コールスローのサラダを作って飲み直し。

予定は未定で。

 今日は会議無し、PC室に引き籠もって3月までの時間割変更をひたすら、目が疲れます。取り敢えず今日で一応の目処はつきました(何十時間やったんだろう)が、まだ各学年の外部模試、体育大会・体育祭、高1調理実習など幾つか日程が決まっていない行事があり、決まり次第再変更・再再変更を加えていく必要があります。

 夜は自炊。ウェイパーを使った出汁で鍋を。〆の韓国麺(サリ麺)が美味だったのですが、ウェイパーもサリ麺も「業務スーパー」で購入したもの。またしても「業スー」が生活に浸潤するのを許してしまったことが口惜しい。

drinker drinker ステキな世界は

 資源ゴミ、大量。
 8時半に学校入り。時間割係を終日。高校教頭先生を通じて、K市の商工会議所(青年部?)から6月のイベントでF校クイズ研究部の力を借りたいという依頼。4月以降に担当者と打ち合わせをする手筈。本日は学年会議の日なので、学年所属のない私はひたすら机仕事。

 夜は小料理屋「梅や」からのライブバー「D」。

坂道を駆け下りる この体に開かれた

 春休み状況の計画中。今回は上野で(初めてかな)3泊ですので、「科博」と「藝大美術館」とはマストでしょうか。夜は、①61回生3人と水道橋の蕎麦、②TQC20期Kくんと大塚の日本酒バー、③オツカル様・56回生Nくんと駒場東大前の鉄板焼き……と、これはタイピングするだけで四半世紀前の大学時代に帰れそうな気がします。お好み焼きはNくんのご希望でナイスチョイスでした。
 今も、駒場東大前西口は「駒下」と呼ばれているのでしょうか(駒場キャンパス入り口のある東口から西口までが下り坂になっているのです)。西口出て直ぐにあるお好み焼き「楓」。私の記憶では「椿」という名前だったような気がするのですが、間違っているのかも知れません。人の好き嫌いが激しい小母様が店内を差配、足繁く通って小母様の教え通りの焼き方(円形ではなく小判型に成形するのがコツ)をマスターしたら、毎回毎回褒めていただけるようになりました。注文は毎回、生イカ天に餅のトッピング。今度も、これはマストです。

 本日、午前中は職員会議。午後は、来年度の「男く祭」でコーラスの運営を担当する生徒(次の高3、75回生です)と打ち合わせ面談、時間割業務。
 退勤後はバスで西鉄、書店で単行本を1冊購入のあと、構内のスーパーで食料品の買い出し。バスで帰宅後、夕食は鶏しゃぶ鍋と割引惣菜と。

お酒はこれはぜったい! やめられな~い♪

 「徹子の部屋」制作委員会『「徹子の部屋」の50年』読了、★★★。ベスト盤的に引用されているインタビューは(顔ぶれは豪華ながら)とても期待に沿う内容とは言えず残念でした。が、やっぱり全放送回のゲスト一覧というのは圧倒的でこれを読むために買ったと思えば。

 朝は洗濯などの家事をまとめて行い、日曜出勤は10時。PC室でひたすら来年度の時間割変更を行います。年度末まで終えようと思えば(パズル及びチェックで)50時間とかではききませんから、細切れの時間を見つけて作業を続ける必要があります。今日は、16時から美容院「G」の予約があったので5時間程度で終わりにしました。
 行きつけ「G」でカット。完全予約制のワンオペ店長さんとはもう15年とかの付き合いです。誰のライブに行っただとか、最近こういうのを作って美味しかっただとか、店長のお子様(ティーンエイジャーのお坊ちゃまお2人)がこんなことをいっただとか、もう床屋談義未満の雑談であっという間に時間が過ぎていきます。

 西鉄の惣菜コーナーで割引品(惣菜・弁当)を買い込んでバスで帰宅。惣菜や弁当のおかずは私の飲み直し用、弁当のご飯は小分け冷凍で母君へのお供えに。これが溜まりに溜まって、冷凍庫の中には既に数十日分のご飯がストック。最近、自分の土鍋でご飯を炊いていません。
 夜は自宅徒歩2分の焼き鳥「T」で読書独酌、帰宅後はさっきの惣菜を温め直して飲み直し。