牧春牧

 生徒には、新しい「日常性の維持」を構築する際には「1週間は違和感が先に立つ、1ヶ月で慣れる、3ヶ月で習慣になる、半年で人格と調和する」と言います。これで高3が大学に通る受験生になる(大学であれだけ生活リズムが崩壊した卒業生が結局はちゃんとした社会人になるのは、一度「日常性の維持」を人格と調和させた経験を持つからです)。勿論、挫折の可能性は初期ほど高いですから、最初の1週間が最も大切、次いで1ヶ月が大切、という流れ。
 3時起床の後、書斎で京大特講添削の残りを済ませてから入浴、風呂上がりに母君の朝食と2人分のお弁当を作ります。この流れを身体に定着させたいところで、私の方も1週間を過ぎて違和感と羞恥とが消えつつあります。

 母君の朝食はウィンナーと目玉焼き、それに野菜サラダ、ホウレン草のお浸しというシンプルなプレート。
 母君が朝食を召し上がる間にお弁当の準備で、昨日は「A」のママさんからサバのトマト煮を頂いたのでそれをタンパク質のメインに。昨日作った肉野菜炒めの材料が少し余っていたので今日は中華風(油の代わりにごま油を使って、中華出汁の素を少し振りかける)に。それとミニトマト、茹で置きのブロッコリー、市販のスイートコーン。以上が2人共通のメニュー(?)で、私の方にだけゆで卵とホウレン草お浸しとウィンナーとを入れました。この3つは母君の朝食に出したので避け、代わりに以前事務嬢さんから頂いた牛しぐれ煮を混ぜ込んだおにぎりを空きスペースに入れます。しかしまぁ、もらい物ばっかりですね。

 私「おはよ~ございま~す。最終回のラストシーンって、牧くん完全に口開けてましたよね?」
 英「そうそうそうそうそうそうそうそうもうやばい!」
 私「感想飲み会『I』、押さえましたんで~」
 英「じゃああと何回か観とかないと!」
 およそ職員室での会話とは思えません。90年代のドラマを彷彿とさせる(四角関係の当事者が全員男性だという一点を除けば)展開に、アラフォー2人は完全にノックアウトされているのでした。

 8時から生徒面談、午前中は一週間分の授業プリントの準備その他デスクワーク。昼休みも生徒面談で、授業はセンターが1コマ。そう言えばあっという間に実習開始から1週間が経ってたねぇ、の63回生Mくんに「飲みに行こうぜ!」と声をかけたら「いっすよ」とフッ軽な返事が返って来たので、後で伝え聞いて「俺も!」と寄ってきたKくんも連れて3人で二日市「月空」へ行くことに。63回生なら一度は連れて行かないと、ねぇ。
 というわけで、放課後は16時から1時間の年休を取り、血痰ネーミングスーパーマーケット「You Meマート」にて買い物をしてから帰宅。母君の夕食は、昨日のカレーを温めたものをメインに、野菜サラダと「I」から持ち帰りのピクルスとを付け合わせにしただけ。手抜き万歳!

 入浴後に着替えて西鉄K駅、実習生2人と落ち合って特急約15分で二日市、徒歩3分で「月空」。心持ち大学生に「寄せた」注文をするよう心がけつつ(何を注文しても美味しいからいいんですけど)、高校時代の話やら実習の感想(授業や生徒との付き合いにおける手応え)や職員室の噂話やらを。
 実習生は早いめに帰さないといけないし、何しろ私も5時前には起きて家事をしないといけないし、という君得俺得の一軒解散。彼ら(63回生)が中3の時に実習に来た56回生Kくんの時は、3週間の間1日おきに2軒、K市の飲み屋を20軒くらい連れ回してましたから、私も随分と年をとった(丸くなった)なぁ、としみじみします。

アリよりのアリ!

 朝、英語科パイセンと『おっさんずラブ』の感想をメールでやり取りする。来週日曜の夜は、このドラマの感想を言い合う「だけ」の飲み会をやるそうで、場所はパイセンが前からブックマークしていたという肉料理「I」にてと相成りました。ラストシーンがキス寸前でストップするというのは(2016年の単発の時と同じで)予想出来ましたが、あそこまでどエロい終わり方をするとは全く思っていませんでした(牧くん、完全に口開けて待ってたし)。正に「The Perfect Vision」状態。

 母君の朝食を作った後で入浴。今日は仕事を午後に回して午前中は料理の練習など。っつっても、自宅近くの血痰ネーミングスーパーマーケット「You Meマート」に食材の買い出しに行って、高1の調理実習以来と思われるカレーなど作ってみようか、程度の遊びですが。
 血痰ネーミングスーパーマーケット「You Meタウン」に、母君についてお出でになるかをお尋ねしたらお出でになると仰有って少し驚く。木曜の絵画教室にこそ行かれはするものの、それ以外は(救急搬送以来ゴミ出しですら)外に出るのをお厭いになっておられたのですが。まぁ、私が杖になるから大丈夫だと思われたのでしょうか。
 人参・玉葱・なす・パプリカ・ブロッコリー・牛肉・ルーの素、がカレーの材料。その他色々を買い込んで帰宅。母君の手を引くので荷物を持つのに使えるのは片手だけで、袋を持つ手がちとつらい。そう言えば、血痰ネーミングスーパーマーケット「You Meマート」は、6月1日からレジ袋が有料(4円)になりました。人が買い物の習慣をつけ始めた途端に。

 切って炒めて水かけて煮るだけ、っつーこた要は小中学生でも出来る作業だというわけで、今日のお料理は練習というよりも出来るという事実の確認。本当の「練習」というのは例えば、いずれ挑戦しようと思っている卵焼き(だし巻き)みたいな技術が要りそうなやつのことを指すという認識です。野菜は1食使い切りの分しか買わなかったのですが、ブロッコリーだけは房ごと買ったので大分余ってしまいました。茹で置きをタッパーに入れて冷蔵庫で保存しておきます(弁当の添え物になる!)。

 母君に昼食(勿論カレーをメイン)を提供した後、午後は学校に出かけてデスクワークで、学級通信を作ったり昨日の特講の添削をしたり。特講添削を半分ほど残した段階で2時間が経ったので仕事を切り上げ(添削の残りは明日の朝の書斎で)、16時に帰宅。道すがらにある肉料理「I」で、持ち帰りの自家製ピクルスをタッパーに(3人前)詰めてもらいました。これは絶品。勿論、一週間後の『おっさんずラブ』感想飲み会の予約も。
 帰宅後は入浴、の後で母君の夕食を作成。肉野菜炒めをメインにサラダと揚げ物(市販)とを。プレートとお茶とを提供したら私の時間、意気揚々と街に繰り出しまして。

 普段は19時オープンでも日曜日だけは17時に開く小料理屋「A」にてカウンター独酌。この店でも本は読まずにママさん(Aさん)や常連さんとお話をする「もりき」方式です(独酌の店で本を読まないのはこの2軒だけですね)。お二人のお子様を育てあげられたAさんは超のつくお料理上手なので、家庭料理のいろはを色々と教えて頂き、お土産にサバのトマト煮まで頂きました(早速明日のお弁当です)。

そうそう黄身とかつまるんですよね。続いてはこちらです。

 5時前に起床、入浴後、先ずは母君の朝食を作成。
 昨夜の「月空」でほっけ開き(半身)を注文したら最後だからということで半身ではなく1匹丸々を焼いてもらえ、その半分を持ち帰りにしたのですね。ですからそれを更に半分にしてプレートの1/4は埋まりました(残ったほっけはお弁当に)。その隣の1/4には卵とプチトマト・ブロッコリー。下の1/2にはロールパンに切り目を入れてセブンイレブンのポテサラを挟んだのを1つと野菜サラダとを。
 起き出してきた母君にお茶と朝食とをお出しした後は昼の弁当を2人分。私は固より朝・昼は食べない人間なので2人分作る必要はないようにも思うのですが、昼くらいは同じ物を食べているという形にしなかったら(3食とも1人分だけを作っていたら)母君が気後れ・遠慮してしまわれるかも知れませんので。そして、夜は(母君がお休みになった後で)飲みに出るという「日常性の維持」は、これは私の我が儘で崩したくないんですよねぇ。
 お昼のお弁当には作っておいたゆで卵を入れました。ゆで卵の茹で方すら知らなかった私は、ネットで検索してから鍋に水を入れた口です。ゆで卵って、切りにくいんですね。白身の部分はスッと切れるけれど、黄身の部分はほろほろと崩れやすいし包丁にくっつくし。何もかもが初めて尽くしでちょっと笑っちゃいます。

 母君の食事が終わるのと同時に弁当を詰め終え、プレートを洗ってお茶を入れ直したら私の役割はお仕舞い。仕事着に着替えて徒歩20分の通勤で学校入りは7時20分。独り暮らしの時は毎日5時入りだったのが嘘のようです(まぁ、書斎で未明仕事をしてるっちゃしてるんですが)。
 昨日の日記に書いた通り、今朝はSHRがなく特講添削を返す必要がなく。本日の仕事は、8時から面談、職員朝礼の後、昨日の京大特講(文系)の添削。3限目の空き時間に、合川町のFUTATAまで自転車往復して仕事用のスラックスを受け取ったのですが、序でに血痰ネーミングショッピングモール「You Meタウン」に寄って、「紀伊國屋書店」でも「タワーレコード」でもなく、食品売場で食材を買い込みました(お弁当充実!)。買った物は、保健室にある大きな冷蔵庫に入れさせてもらいました。
 帰りのSHRの後に生徒面談、半ドンの放課後に一旦自宅に戻って風呂に入った後、弁当箱2つを洗って、母君の夕食を作ります。特講が終わるのが17時半でその後仕事を仕舞ってから帰宅をするとどうしても18時半を過ぎ、そこから調理をすると19時でこれは母君の就寝時刻を過ぎてしまっていますので、今夜の夕食は(も?)冷たいメニューオンリーでラップして冷蔵庫に入れる形。そうするとお刺身、ローストビーフサラダ、等々毎回似たような物になってしまってちょっと申し訳無く。明日は日曜なので、カレーなど作ってみても良いかも知れません。あと、私はベーコン・ハムのような加工肉が嫌いなのですが、今日の「You Meタウン」では初めてそれらを買ってみました。野菜と一緒に炒めたり、サラダに乗っけたりするんですよね。

 15時に学校に戻り、15時半からは京大現代文特講(理系)。今年は、文理合わせて京大を希望している生徒が20人超(文系特講も理系特講も10人以上)、近年少しずつ少しずつ増えている印象。この添削は明日やります。

 18時過ぎに学校を出て、そのまま飲みに行こうと野菜料理「B」のカウンターで独酌読書……から、思い立って文化街のライブバー「A」へ。早い時刻で客が私だけだったので、復帰万歳バイトのHくんとカラオケ三昧で遊びました。Hくんは、それこそちょっと古いですがピコみたいな女声だとか、後はデスボイスだとか、色々な声を使い分けて歌うという特技をお持ちでメチャクチャ面白いのです。
 結構酔っ払った後、最近コーヒーに凝っているというHくんからアイスコーヒーのお土産をもらって帰宅。久しぶりに日付を跨いでたかも(確証なし)。

恥ずかしいとか 大人になったとか

 母君は起き出してから直ぐ抗癌剤(3錠)を服用する必要がおありなのですが、起きてから最初にお出しするお茶が熱くて飲めなかった場合、別に水を入れて飲む必要が出てきます。でも、水道水は飲んでいただきたくないしキンキンの飲み物もあまり勧められない。ということで、今は冷蔵庫にミネラルウォーターで作ったルイボスティーを冷やしています。これを、T-falで沸騰させたお湯で作ったルイボスティーに混ぜると、起き出した直後の一口目から(薬込みで)飲める温度になっているという計算。こういうのも、一つずつ一つずつやり方を覚えていく積み重ね。だからやっぱりこれは人生のやり直しです。37才が新しい「日常性の維持」を構築せんとしている!(大袈裟)
 ……要するに、私が3歳~12歳の期間(中学寮に入る前まで)、母一人子一人の家庭でこの方はこれを毎日(25歳~34歳の期間)おやりになっていたんだなぁ、と考えながら、ルイボスティー抗癌剤を飲む母君を見つめる私。感傷的にはなりませんが(そんな暇があったら魚を焼く!)、何というか、凄いなぁ、と思います。母君の闘病が始まって以来、結構色々な(人生の)先輩に「墓に布団は」と言われてそんなもんかなぁと思ってたんですけど、よく考えたら墓に送り出す直前までは二人きりなんだから今度はこっちのターンが回ってくるに決まってる訳で、心構えじゃなくて現実の問題でしたね(これを親孝行というのは何だか違うぞ、と思う)。

 3時起床、5時まで特講添削後に入浴。台所で朝食を作っていると母君が起き出して来られる(台所の電気と換気扇とを点けるのにお気づきになる)のでお茶の準備。豚肉と野菜との炒め物をメインに据えて、野菜サラダと目玉焼きと。豚肉が余ったので、それはごま油で炒めてお弁当の一品にします。母君にプレートをだしてからそのままお弁当作り。スクランブルエッグを作ろうとしたら玉子が1つしかなかったのでとろけるチーズを混ぜ込んで嵩増し。「もりき」で常連のH先生から戴いたチーズ燻製があるのでそれも一品扱い(インチキ!)。Hさんの炊き込みご飯はレンチンして小さめのおにぎりに。ラディッシュの酢漬けは「梅の花」の直売店で買った物、あとはプチトマトと茹で置きのブロッコリー、ほうれん草のお浸し。
 7時入りの学校職員室。「こんなこと始めたんだけど」と英語科パイセンに弁当をお見せしたら、「あたしの女子力超えんなよ!」と叱られてしまいました。

 8時までは担任雑務、8時からは面談、SHRの後で1限は板書準備、2限は文系の記述授業でその添削は3限の内に終了。4限に夏休み課外授業の時間割作成(教務部の仕事)、昼休みに面談の後、5限に自転車で自宅まで往復してから夕食の支度。今日も冷蔵庫で夜まで保存できるメニューなので、刺身やサラダなど冷たいメニューばかりで申し訳ない。
 申し訳ないと言えば、6限会議の後、7・8限の特講(京大文系)に参加した生徒にも申し訳ない。明日の朝に添削答案をお返しするべきなのですが、明日の朝は生徒会認証式で朝から(教室ではなく)体育館集合となっているため返すことが出来ません。ということで、答案の返却は「やむを得ず」帰りのSHRで行うしかありません。とするなら、明日は授業無しだから特講の添削は午前中に学校で行えば良いんだなぁ。そっか、早起きして書斎で添削とかしなくていいんだぁ(うへへへへへ)。

 神様は私に味方をしてくれているに違いありません。今夜はアレなのよ、戸川の純ちゃんのライブが薬院で行われるのよ。19時からだから18時特講終了後にタクシーぶっ飛ばせばK市23分発の特急に乗れるのよ。したら、ライブ会場に開演5分前には到着するのよ。今日のライブはゲストにDJとして掟ポルシェさんの参加が決定していて、開演前に彼の選曲した数々の曲が流れるそうなんですけれども、それを味わうのは無理そうですが本編は1曲目から味わえるのよ。
 薬院天神でライブなどに行ったら、移動で体力も使うし寝る時間も遅くなります。未明の添削が回避されたのは本当にラッキーでした。という訳で、開演3分前に会場に飛び込んで、先ずは1ドリンクのビールを一気に呷る!

 戸川純ライブ@FUKUOKA BEAT STATION
 ①ヴィールス ②NOT DEAD LUNA ③大天使のように ④12歳の旗 ⑤lilac ⑥吹けば飛ぶよな男だが ⑦金星 ⑧ヒステリヤ ⑨神聖ムウ帝国亡国歌 ⑩フリートーキング

 ……愚挙だとは解っているんですが、ライブ、1部終了後に会場を後にしました(全ての単独ライブは2部制で、1部の最後が「フリートーキング」だというのが定番です)。いや、声も出てる(どんどん回復してる)し一部の曲では立ち上がって歩き回りながら歌うサービスまで(純ちゃんは腰の病気の都合で現在椅子に座ってしか歌唱が出来ません)。素晴らしいライブなのは解ってるんですけれども(2部のセットリストを調べて後で悶絶しました)、それでも仕事と家族とが大事なのよ。何だか、身体を労らないといけないような気がしたんです……って言いながら二日市「月空」に寄り道で軽く飲んで帰ったんですけど、これは普通の夕食だから許して。
 そして、今日のライブは1部10曲の中に超絶の2曲があって、「神聖ムウ帝国亡国歌」に、まさかの「12歳の旗」! 宮村優子に初潮を歌わせた快作(怪作)のセルフカバーを聴くのは初めてでとても嬉しかった。そして、その「12歳~」の前のMC中に少し懐かしい卒業生から着信があって、ロビーで出てみたらそうか今日は6月1日だったねと気づかせてくれる大変御目出度いご報告。御目出度うと電話を切って会場に戻った瞬間に純ちゃんが曲の歌い出しフレーズ「今夜は赤飯だ!」と叫んだのは、これはまぁ偶然のこと。

 22時30分過ぎに帰宅後、即就寝(ライブを最後まで観ていたら確実に日付が変わっていました)。
 2部、観たかったなぁ、明日の弁当、どうしようかなぁ、などと考えながら健康に睡眠。それにしても、年とったなぁ、私。

ああ 情熱のサイクリング・ブギ

 大切なことを書き忘れていました。10年前に捨てて以降もう使わないと決めてた自転車、遂に再購入です。あると飲酒運転をするだろうし歩き癖をつけときたいし(肥りたくないし)、で見送っていた自転車ですが、三食作るために学校と自宅とを往復してなんて時間が「日常性の維持」に入ってきたら、もうなりふりなんて構ってられませんので。ママチャリが良かったのですが(カゴがあるし)、183cmの足長おじさんの体型に似合ったママチャリは存在しないと店員さんに言われ、促されるままにスポーティなやつを買いました。ら、これが軽くて動かしやすくてとても便利。但し、基本的に出勤退勤は徒歩が良いと思っているので、学校に置いておき、学校からどこかへ往復するときに使うというようにしようかと考えているところ。

 さて、3時起床。昨日の文系東大特講を5時まで添削。昨日の内に回収答案に少しだけ手をつけておいたので、2時間で集計まで終了しました。5時から入浴の後、5時半から母君の朝食を作ります。
 鮭を2枚焼いて、1枚は母君の朝食、もう1枚は半分にカットしてそれぞれを2人分の昼食弁当へ。母君の朝食プレートには、1/2スペース(長方形)に焼き鮭、1/4にはHさんからのだし巻き、野菜サラダ。その後、買っておいた豚肉と野菜とを使って肉野菜炒め(ごま油、中華スープの素を入れて炒めて、最後に白ごまを振りかけました)を。起き出してきた母君にルイボスティーをお出しして、朝食のプレートをテーブルに。母君がゆっくりゆっくり箸を動かしているのを見ながら、私の弁当には肉野菜炒め、焼き鮭、ソテーしたウィンナー、ポテサラ(コンビニ)、卵焼き(Hさん)、ひじき(「もりき」マスター)、炊き込みご飯おむすび(Hさん)、冷凍のアップルマンゴー。母君の弁当には炊き込みご飯を入れる必要がないので、その部分にキャベツのサラダを。弁当を作り終わってから母君のお茶を煎れ直し、調理器具等の洗い物を終えたら7時前でした。

 仕事着に着替えて徒歩通勤。手に提げた紙袋に弁当が入っているというのにどうもむず痒さを感じます。7時過ぎに学校に入り、学級日誌担任感想等の雑務、8時から生徒面談で8時半に職員朝礼。SHRの後は授業準備その他仕事があって、4時間目が文系二次対策授業(今日は東大98年の西谷修)。昼休みと5限とを使って自転車で自宅まで往復(途中、郵便局に行って浪人生に頼まれた添削答案を郵送)。
 自宅では、14時からの絵画教室に出掛ける母君のお見送りをした後、夕食を作ります。今日は、夕方前に作って冷蔵庫に入れておくということで、冷たいものだけでメニュー構成(ご飯とお茶とが温かいものですね)。プレートの下半分(1/2)にはスーパーで買ってきた鯛の刺身をそのまま。1/4の一方は野菜サラダ(プチトマトと茹で置き保存のブロッコリーは本当に便利ですね)、もう一方にはおかずプレートを2つ入れてラディッシュの酢漬け(市販)とほうれん草のお浸し(自作)と。ほうれん草のお浸しは、67回生が高1の家庭科調理実習で作ってたのを思い出しながらレンチンでやってみました。ラップを縦横二重にかけて冷蔵庫へインしたら、そのまま自転車で学校に戻ります。
 6限の時間に4限の答案を添削してこれは帰りのSHRで返却、そのSHRと掃除との後は、昨日と同じ鈴木忠志の問題を使った東大理系現代文特講です。特講終了後、19時まで添削を行って進捗は30%程度。添削の続きは未明の書斎に回して、徒歩で帰宅は「もりき」経由。独酌は唯一の一服、取りあえず暫くは弁当と朝食・夕食プレートとを写メって保存しておくことにしているのですが(最初にお弁当箱を持って行った時に事務嬢さんが「写メらせて!」と仰ったので思いつきました)、マスターと奥様にお見せしたら「無理しすぎ」と言われました。小さいお弁当箱になら、3・4品を詰めれば十分だと仰る。今はまぁ、練習期間で色々入れてるだけだですからねぇ、などとお答え(こんなのがいつまでも続くとまでは自分を信じていない)。

 21時就寝。暫くは本を読む時間がねぇずら。

なぜだろうか みんな優しい心になる

 5時起床で入浴の後、母君の朝食を作りました。スーパーの唐揚げの残り(1切れ)をチンして、塩鯖を3切れ焼きます(1切れが朝食)。後は野菜サラダとご飯、これで母君の朝食は終わり。起き出して来られた母君にお茶と朝食とをお出しして、次には昼食、2人分のお弁当作り。
 ランチパックのたまごを買ってきていたので、2枚とも四角く4分割して8切れ、これを4切れずつシェア。プチトマトとサンドイッチで横長の弁当箱の1/3が埋まりました。続いて、残る2/3におかずカップを4つ詰め込んで、さっき焼いた塩鯖1切れ、「もりき」の筍煮、「もりき」のひじき、ソテーしたウィンナーを。若干のスペースが余ったので明太子も。こんなインチキで7種類のおかずが入った! ビバ弁当!
 料理(もどき)の時に大変なのは並行して洗い物をしないといけない所ですね。お弁当を詰め込みながら、包丁・まな板・フライパン・タッパーを次々に洗って、弁当とシンクとを行ったり来たりする手はそのたびに洗ってタオルで拭くから直ぐにタオルがびちょびちょになってしまう。これってみんなどうしてるんだろう、事務嬢さんに相談だ! とか考えているうちに母君が朝食を食べ終わったので、お茶を入れ直してから朝食のお茶碗とお皿とを洗う。
 ……出来ない訳ではない、続かないこともなさそう。ですが、朝食を作り始めてから弁当2つ作って洗い物まで終らせる、というのは1時間の作業だということが解りました(慣れていったら時短出来るのかどうかは想像もつきません)。たった2回目の経験で生意気を言うようですけれども、世の主婦、天才じゃない? 食事を作るのって、頭と身体とを滅茶苦茶使いますよ。

 私「……というわけで、明日の朝は特講の添削と炊事とを朝の内に終らせて出勤できるか、実験してみます」
 嬢「先生、腰痛くなかったです?」
 私「ご名答! 何で?」
 嬢「先生のお家のキッチン、内覧の時に見たけど、先生の身長ならちょっと屈まないといけないから大変だなぁ、って。まぁ使わないだろうからって無視してましたけど」
 私「そうそう、ちょっと低い。どうしようかなぁ」
 嬢「キッチンマットを敷いたら、少しは緩和されると思いますよ。スリッパの手もありますけど、履くとちょっと背が高くなるから逆効果かも」
 私「……天才か。あ、そうそう、料理と片付けって滅茶滅茶手洗うでしょ? タオルとかふきんとかが何枚あっても足りなくてですね」
 嬢「……キッチンペーパーっていうのがあって、手拭きにもふきんにもなるやつがありますよ。1回使う毎に捨てればいいんです」
 私「……人間、偉大かよ」
 進路指導室でお弁当を食べながらの会話。なんかこう、人生をやり直してる感じですね。事務嬢さんが人生の先生。

 さて、そうこう言いながら本日は授業5コマ、放課後には文系東大現代文特講(鈴木忠志『内角の和』から激難問)があるという目の回る一日。ノンストップで働いている間は家事のことなんか頭の中から消え去ってますのよ。
 東大特講、45分で解かせて(その間に板書準備やその他の仕事を)、10分休みの後35分で(本文を全文朗読しながら)解説をするという流れ。の後で答案を回収したら、回収した答案と洗い終わったお弁当箱とを鞄に詰め込んで帰宅、途中にスーパーマーケット、これからの日記には登場しまくるであろう血痰ネーミングスーパーマーケット「You Meマート」に寄って食料品とキッチンペーパーとを買い込んでから帰宅。

 今朝、一ヶ月ぶりに母君の掛け布団をコインランドリーでクリーニングして、引き取りをご近所のHさんにお願いしたら快く引き受けて下さいました。帰宅後、買い込んだ食料品を一旦台所に置いてから、その布団をHさんのご自宅に引き取りに伺いました。ら、Hさんが私の母君にご挨拶を、と。2人で私の自宅まで徒歩。Hさん、わざわざ卵焼きと炊き込みご飯とを作ってきてくれてます。
 自宅に戻ってから母君の部屋着を調えていただき(靴下を履いていなかったので履いていただき)、玄関でHさんとご対面。おぉ、実母とK市の母との邂逅! 母君は足取りこそふらついてお出でですが、ご無礼なくご挨拶をしていただけて安心。Hさんをお見送りの後自宅に戻ったら、母君開口一番「とっても大きくて、ご親切で、とっても大きい方だったわねぇ」としみじみ。うん、解ります。無償の愛の権化みたいなHさんは、初対面の相手を極端に警戒する傾向のある母君の心にもするりと入っていったのでした。ただ、母君はどうやらHさんを民生委員的な方だと捉えかかっているご様子(否定もしませんけど)。

 さて、母君の夕食を作成。そうそう、今日の帰りには近所のディスカウントストアにも立ち寄って、魔法のアイテムを買ってきていたのです。朝食・夕食用の正方形プレート。下半分が1区画、上半分がそれぞれ2つに別れて(1/4ずつ)2区画、計3区画にこれから毎食のおかずを入れます。そしたら、洗い物が楽!
 というわけで本日の夕食は、左1/4に先ほどHさんから頂いた卵焼き(だし巻き)、右1/4に野菜サラダ(ドレッシングは本日購入のしそドレ)、下1/2に魚のみりん漬け(フライパンで焼くだけのやつ!)と市販の漬物。後は白ご飯とお茶。
 母君がお食事を召し上がっている間にフライパンと包丁・まな板とを洗う。その後、先ほどのHさんにお礼のご挨拶に行くという口実で家を出て(食事も済ませて来るからプレートとお箸とをシンクに置いてからお休みになるようお願いして)「もりき」へ。まぁ、実際そこでHさんと合流するわけですから完全な嘘でもない訳です。マスターには昨夜お借りしたタッパーをお返しして、軽く飲んでから帰宅、就寝21時。

コウカイの味 アホカイナです

 福原麟太郎『人生12の智恵』読了、★★★。「タイミング」に相当する日本語が「間拍子」だというのに正しく膝を打ち。普及の最初はスポーツニュース(要は野球)だったんですねぇ。トリビア雑学的な意味だけでなく、講談社学術文庫のエッセイ作品は折々に読んで脳と心とを洗うために役立てています(何度でも書きますが、上田三四二『無為について』は関わった生徒全員に読んで欲しい)。

 本日は模試の2日目で監督業務のみ。試験監督が無かった100分を利用して、いつもお世話になっているクラスの某くんから自転車を借りて自宅まで往復。途中、ディスカウントストアで500ml程度の小さいお弁当箱(『となりのトトロ』の絵柄の子供用)を2つ購入して、スーパーマーケットで幾つかの食材を買い込んで。

 帰宅後、早速台所に立つ私。塩鯖はそのままフライパンで焼ける物を購入したので火に掛けるだけ。その間に、野菜サラダをおかずカップに乗せてドレッシングは事務嬢さんの大分土産(柚胡椒ピリ辛)、その上にハーブ入りのチキン(市販)をスライスした物を乗せます。レンジではミニトマトを半分に切ったやつの上にとろけるチーズをまぶしてそのままチン(担任団の世界史先生に教わった時短料理)。塩鯖が焼けた後のフライパンを洗って今度は半分にカットしたウィンナー。
 塩鯖、トマトチーズ、ウィンナー、野菜サラダ、を詰めたら小さなお弁当箱はほぼ一杯。ですが隙間を作って赤と黄色のプチトマトを更に1つずつ。

 昼間っから弁当なぞ作ってどうするのかというと、試しにこれを夕食にして下さいと母君にお願いするのです。おかずはお弁当箱に詰まっているから、後は白米をジャーからお茶碗によそってお茶を入れるだけ。少食且つ食に無頓着な母君は外出もせず碌な栄養も取らないまま最近の心身疲労、それなら私がゼロからのスタートで調理を覚えて食事を準備した方が良いのではないかなぁ、などと。簡単に言うと、これから三食準備します、というね。

 学校に戻り、夕方まで仕事をした後は「もりき」経由で帰宅。
 「まだ実験段階なんだけどねぇ」と言う私にマスターは「忙しいいけのっちゃんに食事までってのは酷な要求じゃない? それより宅配サービスを利用すればいいっちゃん」と半信半疑で、そんなことを言いながら突き出しのひじきとタケノコ煮とをタッパーに詰めてお土産にしてくれました。そうそう、今は大学生になった2人のお子様が高校まで食べてたお弁当には、お店の突き出しが結構使われてたんですよねぇ。
 帰宅後のリビングは真っ暗で母君は既にお休み。一応、空になったお弁当箱が洗って置かれてました。

助けて(ヨーシャはしない)

 昨夜は帰りが遅く、今日の起床はいつもより1時間遅れてしまいました。朝、母君と一緒にバタバタと朝食(御飯、メシ友、サラダなど)を準備しつつ、私はそれを一緒に食べる時間がないことに気づいたので、ふと思い立って「お弁当」に詰めてみることに。弁当箱など勿論ありませんので、横長のタッパーで即席です(近所のセブンイレブンに走って、おかずカップを買ってきました)。

 先ず、余り物の野菜、キムチ、母君の買ってきた唐揚げの残りを刻んだ物、を一緒くたにフライパンで炒めて「野菜と鶏肉のキムチ炒め(インチキ)」を作りそれをメイン(タッパーの1/3)に。残りは1/6×4となるようおかずカップ使って4区画。その中に、「トマト切っただけ」「明太子(市販)」「卵焼き(市販)」「牛肉と牛蒡のしぐれ煮(事務嬢さんからの大分土産)」を詰める。インチキもインチキですが、赤も緑も黄色もあって「お弁当」っぽくはある。御飯は別の小さな小さなタッパーにぎゅう詰め。

 学校で事務嬢さんにネタっぽく半笑いでタッパーをお見せしたら、普段から生活力がゼロどころかマイナスであるということをご承知でいらっしゃるだけに驚きも倍増、「凄いじゃないですか立派なお弁当じゃないですか美味しそう!」と大袈裟に褒めて下さいました。
 嗚呼素人の悲しさ、で箸を忘れていたので別の先生から割り箸を一膳いただいてモソモソと食べる……味は悪くない(ってそらそうだ、市販のものだらけなんですから)。

 本日の高3は外部模試受験(初日)で教員の仕事は試験監督のみ。前半の試験監督100分の時間+αで土曜の特講の答案を添削。
 夜は、63回生教育実習生(数学Mくん・化学Kくん・化学Sくん)の歓迎会です。土曜の夜に考えた通り、和洋中以外の結果「メキ」を選びました。メキシコ料理「E」でコース料理飲み放題。5400円で超絶満足、勿論実習生3人分の料金は教員4人(67回生担任団の体育・数学・国語、と高2で副担任だった英語先生)で割り勘。新潟大学に進学して日本酒にはまったと噂に聞いていたSくんに「日本酒がない店でごめんね~」と謝ったら、「その、私が日本酒にはまったっての、嘘とは言わないけど大袈裟ですよ。どっから聞いたんですかそんな話」と言われました。「主任です」

 これを書いている時点(6月15日)ではもう実習は終っているし、言うと下品で下品は大好きだから言うんですけれども結構な金額の飲み代を奢りましたし、実習生のあれこれを書いても大丈夫だよね?
 取りあえずKくんのいちばんの思い出。九大理学部で学年総代なんていうKくんですが、高3春の英語補習(本日歓迎会に参加の英語先生とマンツーマン)@職員室、での衝撃的なやりとりは永遠に忘れないし会うたびに言い続ける。英「じゃあ、この『何かお手伝いすることは?』という店員の挨拶は英語で?」 K「Can you help me?」 英「……無理」

形もなくなる もうすぐ出来上がり

 明日配布の学級通信は既に印刷をしていますし、京大理系特講の添削は明日の外部模試監督中にすれば良いし(模試の日は朝ではなく下校時に返却です)、どうしても学校に行かなければ出来ない仕事が一切無いので、本日は自宅で過ごすことに。朝は書斎で書き物をしたり模試(こちらは出題確定)・入試(こちらは趣味で作って出すあては無し)用の自作問題を推敲したり。昼前に買い物に行った後、ふと思い立って冷蔵庫の残り物を刻んで炒飯などを作ってみたり。包丁を握るとかフライパンを振るとか、私ったら何をやってるんでしょうみたいなもんですけれども、まぁ「実験」として。母君とシェアしたんですが、「美味しい?」と伺ったら「……ん」と微妙なお返事でした。母君の夕食はスーパーの唐揚げだとか野菜を適当にサラダにしたものやでお任せして、私は14時に自宅を出発、西鉄K駅から特急30分で天神です。「ジュンク堂」で軽く買い物をした後は、本日のメインイベントである新居昭乃さんのライブ。

 新居昭乃『Little Piano Tour vol.8』@福岡ROOMS
 ①Little Wing ②三日月の寝台 ③魂の扉 ④小鳥の巣 ⑤サリーのビー玉 ⑥Fly me above ⑦秘密の花園 ⑧花数え ⑨Soul of A.I ⑩窓枠の花 ⑪The Moonlit Song ⑫音叉 ⑬A Moment And Light ⑭蜜の夜明け ⑮NEW WORLD ⑯REINCARNATION ⑰砂の岸辺 EN①妖怪ゴーゴー EN②キミヘムカウヒカリ EN③at eden EN④Stay

 100人程度の会場でピアノ弾き語り(録音バックはあり)という『Little Piano』は毎回、アットホームまったりの雰囲気が醸成される記憶だったのですが、今回は昭乃さんの声の張りが良かった(時々「ロックだ!」って思うくらい)こともあって①から前のめりに引き込まれた感覚。アンコールのMCでも「お客さんが集中して聴いて下さって(大意)」の言があったので他の観客も同じでそれが演者にも伝わった様子です。これまであまりライブで聴いた記憶がない③④⑪⑰や、カバー・新曲の③⑧⑨⑬等選曲も嬉しく。アンコールでは8歳の時に作った人生初制作の楽曲(『ゲゲゲの鬼太郎』インスパイア!)「妖怪ゴーゴー」を披露、「天才ですね、当時の私」とこの1曲だけは完全アットホームでした。あと、流石ゲーマー昭乃さんだったのは人気曲②(私も多くのファンと同じく、『ぼく地球』から昭乃さんにはまった口です)が『ドラクエ』をやりまくってた時期にBGMから影響を受けて出来た曲だという裏話。

 帰りは二日市「月空」へ寄り道。健康睡眠。

白い手は とても小さくなった

 本日も授業が無く、半ドンの午前中はゆっくりゆったりと仕事(授業準備や月曜配布の学級通信作成など)。遊びに、じゃない打ち合わせに来ていた我らが63回生Kくん・Sくん・Mくんとお話したり。

 63回生が(普通に進学・進級したら)大学4年生なんです。私が初めて担任をして、私の30代前半の私生活を蒸発させることに貢献してくれたあのお生徒さんたちがもう直ぐ就職だなんて、しみじみしますねぇ。
 で、前述のK・S・Mくんは来週月曜から3週間(Sくんだけは2週間)の教育実習なんですね。Kくん・Sくんは化学、Mくんは数学。今日はその教育実習の打ち合わせに来ておいでなのです。私の担当している67回生は高校3年生で、中1と高3とには実習生は入れないことになっていますから、実習自体で私と接点があるわけではないのですが、まぁ63回生の担任・生徒の関係ですから当然何回かは(っつーか何回も)飲みにつき合ってもらうことになりますわな。Kくん・Mくんとは過去に飲みに行ったことがある……っつか、Mくんとはこないだ餃子「T」~小料理「S」とかいうコンボを決めたばかりです。

 っつわけで、昼過ぎに(残念ながらSくんが先に帰った後で)職員室に残っていたKくん・Mくんに話しかける。
 私「きみたち」
 K「何です?」
 私「来週の月曜、実習初日に早速歓迎会をするわけだが」
 K「初日に? 嘘?」
 私「そらそやろ。本格的に授業が始まる前の見習いの時期の方が飲みに行きやすい(←本格的に授業が始まっても連れて行く気満々)。67回生担任団の数学・体育・英語には話がついてます」
 M「ありがとうございます。で、どこに行くんですか?」
 私「それよ。何が食べたい?」
 M「この間は中華に連れて行ってもらいましたよね。洋食はいつも食べてるから……和食で!」
 私「心得た。でだ」
 K「何です?」
 私「今晩空いてる?」
 K・M「「空いてます」」
 私「なら、月曜日にどんな店に行くのか考える飲み会しない?」
 K「アホだ。行きます!」

 半ドンの放課後、一旦自宅に戻る。母君は相変わらず心身の充電が足りてない様子で、一昨日の絵画教室には辛うじて出かけたもののそれ以外は一歩も。いい加減あれなんで、丁度米も切れたところですからその買い出しに強引に誘い出しました(一緒に行きましょう、と言って嫌だとは仰有いません)。
 小脳への転移は、先日デパートで失神なさったように何が起こるか分からないという怖さがありますし(あれで母君は臆病になりました)、歩行に明らかな影響が出る程度にはバランス感覚を麻痺させます。自宅の中での移動は(緩慢ながら)全く問題ないのですが、家の外では私がずっと手を引いて歩きます。ペンギンの散歩をスローモーションにした歩き方に、早足の私がよく耐えられるなぁと自分に感心しながらゆっくりゆっくりと手を引きます。井上陽水がデビュー曲で「母の細い手」と歌ったのは20代、でもきっとその時の彼はまだ「母」の手を引いて歩いたことはなかったんじゃないかなぁ、実際に手を引かなきゃ細さは解りません。

 買ってきたお米(無洗米)を早速炊き始める母君。ゆっくり、ゆっくり。私は入浴後に学校に戻り、15時半からの特講(京大理系現代文)です。京大は解答欄が広く解答だけで50分、休み時間の10分を挟んで解説を(本文を朗読しながら)30分もすればそれだけで100分(2コマ)なんてあっという間です。

 添削は明日以降の業務(本来なら月曜の朝に返すべきなのですが、月曜が外部模試初日で朝は受験票記入以外の配布物などが出来ず、返却は下校時になります。要は日曜でなく月曜午前中の添削でも良いということ!)にして、Kくん・Mくんと西鉄へ。Kくんの運転する車での移動です(Kくんは今日は市内に車を泊めて電車で帰るそう)。西鉄近くの色々な店が月末土曜で満席という状態にやや手こずりましたが、方々を当たった結果シティプラザ近くの和食「K」に落ち着きました。「月曜に何を考えるか考える」という大義で集まったものの、話題はほぼ全て67回生の面々の近況報告(告げ口)と高校時代の思い出(懺悔)。Kくんはあんまりお酒が強くなくてそれでも飲み会の場は大好きみたいなタイプ、Mくんは流石「駒場三大飲みサー」(バレー)のメンバーだけはあるという印象。
 実習中の卒業生に無茶はさせないということを立証するかのように1軒だけでちゃんと解散しました。解散前。
 私「和食……食べちゃったね」
 M「もう満足しました」
 K「結局月曜何食うかとか話してないし」
 私「まぁ、和洋中以外だったら良いんでしょ? 韓とか印とか。適当に探しとくわ」
 ……「メキ」かなぁ、など考えながら帰宅……は取りやめて、独りで文化街へ向かい、ライブバー「A」で独酌。6年前くらいに退店したバーテンのHくん(メチャクチャ面白い子)が復帰してたのに驚きつつ喜ぶ。

 〆にラーメンまで食べてしまいました。文化街の老舗「K」は、客に麺の固さを委ねたりする無粋をしないから好き。