まちがいさがしの正解の方じゃ きっと出会えなかったと思う

 健康起床、入浴、お気に入りのネカフェで書き物や調べ物を。これが非日常における「日常性の維持」、言葉遊びで「非日常性Noisy」とか言ったりも。
 【5/4記】新型コロナウィルスによる非常事態宣言で、現在外出自粛完全自炊生活中につき、暫くの間blogのタイトルを変更しています。【5/4記・ここまで】

 昼食は池袋東口徒歩5分のところにある「手打そば 美蕎」で。手作りの豆腐や大根おろしを肴にビール1杯と冷酒を1合と。蕎麦はかき玉小海老天蕎麦。つけ汁旨し、ちょっと高かったですが(後で聞けばがっ様もお気に入りのお店だとか)。明日の夜は67回生Hさん(未成年の女子)と一緒なので昼酒は回避ですが、今夜はオツカル様・がっ様だから遠慮が不要でして。
 とは言え、ビール・冷酒1杯ずつで終わらせたのは次に向かう場所が聖地「ジュンク堂本店」だからで、背表紙読書の店内逍遙2時間、僅か一週間ぶりなんですけれども、来たら籠は一杯になります。

 前回の上京ではがっ様がミートグッバイ松葉杖のためにご一緒することが叶わず、もうすぐお生まれになるというお子様のお祝いをお渡しすることが出来ませんでした。が、杖を手放せたということで昨日・今日・明後日の3日間をご一緒できることに(大学時代以来の密度です)。出産祝いは、池袋駅ナカの百貨店で購入します。東口だから東武百貨店、ベビー用品の売り場は(というか建物全体が)閑散としていたので、ゆっくり売り場を眺め回ることが出来ました。そうそう、花粉症の症状は出ていないのですが、昼酒飲んでますからね、マスクをしています(動機が不純)。
 出産祝いなんて殆ど買ったことがないので売り場の方のご助言を請うのが当然なのですが、うろうろと色々なものを見ている私が不審だったのか、何も言わないのに売り場の女性が「2人で」近づいて来られ。40絡みのパパに初のお子様、そのパパが大学以来の大切な友人で、性別関係なく使える消耗品(残る物は気に入って貰えなかった時に困るので)を探している、と説明したところお二人が真っ先に紹介して下さったのが、私「……布?」 店「おくるみ、ですね」 お子様を包むもよし、ベビーカーの日除けにするもよし、多目的で邪魔にならない消耗品としてお勧めとのことでそれに即決。柄がたくさんあったのですが、無難なところでDisneyのもの(通常の柄よりもやや高いやつ)を選びました。

 ホテルに戻って荷物を置き、大浴場で湯浴み。がっ様のプレゼントを持って本日の飲み会会場は新宿。新宿の飲み屋は全く(「十徳」とか「かば」とかしか)知らないので、「食べログ」様のお導きで魚料理「魚真」を選んでいます(オツカル様・がっ様から「基本、『食べログ』好きよね」とからかわれました)。
 先ずは、駅で仕事上がりのオツカル様と合流。オツカル様と2人で西口の「紀伊國屋書店」に出向き、広い広い絵本売り場で安野光雅『もりのえほん』を探して購入しました。オツカル様は随分前から「誰かの出産祝いで『もりのえほん』をあげるのが夢」と仰っており、がっ様が叶えて下さった格好です。

 というか、「魚真」で落ち合ったがっ様がそろそろ予定日とか仰ったのに驚き。私「こんなとこで飲んでて良いの?」 が「なんかあったら帰るよ。明日も無理だったら言うから」 絵本とおくるみとをお渡し。
 お店は、大ジョッキ(リッター弱くらい入るやつ)が1000円の価格帯だから新宿ど真ん中にしては安い方なのかな。刺し・焼き・珍味等々、私やオツカル様の出身地である福岡熊本、がっ様の出身地である秋田と比較するのは可哀想ではありながら、料理も美味しくて人気(ビルワンフロア完全満席)なのも宜なりですね。会話は、相も変わらずず~っと芸能文化のことで。

 二軒目を探し歩いて、結局たどり着いたのは「サイゼリヤ 西口エルタワー店」。オツカル様が以前ご自分のことを「無職王子」「ハイパーメディア無職」「無職JAPAN」「タマネギ剣士」などと自称しておられた時代にタワー内にあるハローワークに通われていたため「このビルはね、庭よ、庭」だそう。私は「サイゼリヤ」は人生2度目じゃないかな。7、8年前に、担任していた63回生の生徒たちとサカナクションのライブに行った帰りに食事をした時以来。このチェーンでがっつり飲むのは初めてでしたが、安過ぎるメニュー(味も良い)に目が白黒となりました。落ちても割れなさそうなペロペロのグラスが面白いとか「間違い探し」が面白いとか、酔った頭へのアミューズも。
 というか、40絡み3人、最初の30分以上を「間違い探し」(メニューと一緒に置かれているクイズ、左右の絵に10の違いがあります)で蒸発させましたよ。我々は『マジカル頭脳パワー!!』世代、痩せ枯れはしても私はF高から東大のクイズ研究部ですし、と熱中してしまいました。というか、10個目が難し過ぎるんですよ。9個までは10分もあればでしたけれども、10個目は本当に判らなかった。最後に「あれ……若しかして……、これ……?」と気づいたのは私ですけれども、がっ様・オツカル様に「検算」して貰って「「これだ!」」となった時には「難し過ぎるだろ!」と半ギレしてしまいました。頭脳指数200とかじゃきかんぞこれはとキレながら、「これは菅田将暉! 間違いの方かも知れんけどレベルが高過ぎる!」

 大学時代に戻って、じゃないんです。39歳のまま顔を合わせた3人が大学時代と全く変わってないだけなんです。それが証拠に私は「母の逝去に関しましてはお心遣いを賜りまして」と39歳の挨拶をしましたし、がっ様には2人分の出産祝いをお持ち帰りいただきましたし。ただ、メンタルは大学時代と全く変わってないんです。多分、明後日会う遠ちゃんもでっくんもそうだと思います。