若さゆえ 悩み 心の痛みに

 国語科会議。センター・東大の問題分析報告、来年度の入試・校内模試の担当割り振り、会計報告、研究室の大掃除、授業の引継ぎ、等々の作業。夜は、国語科の一年一度の懇親会(忘年度会)で幹事は私。女性率・下戸率・文化系率の高さから宴は大変穏やか和やかなものになります。あ、科の宴会は、教育実習生が来た場合はその彼(彼女)の慰労会が開かれますので年2回になりますね(来年度は秋に61回生Hくんが来る予定)。

 その国語科会議で、F中・高入試の「自己採点」の話題がちょっと。ネット上の掲示板などでは、受験終了直後から合格者最低点・平均点等の予想が飛び交うのですが(私も見たことがあります)、それらの数値の根拠になっているものが塾主催の「自己採点」だというのに、見ていていつも「?」となるんですね(言って良いんですかねこんなこと)。
 他の科目については措いておくとしても、少なくとも国語の「自己採点」って原理的に不可能なのでは? 配点も分からない、解答も分からない(塾や問題集の解答例はいつもバラバラです)、採点基準も分からない、受験生である子どもが本番で書いた答案を正確に再現できるかも分からない、という「分からない」尽くしの中の「自己採点」って本当に可能なのかな、と。中学入試でここ2年連続で出題された200字作文、その「自己採点」に至っては(本当にやってるとは私には信じられませんが)ちょっとシュールさすら覚えたり。
 数年前に国語科に来られたとある先生が、塾関係者からの「最近F校の国語科は若手が増えた影響で入試問題の質が……」的な言葉を仄聞なさった、と仰られ。えっと国語科の若手っていうと、女性の先生がお二方でしょ、それから私の1個下の図書館お洒落番長でしょ、でもって次が私でしょ、っていうこの4人くらいですよね。

 精進しなきゃっ!