人生○×絵かきうた

 4時起床後、書斎で数日分の日記更新、入浴。
 7時に学校に入った後は、コーヒー飲んだりトイレに行ったりTwitterやったり教室整備したりサッカー部圧勝を他の先生と喜んだり、等々の小休憩を挟みながらず~っと採点。昨日の予測通り、10時間の作業・1時間の休憩、合わせて11時間の所要で、全てが終わったのは18時ジャストでした。採点好感触、紙に向かう時の誠実さがどうか報われますようにという感想(手前味噌で何が悪い!)。
 合唱部指導で出勤なさっていた主任地理先生の車で自宅まで送り届けていただき(道中の来年度人事大予想トークが面白かった)、入浴後に「もりき」で読書独酌。

 仕事ばかりをしている訳でなく、ある種それ以上に真剣になるのが年末上京の店選び。取りあえず、夜は全部決まりました。
 25日(月)……新宿「鳥茂」(56回生)
 26日(火)……新橋「ニッポンまぐろ漁業団 新橋店」(61・63回生)
 27日(水)……大手町「ソルト バイ ルークマンガン」(55回生)
 28日(木)……新宿「十徳 新宿本店」(61回生)
 29日(金)……渋谷「三魚洞」(TQC18期)
 新宿「十徳」は61回生Aくんの渋いもの(豆腐だとか揚げだとか)が食べたいというお爺ちゃんなリクエストに応えて。これ以外の店は、まだ一度も訪問したことがない場所ばかりなので楽しみです。「鳥茂」はその名に反して「焼きとん」のお店で、「焼きとん」屋に行ったことがないので選択。「ニッポンまぐろ漁業団」はマグロが食べたいという63回生Eくんのリクエスト(中野の某有名店の方は3週間前の電話でも駄目でした)。大手町「ソルト」も初体験の領域で、55回生Tくんと2人で「オセアニア料理って何だろうね?」と今からワクワク。渋谷「三魚洞」は故・石橋エータローが店主を務めていた老舗。私は石橋財団ブリヂストン)から受けた敷地で働いている人間で、オツカル様はクレイジー・キャッツの大ファン、とくれば正に2人のためにあるお店でこれまで訪問していなかった方が不思議です。
 道中お世話になる皆様(の中の何人がここをご覧かは判りませんが)、どうぞ宜しく!
 ……あ、28日(木)のランチは未成年(65回生)3人とだからその店も決めなくては。

そういうお主は?

 3時半に起床、書斎で昨日の東大漢文の添削。2日前の「化けた」という印象を覆さない感触だったので、あぁ、これは「本当」かも知れないな。来週の金曜が(センター前の)最終回、そこではっきりするでしょう。04年度文系専用問題、優しくも難しくもないレベルの問題を投げてみます。
 添削終了後、7時に職員室入りして(高3文系、東大以外のコースの)授業板書準備。二次試験に漢文が必要な生徒は漢文、漢文がなく近代文語文が出題される可能性がある生徒は近代文語文、を解かせます。別々の問題なので、解説も時間差で別々。1限の授業後は、昨日はほぼ全く手をつけられなかった高2現代文定期テストの採点をガシガシ。10時から12時半まで行って進捗は3割弱。残り8~9時間で採点・集計が終了。解答解説プリントの作成と合わせて10時間を見ておけば間違いありません。ですが、本日の業務はここまでで、半ドンSHR・掃除の後は定時退勤。

 タクシーでリハビリステーションに向かい母君と合流の後、市内某施設の会議室に向かいます。目的はとある癌サロンへの参加で、これは市内の患者団体が市や複数の病院の講演を受けて月一で開催されているイベント。先日、母君がF校親玉病院に定期受診の際、主治医の先生に紹介された病院付の社会福祉士の女性と面談を行った時に勧められて初参加です。
 患者と家族なら誰でも参加出来る集いは、ミニ講演(1時間)と交流会(1時間)。今月は講演がなく1時間・1時間の前後半で車座の体験談交換という形式だそうです。私は、母君の後ろに椅子を置いて(車座には加わらずに)影の参加。本業や社会的立場のことは語らず、それぞれの患者さんが治療体験を披露しあいます。病院毎の治療スタンスの違いだったり、治療法ごとの合う合わないだったり、家族とのやりとりだったり。初参加の母君は短いご挨拶だけでず~っと聞き役です。
 デリケートな集いなので詳しいことは書けません。が、どなたかが(半ば冗談で)患者に対して大変つれない態度だったという医者(大病院)の悪口を言った時には、思わず「あぁ、解ります。お前が医者になるってのはどうなのよ、ってのが医学部に進学しますからねぇ」と間の手を打ちそうになっちゃいました。

 本日は前半1時間で母君がお疲れのご様子だったので辞去。それはそうですよね、明るい話題ではないわけですから、こういう形式に慣れない人には負担が大きいでしょう。来月以降参加するのかどうかは、母君にお任せします。
 近くの喫茶店(勿論禁煙!)でケーキとコーヒー。母君をタクシーでステーションに送り届けてから、自宅に戻って書斎で仕事(学級通信作成)。入浴後に、バスで西鉄K駅へ向かいます。

 ボボボーボ・ボーナス! の記念に散在……で思いつくのが「もりき」の鴨だけだというのは悲しいですが、別に散在しなくてもいいからちょっと遠出をしようと思いまして、本日は二日市「月空」へ足を伸ばすことに。久しぶりに和牛モモのタタキ(カルパッチョ風)を食べよう、などと。
 となれば『セトウツミ』最終巻が必携、と思って西鉄の書店に行ったら流石K市は蛮地で未入荷。代わりに『図書館戦争 LOVE&WAR』の新刊をゲットしました。そして、もう1冊購入したのがちくま文庫の田口久美子『増補 書店不屈宣言』だったのですが、この著者写真を見て「あっ!」と思った。何という不覚。就職して以来、毎回の上京のたびに「聖地巡礼」と称して池袋ジュンク堂本店の逍遙なのですが、大抵必ず目を引く女性が1人。制服エプロン姿の店員さんと親しげに本の話をなさっている、小母様とお呼びするには立ち姿にオーラがありすぎる女性を見るにつけ、ロマンスグレーって女性の場合は何て言うんだろう、というかあの方はどんな方なんだろう、と。制服ではなくスーツだから店員さんではなさそう、じゃあカリスマ的なお客さん……? で、今日の著者写真で、あの方がジュンク堂副店長である田口久美子さんその人だということを知ったんですね。つゆ。

 「月空」では、最初に湯豆腐とカルパッチョとを注文。したら、湯豆腐が思いのほかがっつりとした量を備えていて、読書独酌2時間(瓶ビール2本と焼酎)が2品だけで保ってしまいました。最後に慌てて申し訳程度に串を注文。焼き鳥屋で串が申し訳ってのもあれですが。
 武田砂鉄『コンプレックス文化論』読了、★★★。サイン本でした。コラムニストとしての才よりもインタビュアーとしての才の方が発揮された本。毒ある文体を芸としている方ですが、インタビューの才は愛情が基本にないと発揮されないものだと思います。
 弓きいろ『図書館戦争 LOVE&WAR 別冊編(5)』読了、★★★。

小さな子供の昔に帰って 熱い胸に

 本日、定期最終日。7時半からぼちぼち生徒が職員室にやって来て現代文の質問(1限が出題なのです)。現代文で質問に来るということ自体が珍しいですが、そこはやっぱり真面目な回生だということですね。質問自体は鋭いものが多いです(要するに、ピンポイントで出すところを当ててくるんですね)。

 1限の出題。50分の試験時間中は、開始15分後、35分後に各クラスを回って質問を受け付けるのですが、今回は誰からも質問が出ませんでした。出題ミスがなかったということを意味するので一安心。
 今日は、朝から夕方まで長い長い会議があって、帰りのSHRも副担任の先生にお願いしているくらいですので、出題した試験の採点をする暇は一切ありません。会議を抜けたのは4限に高3(東大文系漢文)の授業があった50分だけで、この添削も自宅に持ち帰りです。

 夜は「もりき」にて独酌。鯨の赤身が入っていたので刺身に。本日はボボボーボ・ボーナス! の日なので記念の散在……でも良かったのですが、未明添削が控えているので自粛です。

 帰宅後。
 学級日誌に生徒が書いてきた「コタツ出れない」とかいう日直感想に「けっ、だらけやがって!」と感じていた私なのですが。これまでの人生で炬燵が置いてあったのは私が唯一呑まない場所である小倉の実家だけ。で、今回、初めて炬燵を自宅に置いたことで今夜が人生初の「ほろ酔い炬燵」だったんですが、あれですね。出られないどこじゃない、秒で寝ますね。0時に目覚めて呆然としながら布団に移動しました。いやぁ、文明恐いわ。

其処に欲しいものなんかない これ以上何も奪わないで

 定期テスト監督は「性悪説」に立って生徒を睥睨するという内規がありまして(確か監督業務専念とかいう文言)、私は「性善説」派なのでこういういや~な風習は偉くなったら絶対取っ払おうと思っているんですけれども、そもそも偉くならないことが解っているので、同期が偉くなったら飲み会で裏から手を回そうと考えています。
 
 小川剛生『兼好法師 徒然草に記されなかった真実』読了、★★★★★。
 「あらわれないのが透明人間」というのは阿久悠の天才によるフレーズで、確かに(例えば私は高橋英夫の文章で最初に読みましたが)兼好法師が純粋な隠者ではないのは有名な話。ですが、じゃあ彼は何者なの? と言われて説明は出来ない。ところへ、筆者小川氏が膨大な資料渉猟により兼好と俗世権力との人脈を逐一洗い出しつつ定説を覆し、最後は「遁世」の「吉田兼好」像の捏造者を指摘。その研究と筆致(時に筆誅)との緻密にはひたすら「凄ぇ!」の連打で、これは同じく中公新書の名著・中野三敏写楽 江戸人としての実像』に比する仕事なんじゃないかなぁ、と読書の感触。ただ小川氏、その名(剛生)の通りに全てが堅く、F校の文化勲章受章者・中野氏の文章に漂う「道楽」(遊び)は皆無に近いです。
 まっぴぃとやりとり。ま「そこここで賛辞を耳にしますね!」 私「いや、だって凄いもん。ただ、『すげぇ!』『興味深ぇ!』はあっても『面白ぇ!(笑)』はないかな」 ま「その二つがあれば十分楽しいね。よし買ってみよう」

 定期は1限の監督。その直後に年休を頂いて帰宅。本日は昼に自宅に炬燵が届きます。ですので、それ用に自宅の大掃除をしなくてはなりません。
 現在リビングの中央にあるテーブルは部屋の隅に寄せて、未読の本(100冊弱)とや最近聴いているCD(50枚弱)とを並べる棚として利用。敷いていたカーペットはクリーニングに出して(序でに20着前後の服も)、炬燵用の敷き布団を代わりに敷きました。その前に、家中の床を掃除機で掃除、してたらトイレと浴槽とを掃除したくなって脱線、で汗をかいたら序でにお風呂に入っちゃおう、と風呂上がりに飲む飲み物が無いから近くのセブンへ、どうせ行くなら隣の中華屋「H」で大好きな麻婆麺の昼食……と、家の中は片付けられていくんですけれども行動はどんどんとっちらかって行きます。
 引っ越し直後か、みたいにすっかり生活臭の失せたリビングに炬燵が届いたのは14時。運び込みから設置まで全て業者の方が(2人で)やってくれたので私は見てるだけ。木目の天板が気に入った横長のもので、家具・家電を買う時に「デザインが気に入って」というような心持ちになることが珍しいので、それを見ているだけでじわじわと嬉しかったりする独身のあはれ。

 16時頃、炬燵を見学がてら母君がご来宅。リハビリステーションから自宅までは自転車で20~30分というところですが、寒いし時間が遅いので今日はタクシーで来て貰いました。カイロやらコーヒーやらの手土産を受け取って、炬燵に座って貰ってちょっとだけお話……しながら「しくじったかなぁ」と思ったのは母君の拍子抜けしたご様子で、どうやら私が昼までに終わらせた掃除だなんだをご自分がおやりになるつもりだったようで、だったら別に来なくても良かったかも、というのを隠しはなさってますけれどもそこは母子ですから。
 結局、近くの惣菜屋で夕食を買ってきて2人でぼそぼそと食べた後、2時間ほどの滞在で母君はステーションへ戻られました。母君が寝られる布団は用意しており、何だったら泊まってもいいという事前の話でしたが、どうやら正月までお預けのようです。そもそも「世話を焼かれる(←受け身)」のが性に合わない方ですので、ご自分の仕事が無いなら今日はいいや、と割り切られたんでしょう。お帰りになる口実は、塗り薬(抗癌剤の副作用で足先の肌が荒れるのです)をお忘れになったというもので、まぁこれはでも半ば本当の話かな。正月滞在の時には忘れないようお願いしました。

 夕食は摂ったと言いましたが、小鳥かというくらい殆ど何も食べない母君のご相伴ですから私の食べた量も「もりき」の突き出し程度、結局夜は「もりき」に行ってホッケの半身を焼いて貰いました。母君が泊まって行かれるなら、今日は休肝日になったんですけれどもねぇ。あと、マスターとも話したんですけれど、ホッケって、いつの間にか無茶苦茶値段が上がりましたよね。

月よあたしも 同じ年

 定期中なら一度は職員室有志飲み会、というのは私と超ベテラン体育先生という63回生担任コンビのお約束(最低でもさし飲みを1回)なのですが、今回は体育先生が人間ドックのためお流れ。あ~、残念……と思っていたら、ふとした話で「昭和55年会」を開くことになり。現在、1980年(昭和55年)生まれの教員は、私を含めて5人。
 ①国語(私)……現在高2担任、②数学(同窓同僚)……現在時間割、③体育……現在中2学年主任 ④世界史……現在高3担任、⑤英語……現在高1副担任。
 ①~⑤はF校職員歴が長い順で、英語先生は今年が赴任1年目(ビール会社にお勤めの経験ありで、となると別会社のお勤め経験ありの67回生主任地理先生とは不和軋轢摩擦確執齟齬敵対紛議相剋の関係……って呷っても、じゃない煽っても仕方ないか)。教科も見た目も性格もバラバラなので、5人一絡げで同じ年だと言われても俄にはなのですが、本当に同じ年。
 で、③主任と④高3担当とは流石に軽々しくは誘えず、先ずは①②⑤で仲良く飲みに行ってみませんか……とお誘い、英語先生へのお声がけは初めてだったのですが、流石は元ビール会社「Beer we go!」のお返事です。

 さて、本日は定期テスト2日目で半ドンのテスト中は監督業務のみ。昨日はライブと飲み会とで久しぶりに0時過ぎの就寝だったので、今日の職員室入りは流石に8時を回りました(起きたのも6時半です)。
 で、高3はテストではなく通常授業(高3の定期テストは7月の第2回で終了)で、私は5限に文系東大漢文の授業。終了後は、帰宅して自宅書斎でその添削を一気に終わらせました。で、今回の添削で「あれっ?」となりまして。「この文系東大組、ちょっと良くなり始めた?」という感触だったのですね。この感触が正しいものならば例年より少し早い。偶然若しくは気のせいかも知れませんので、次回次々回で様子見ですが。

 55年会は幹事私で洋風居酒屋「B」にて。チキンのカレー煮・エビグラタン・マルゲリータ・イカスミパスタ……等々をもりもりと食べながら、ビールビールビールビールビール、私だけは途中から冷酒。私と数学とで学校に関するあれこれを喋り倒して、流石に1年目の英語先生は聞き役の時間が長かったんですけれども、取りあえずここまで明け透けに話すと初めての人はドン引きしないかなぁ、という事前の心配は杞憂でした。英語先生、ばっち来いでした。さすが、私が「悪者」のカテゴリに入るだろうと見込んだ方だけあります。また飲みに行こう!

 平日なので1軒でおしまい。帰宅後は健康に就寝。

泣きたい夜に一人はいけない あたしのそばにおいで

 年末の上京旅行の遊び相手が大体のところで固まってきました。「いつメン」(いつものメンバー)が中心ですが、今回は61回生のSくん・Aくんが結構なお久しぶりだったり、65回生(大学1年生)からお声が掛かったり(こちらは未成年なのでランチです)。理Ⅲ(東大医学部)4年生のSくんは今、附設時代の私の同級生(47回生)Oくんの指導で勉強をしているそうです(47回生からはOくん、でっくん、Kくん、と3人が現役で理Ⅲに合格しています)。

 3時過ぎに起床、自宅の書斎で日記更新と仕事と。本日は定期テスト初日で、私は出題がなく(高2現代文の出題は最終日の金曜)業務は監督だけ。半ドンで生徒が下校した後は、僅かなデスクワークをこなした後、15時から年休を取って帰宅、着替えて本日は福岡行きです。
 西鉄K駅で偶然合流したHさんと2人で天神行きの特急、本日の目的は中島みゆき「夜会工場vol.2」の鑑賞で、私はみゆきさんのライブ・舞台はもう10回目ですが、Hさんは初めてということでとても楽しみになさっている様子。「夜会工場」は普通のコンサートとは違い共演者の居る舞台ですので、歌うのはみゆきさんだけではなく、例えば共演者(植野葉子・香坂千晶・中村中・石田匠)やミュージシャン(杉本和世・宮下文一)もみゆきさん同様に歌います。要するに、(主演なので曲数は多いものの)最初から最後までみゆきさんが歌ってがなって喋って、みたいなワンマンショーを期待している人が観たら肩すかしを食らう舞台なのです。コンセプトから外れるので「慕情」を始めとしたニューアルバム『相聞』の収録曲も歌われませんが、客席にはそれと知らない人も大勢なんじゃないかな。Hさんは、夜会についてもお詳しいのでその点は心配なし(宮下文一、文さんの歌唱なども楽しみにしておられます)。

 1.二隻の船(inst) 2.泣きたい夜に 3.Maybe 4.LA-LA-LA 5.熱病 6.最悪 7.EAST ASIA 8.船を出すのなら九月 9.南三条 10.子守歌(inst) 11.羊の言葉 12.愛から遠く離れて 13.谷地眼 14.傷 15.朱色の花を抱きしめて 16.陽紡ぎ唄 17.帰れない者たちへ 18.フォーチュン・クッキー 19.我が祖国は風の彼方 20.百九番目の除夜の鐘 21.海に絵を描く 22.私と彼と、もう1人 23.ばりほれとんぜ 24.1人で生まれて来たのだから 25.すあまの約束 26.袋のネズミ 27.毎時200ミリ 28.思い出させてあげる 29.旅人よ我に帰れ 30.あなたの言葉がわからない 31.慕情 32.産声

 コンセプトを承知でも、やはり耳が行くのはみゆきさんの歌声で、2・4(大好きなシーン)・7・28・30などの歌唱には本当に惚れ惚れしてしまいます。最後のサプライズ(31)にも驚かされました(次のツアーが楽しみ!)。それに迫るほど感動したのは中村中お姉様の歌の巧さで、いや確かに地声が裏声に変わる所ははっきり解るんですけれども、それでも作られたものではない自然な女声でみゆきさんの持ち歌が歌われているのを生で聴くと「ほぅ」となりますね(8が素晴らしくて、Hさんはその時点では完全に生まれながらの女性だと勘違いしておられました)。

 「夜会」は大人のコンサートなので、始まりも終わりも遅めで、22時天神発の特急に乗れたのは奇跡。私もHさんもタクシーも全力で走って滑り込みました。夜は「もりき」で、感動の余韻を交換しつつお酒。明日の仕事を考慮して、酒量は少なめ、時間も1時間ほどでおしまいです。
 帰宅即就寝。

ここは今から倫理です。

 3時前に起床して、書斎で日記更新や仕事や(日記は、学校業務が一段落する冬休み、せめて年末の上京までには日付が追いつくようにしたいと考えています)。本日は明日からの定期テストを控えた最後の授業、高2現代文が5コマ(藤田省三「『安楽』への全体主義」の最終回)。
 授業の10分前(前の授業が終了した直後)に教室に入って、黒板消しと板書準備とを行うのですが、自分のクラスの前の授業が倫理だったようで、板書を見てみるとデカルトの心身論だったり寛容とは何かだったり自然状態の話だったり、数人の生徒が指摘するように「倫理と現代文とはえら被りです」 今回の定期テストでは最終日に現代文→倫理、という出題順でしたね。じゃあ、ちょっと勉強が楽なのかも。そうそう、だからという訳ではないのですが、今、雨瀬シオリ『ここは今から倫理です。』という漫画が少し気になっています。ここ数日で巡った3軒の書店では全て品切れ、電話で聞けば何と福岡ジュンク堂ですら売り切れという話でした。ふむ。

 2020年導入予定……というのが間に合わないんじゃないかと私はまだ疑っているんですけれども、とにかく導入予定らしいセンター後の新テスト、試行調査の問題が公開されました。国語は従来の4題(評・小・古・漢)のマーク式に記述式を追加で、時間は20分増の100分。従来のマーク式設問も一新です……とは言っても、他資料の援用・複数類似文章の比較等々、こういうのは悪いけど就職初年度からやってます。
 やってます、というのは別に個人が誇っている訳ではなく、F校がそういう問題を出すとこだから、それを踏襲しているだけに過ぎません。F校だけじゃなくて、ちょっと工夫をする学校ならどこででもやってることでしょうし、大体例えば30年前の共通一次芭蕉が出題されたときに研究書と対照させる問題があったように既出の手法ですしね。斉藤美奈子おばさまが近著でズバリ仰ったように、知性とは「これって、あれじゃん」なんですから。
 試行調査後に問題傾向が変更される可能性もありますから即断は不可でしょうが、国語は別に特段の対策(教え方の変更)は不要なんじゃないかなぁ、って印象(記述も含めてね)。しばらく前の西日本新聞に、F校の中学入試200字作文(2枚の写真を見て状況を説明させる問題)が大きく取り上げられていました。取り上げて頂くのは光栄なんですが、もしあれが「新テストに向けた」「新傾向の」出題だと思われたならそれはちょっと、と口を挟みたく。だってあれ、私が中学を受験した25年前には既に始まってた形式で、前世紀から連綿と続く伝統に対する我々の(あ、少なくとも私の)認識は「旧態依然」ですからねぇ。

 職員の誰に話しても「えっ、そのさし飲み、何か凄い裏がありそう!」と驚かれるお相手(さし飲みは初めてかな)、数学科の某先生にお誘い頂いて焼き鳥「T」カウンターに2人で並ぶ。「裏」なんてあるはずもなく、2時間ほど和やかにお話しただけです。何せ私がF中に入学した時にはもう教員として赴任しておられたベテラン先生ですので、話題は先生の方が豊富、私はもっぱら聞き役でした。

パカッピヨピヨパオーン

 3時起床、書斎で仕事や日記更新など。7時の入浴後には学校に移動して仕事の続き。明日の授業の板書準備やら、金曜日に出題の定期テストの作成(昨日大体出来上がっていたやつを校正)やら、高3漢文の週末までの授業準備やら、無闇にノルマを片付けてしまいました。

 11時に学校を出て、タクシーで母君のお部屋へ。コーヒーを入れて頂いて、お土産のケーキをつつきながら1時間ほどお話。ファミリーマートで2つ400円のショートケーキを1つずつだったんですが、超がつく小食の(多分、誰が見ても驚くと思います。1日1食の私から見ても「異常」です)母君が苦戦するのはともかく、じゃあ私も自分の分と(母君の残した)残り2/3を食べられるかと言われたらちょっとキツい。量というよりね、甘さがですね。大学生くらいの頃までは、ケーキの3つや4つやなんて余裕だったんですけどねぇ……あ、飲んでる最中なら今でも余裕です。ケーキもチョコレートも、ビール・ワイン・ハイボールとか、色々なお酒の肴になりますから。

 リハビリステーションから徒歩10分で西鉄K駅。で、ほぼ隣接のビルにある「梅の花」でランチ。日曜日はランチコースが無いので、一通り食べようとすればディナーコースを頼むしかないのですが、値段が高くなるのはまぁ良いとしても分量的にキツいというのがあります。ので、それよりも更にコスパが悪くなりそうな単品注文をするしかなく。幸いなことに、顔なじみの店員さんがハーフサイズが注文できるメニューを挙げて下さったので、それを全部注文したら結局ランチコースよりも安く済んでしまいました。ラッキー。豆腐料理だから、勿論ビールと日本酒。読書独酌です。
 店を出たら15時、起床から12時間ですのでほぼ一日は終わった感覚です。20分ほど歩いて自宅に戻って、入浴後、軽く本を読んだり3DSをプレイしたり安定の堕落。1時間ほど仮眠の後、年明け3日・4日の卒業生飲み会の店へ電話予約(前者居酒屋「S」、後者肉料理「I」)など堕落。そのまま3DSなど堕落。からの入眠。

 中川右介阿久悠松本隆』読了、★★★★。

これがロックビジネス これがフォークセールス

 本日は授業が3限のみ(高2現代文)でしたが、残りの時間で来週出題の定期テストの問題を作ってしまいました。2日前の日記に書いた通り、藤田省三「『安楽』への全体主義」については『ドラえもん』とセットで出題、という大枠が出来てしまっているからです。最後の授業(月曜日)を待たずして、全ての設問を完成させ、解答用紙まで作ってしまいました。

 藤田省三「『安楽』への全体主義」の授業。「不快」と経験を切り結ぶことを拒否し、不快を生む「不快の源」の殲滅を願ってやまない心性について。例え話は、受験勉強という「不快」の殲滅を願う受験生の話。受験勉強は役に立たないという思い込みと、不快故に存在自体が悪という認識とを前提に、如何に少ない勉強量で効率よく通るかにのみ固執し、最低限の努力でギリギリ合格したことを、恥じるならまだしもクールでクレバーだと誇る(例えば「合格体験記」でやたらイキり倒すような)人間にだけはなるなと私が言う理由。は単純で、そういうタイプは合格した大学(やその先の企業)を「こんなに勉強してない俺すら通す場所」だと馬鹿にするから。少ない努力でギリギリ合格したくらいだから構成員の中では達成度合において最下層にいるような人間がその場所を馬鹿にするというならそれは「チビの上から目線」で、見えるのは地面だけだから。不快との経験を切り結んで、成就の「喜び」を以て場に敬意を払う人間には絶対に敵わないから。
 「効率重視で何がワルイの?」とドヤ顔で聞いてくる人も居るかもですけれど私は「悪いです」以外の答えを持ちません(少なくとも、生徒にはそれ以外の答えを言いません)。序でに言うなら、私は「無駄・馬鹿・老害」という語彙を他者や自他の業務にかぶせる人の知性人徳については、1単語ごとに8掛けして考えるようにしています(全部使う人の知性や人徳は、多分見た目や立ち居振る舞いの半分と思っていれば間違えないだろうな、という計算です)。

 午後は自宅に戻って書斎で仕事(学級通信を作ったりするPC作業)、入浴。17時半には行きつけ「I」に入って読書独酌。松本隆阿久悠とに関するオリコンデータ乱打(羅列)、まぁ物量の問題ですが(そして実はそれが何より大切なのですが)面白いです。

遠くから願おうにも洒落臭いがしかし

 職員室に入って電気をつけたら、その次にやることは出勤簿への押印なのです(嘗ては忘れがちでしたが、時間割係をやって以降は毎朝必ずです)が、「年休」「出張」「自研(自宅研修)」等々の印に混じって、いつの間にか新しい物が3種類加えられていました。「婚姻休暇」「育児休暇」「生理休暇」。最初2つは同窓同僚数学・若手体育先生のご結婚・ご出産に合わせて作られたんでしょうけれども、3つめは何のタイミングだよ、と。私が14年前に就職した時には、既に女性の先生はいらっしゃったんですよ(っつーか、超ベテラン保健室先生なんて40年選手じゃないか)。でもって、ここは社会人経験のない(F校→東大→F校)男の無知なのかも知れませんけど、この印鑑、要るの?(休暇の必要性の有無じゃなくて、押印の必要性の有無が解らない)

 本日は授業が4コマでこれは全て高2現代文(藤田省三)。高3文系東大の授業は模試受験のためになし。
 夜は、旦那さんが社員旅行で台湾だったか香港だったかに行かれたという事務嬢さんと市内餃子屋「T」でさし飲み。私は明日の授業があるので1軒ですが、事務嬢さんは土曜はお休みですから2軒目に行ける。羨ましいですが、ライブバー「A」に向かう事務嬢さんをお見送りしてから1軒で帰宅。でも、餃子屋(というか中華)「T」の超オススメ新メニューのよだれ鶏を嬢に気に入っていただけた(というか感動してお代わりをなさっていた)のでよかった。一人ならパクチーは乗せませんが(レーズンすら克服した私が今唯一NGの食材がこれ)、パクチー娘の事務嬢さんは大喜びでした。