平成ニッポン 豊かなニッポン 従順だけれど

 健康起床、入浴。今日は昼に63回生文系Oくんとランチのお約束、なのでそれまで何をしようかと考えていたら着信。旅行中ツイ廃状態のツイートなんて一々読んでる人も居ないだろうと思ってたら読んでた、63回生文系Eくんから「東京で暇なら朝ご飯奢って~」

 渋谷で11時前の待ち合わせ。Eくんは昼から駒場でテント列を応援に行くそうで、私の待ち合わせ(ランチOくん)も12時駒場だったので丁度良い。2人で渋谷モーニングの後、歩いて駒場に行くことに。
 渋谷モーニングの店、と言っても私はランチがあるので朝はコーヒーだけのつもり。ということで、1人はガッツリ1人は喫茶というのが可能な「フレッシュネスバーガー」へ。私は初入店でしたが、結構お高いんですね。っつってもせいぜいがバーガーショップですから、Eくんは何だかデラックスなハンバーガー・揚げ物・ドリンク2杯、私はアイスコーヒー、で2000円程度だったかな。東京大学教育学部教育実践・政策学コースに進学(1学年上に61回生Hくんが居て、彼は今年の秋に国語で教育実習の予定)したものの教員になるのか就職するのかはな~んにも考えてない話とか、一時は辞めようか迷ったダブルダッチは続けて良かった大会22位(←っつーのがどの程度「凄い」のかは今イチ分からず)で今や生活の中心になっててロン宙でひねってラビットが云々ゴメン文化系教員は全然ついていけないみたいな話とか、色々。

 渋谷から駒場までは徒歩で着いたらEくんとはお別れ(構内で64回生理ⅢSくんと遭遇してご挨拶)。裏門から入ったんですけど、裏口横に「山手」系列のラーメン屋がオープンしてました。2分歩けば「山手」があるのに。
 Oくんとの待ち合わせまで暫くあったので、テント列にTQCがあったら覗いてもいいかなぁ、と思ったけれども見当たらず。ダブルダッチのサークルとか、学生政策団体(56回生文化委員長Kくん曰く「政治的意識の高いヤリサー」)とかの立て看をパシャパシャやった後は、正門前で本を読んでました。

 学生時代に私も2年間滞在した福岡県人会「英彦寮」に、選ばれし者(?)として4年間滞在することが決まったOくんは、寮のある市が尾駅からの田園都市線がトラブったらしく20分の遅れ。昼食の店は駒下の2択で、私が個人的に好きな「楓」(お好み焼き)か、さっき別れたEくんお薦めの人気店「菱田屋」。Oくんは後者は経験済みで前者は未入店だそうで、それなら今日のランチは前者お好み焼きで決定です。
 でもって、鉄板焼き屋でしょ、サイドメニューにポテサラ枝豆始め居酒屋メニューが充実でしょ、Oくん今日は特に予定なしでしょ、となったら「僕は絶対に飲むけど、Oさん(←話し言葉の時は「さん」付け)はどうする?」ってなるでしょ。私は、ビールビールビールビールビール黒霧島。Oくんはビールビールビール。お好み焼きは私が学生時代アホほどリピートしていた生イカ天の餅トッピング。今はお店に出ておられないお婆ちゃまに教えて頂いた焼き方は昔取った杵柄というかヘラというか、手が忘れていません。
 63回生東大組の行方だとか、彼自身の進路・学習の話だとか、最近の世界情勢(私は聞き役教授される側)だとか、2時間はあっという間。お好み焼きは生イカ天の他に激辛天というのも注文して2枚、それでも2人で5000円ちょっとだったかな。安い。昔は昼にはお客さんでいっぱいの店(キャパは30人弱)だったと記憶してますが、今日は私たちを入れて2組だけ。まだ春休みだからなのかなぁ。

 昼酒は酔わないよねぇ、と2人で東大構内を少し歩いて、路上販売の時代錯誤社から逆評定の冊子を購入。売り子さんの横では、アジ担当の若者がスピーカーで阿呆陀羅経、可愛いなぁ。そう言えばOくんが教えてくれたのですが、昨年の時代錯誤社のネタ本「東就学 予想問題集」の中で唯一面白かった古文「別鬼(ベッキ)」を作ったのは63回生理系のFくんだそうです。お見事。
 さて、今日は別段予定が無いというOくんと、何となく暫く一緒に行動することになりまして行き先は神保町。私の古書街散歩にお付き合いして貰うことに(神保町なら市が尾まで乗り換え無しで帰れますし)。岩波新書講談社学芸文庫・講談社文芸文庫教養文庫・福武文庫・中公文庫、の絶版本に関して揃えの良い幾つかの書店を巡り、卒業生にあげる本、授業の資料で使う本、を漁りました(幾つかはその場でOくんにプレゼント)。折角なら名物も、と18禁天国の芳賀書店ビルにもお連れしたんですけれども、Oくん入って開口一番「あぁ、ここは私の大学の友人が学ランで入店できるかという実験をしたお店ですねぇ」と。実験結果は聞いていません。

 神保町にてOくんとお別れして、池袋に戻ってホテル着が17時。取りあえず大浴場に浸かったら眠気は覚めた(このまま夜の飲み会に行けると思えた)ので、部屋でダラダラと読書を。

 集合場所は大塚なのでホテルから駅まで3分、電車で3分、と部屋を出て10分もかからず。19時南口の待ち合わせは63回生理系Hくんで、東大の野球部で活動している彼もまたテント列で働いて、今日はユニホームに名前入りの大きなバッグを背負った格好で労働後の直行。「シャワーを浴びる暇もありませんでした」というのは申し訳ない。で、入るお店は土埃で入って良いのか知らん、とちょっと逡巡してしまうミシュランのお店で、和食「みや穂」。お高めのお店なので奢りなら「さし」が限界というところ(←安月給)。
 Hくんは高校1年生の時に私が担任を務めたんですけれども、その時の通知表担任所見に「和風イケメン」と書いた外見通りの左党だそうで、本日の夜も日本酒推しの店をご所望。話は大学生活のことが主になりますが、何と所属の野球部では(選手権)監督に推挙されたそうで「春から大変です」と。メンバーの推挙ならこれは人柄。そういえば高1・高2と連続でF高野球部の部長を務めた彼は、高1Cの時代は同じクラスのKA・KO・Oくんトリオの我が儘に悩み泣かされつつの部活運営でした。あの経験、活きるのかなぁ。
 2次会は池袋に移動して「魚金」。カウンターが空いていた所に滑り込み。途中からちょっと辛そうに(無口に)なってきたのでこっちは1時間ほどで退店。後で届いたメールには「飲み過ぎました」と。やっぱりね。日本酒、美味しいって言ってくれましたので、ついつい勧めすぎたかな。宿酔いではなかったそうで何より、またお会いしましょうとお返事。

 健康睡眠。
 あ、そうそう。Hくんとの会話の中で「駒下」という単語を使ったら、「あの……『駒下』って、駒場東大前駅の坂の下って意味ですか? 耳馴れないんですが」と言われました。驚いた、呼び方自体が無くなってたんですね。というか、呼んでたのは私だけなんでしょうか。割とメジャーな言葉だと思ってましたが。