飲めない酒に 酔っている お前が何だか

 はらぺこ編集部『漫画家ごはん日誌 たらふく』読了、★★。今イチ。

 退職・療養中の母君を私の扶養に入れるための手続きを大学の給与厚生科との間で進めているのですが、さっき電話で「扶養手当の支給はお母様が満60才を迎えられる10月から……」との担当者氏の言葉に私思わず「えっ?」と小さく叫んでしまい、「今すぐじゃねぇのかよざけんな」とキレたのだと勘違いされてしまいました。いや、そうじゃなくてですね、私、お金貰えるの? ただ母君と同居するだけで?

 5時学校入り、授業準備・担任業務・生徒面談。SHR・1~3限授業・保護者面談2組・5限授業・高3答案添削・SHR・掃除・面談2組。

 帰宅後、入浴。ちょっと気分転換がしたくなったので、タクシーで市街地に出てお気に入りの小料理屋「A」で軽く1時間ほど。帰りは20時を過ぎてて、いくら御用達と言ったって流石にこの時間にF校生は……うむ、いないな、と確認してラーメン屋「M」に入る。でもって、ビールとちょっとしたつまみとを注文して飲み始めたその瞬間に、よりによってお前がという我らB組某くんが入店してきて店内に二人だけ状態が気まずい気まずい。

 何故「よりによってお前が」なのかと申しますと。
 本日、帰りのSHRにて某くんが3分間スピーチ、テーマは「医進後の兄のウェイ化がウザイ件」。を受けまして私のコメントの出だしが「私は下戸なのでよく分かりませんが……」と一笑い。
 ですんで「よりによってお前が」なんです。

やがて別れ別れの 旅路

 5時入りで授業準備・担任業務。本日は授業がない日なので保護者面談の人数を稼ぎます。帰りのSHRを副担任にお任せして、9時から19時までノンストップの保護者面談が……11人! 40分×11人=440分も喋りっぱなし!

 とまぁ、自分だけが大変みたいな書き方をしていますが、お忙しい仕事・家事の合間にわざわざ40分の面談に場合によっては市外どころか県外からお越しになるお父様お母様も大変でいらっしゃる訳でして。例えば、本日最初の面談、某くんのお父様はN新聞の記者であられますから、本日は開口一番、私「記者でいらっしゃるなら、昨夜から今朝までは(共謀罪夜通しで)お大変でしたのでは?」 父「えぇ、お察しの通りで……」
 そして、本日最後の面談、別の某くんのお母様から、差し入れに手作りのポトフ(!)を頂きました。自宅に持ち帰って冷蔵庫に……保管する前にタッパーを開けて中を覗いてみたんですけれども、こんな本格的な料理が自宅のテーブルに並ぶってどんだけ恵まれてるんだよおい、と某くんに因縁つけたくなるくらいポトフポトフしてるポトフでした(←気持ち、分かって。私、ポトフって現物を視認するの、生まれて初めてなんで巧く言えないんです)。

 「もりき」で独酌、明日も頑張ろう! とベッドに入ってアラームをセットしようとしたスマホのニュースで、野際陽子さんの訃報を。これは、久々に辛いなぁ。

いやよいやよの福は内で もぐりこめ ちゃれって どっきり

 5時入り、以降の動きは一昨日、昨日とほぼ同じ。始業前には、授業準備・担任業務・突発的生徒面談。始業後は、職員朝礼・SHR・授業2コマ・保護者面談2人・授業3コマ・SHR・保護者面談2人、で19時。
 買い物、入浴、「もりき」で素麺。朝と晩とにはミキサーでホウレン草・バナナのスムージーも。

 本日、授業は高2の5クラス(5コマ)だったのですが、D組にて。
 板書準備をしようと休み時間に入室しましたら、某女子生徒が私に「今日、××先生(←D組担任の英語パイセン女子)がお誕生日なんです。みんなで寄せ書きを書くので、先生もこれに短いメッセージをお願いします」と紙を渡して来られ。「成る程。1980年生まれの私の3つ年上でいらっしゃるということは……」と、思いつきの俳句をさらさら。

 【年齢が 体重超えて 四十雀】(季語:シジュウカラ 季節:夏)

 受けとった俳句に笑いをこらえながら、某さん「先生、放課後にサプライズでお祝いするので、このことは言わないで下さいね」 私「っていうか、こんな俳句のこと話したら私殺されますよね」

 放課後の職員室にて。
 英「20才とかだったら『わ~、サプライズ~(はぁと)』とか言うよ? でも××才(←武士の情け)よ? 倍よ?(←台無し) これまで生きてきた中で一番恥ずかしかったわ!」
 と、パイセン本気赤面のバースデー祝福。良いじゃないですか、愛されてるってことですから。でもって、帰りのSHRでは拍手で迎えられ、イベントを取り仕切った某さんから手渡された寄せ書き……の裏に小さな付箋が貼ってあり、そこには「嬉しくなくても嬉しいフリ」
 某さん、あんた分かってるわ。

怒鳴っているから私もついつい

 3時起床、自宅書斎で昨日の特講の答案添削。終了後、7時に学校入り。以降の動きは昨日とほぼ同じ(授業・会議、その合間は全て保護者面談)で、今日は授業が4コマ、会議が1コマあったのでその分保護者面談の人数が減るのですが、19時までノンストップ作業だという点は変わりません。

 帰りのSHRを始めようとしたら、隣のC組から担任先生の怒号が聞こえて来てしばし中断。「お~、今日はC組先生、久しぶりにキてるね~」とB組一同微苦笑。後で私の「手の者」であるところのC組の某さん(高1A出身)に聞いたら、同じく高1A出身某くんの「起立・気をつけ・礼」の動作が鈍かったので渇を入れられたんですって。まぁ、もうクラス替えから2ヶ月以上たったんだから、巧くやんないとねぇ。
 でもって教えてくれた某さん、「あ、あれは大丈夫ですよ。もうホントに、全然。最近あんまり大きな声出してないからちょっとお試しで怒鳴ってみた、みたいな。流してる感じ? 全然怖くないパターンのやつでしたから(キャッ、キャッ)」って、あんたはたった2ヶ月で慣れ過ぎなんじゃないですかね。

月が僕に語り出す あなたの歩く道標が私なら

 本村凌二・マイク=モラスキー『「穴場」の喪失』読了、★★★。ちょうど「食べログ」のカリスマの醜聞が出たタイミングで、「食べログ」批判から始まる本書を読み始める偶然。私は、上京旅行の時のように(知らない街での複数人の飲み会で)自分の好みだけで選ぶのではない店選びをする時には「食べログ」等のネット情報を活用します。勝手知ったるK市の店の星評価に「え~?」と思う所があるのは本当ですが、だからってネットの情報が悪いと断定するのも狭量ですしね。自分の「穴場」を見つけようという本自体の主張には賛成、やっぱり独りで読書独酌が出来る店(後者はどこででも出来ますが前者は許してくれる店が限られます)は幾らでも確保しておきたい。
 因みに、2日に1回は通って居る「もりき」ですが、この店では私は一切本を読みません。他にお客さんがいなくても、てれ~っと飲みながら時々マスターと喋るだけ。あそこは、読書をする店じゃない。

 岩波新書の「図書」臨時増刊、「私の三冊」という企画が面白いです。なんですけれども、いざ自分の場合の三冊は何なのかなぁ、と考えはじめて愕然としました。本自体は、①中勘助銀の匙』、②森銑三『新編 明治人物夜話』、③鈴木棠三編『中世なぞなぞ集』、で即決なんですが、それ以前に、私、岩波文庫、人生で読んでない、仕事で使ってない。
 前ツイート以外の候補は、④森銑三柴田宵曲書物』、⑤シャミッソー『影をなくした男』、⑥九鬼周造『「いき」の構造 他二編』、⑦根岸鎮衛『耳囊』くらい。他に読んだり授業で使ったりした本を考えても、この15年で柏木如亭・寺田寅彦島崎藤村芥川龍之介谷川俊太郎プラトン、等々で精々10冊ちょっと。縁無いな~。

 朝のSHRで、クラスの某くんが「今日の10時から夏の東大オープンキャンパスの申込が始まります」と教えてくれました。スマホを使って自分で登録をしなければならないのですが、何故平日の朝10時なんぞに申込を開始するのでしょう。申込多数で間に合わない、なんてこともないでしょうがそれでも10時過ぎたら気になるでしょうから、担任団に特別にお願いして、2限(9時55分開始)の頭をちょっと抜けさせて、希望する生徒を進路指導室に集め、ちゃちゃっと登録をさせてから教室に返しました。
 某くんは先日の生徒面談の時からオープンキャンパス申込のことに言及していましたが、こういう風にアンテナを張っておける性格(性質? センス?)というのは良いですね。

 というわけで、学校入り5時。始業前は授業準備、担任業務、高3添削。始業後は、職員朝礼、SHR、保護者面談1人、東大オープンキャンパス申込指導、保護者面談2人、授業1コマ、保護者面談3人、SHR、掃除監督、授業準備、高3理系東大漢文特講、保護者面談1人。終了が18時45分。5時からの14時間弱で、アイスコーヒー1杯、「特茶」500ml。

 今日の保護者面談で、クラスの某くんお父様から「グルメ」と言われて耳を疑いました(当ブログ……成りすましなんですけどね……をご覧になっての印象だそうです)。ですが、卒業生から頼まれたら「食べログ」もどきはやります。
 今回の指令は63回生A組出身のOくん、10人で池袋の美味しいお好み焼き・もんじゃ焼きを食べる、とのこと。予算不明だったので一瞬悩みましたが、ラグビー勢ということもあり、スポーツ元気系でお好み焼きももんじゃ焼きも出るコースがある「Na味」をご紹介。ベタでしたかね。
 でもって、返事してる内に口がお好み焼きになったので、夜は自宅徒歩2分の焼き鳥「K」で隠れ名物のお好み焼き鉄板を。

モカ珈琲はかくまでにがし

 昨日から始まった地獄ウィークがいきなりエアポケットで、今日は保護者面談なし。私はお一人40分という(通常の倍の)時間を確保するため、及びお仕事をなさっているお父様お母様に対応するために、保護者面談は必ず日曜日・及び全日18時~19時という時間帯を使うようにしているのですが、今日はご希望のご家庭がなかった(来週18日の日曜日は詰まっています)。

 昨日は飲みすぎました(し、起きてる時間が長過ぎました)ので、今日は6時までたっぷり睡眠。6時起きで入浴(お湯をためている間にスムージー)、着替えた後で自宅書斎で母君に関する書類整理(先日のご退職に伴い再び書類が増えました)、で9時。学校に出て机仕事(高3添削、高3東大漢文及び高2現代文授業準備、学級通信作成)。

 13時過ぎに仕事を終わらせ、タクシーで母君のリハビリステーションのお部屋を(親不孝が服着てるもんで久しぶりに)訪問。一杯だてのインスタントですが、T-falで沸かしたお湯でコーヒーをご馳走して頂きました(私は近くのコンビニでケーキを買っていきました)。リハビリ代わりの午前中ウォーキングは、土地勘がつかめてきたのと抗癌剤副作用がおさまってきた(身体が慣れてきた?)のとで、徐々に徐々に距離も長く、身の回りの物を色々買い込む余裕が出来て、冷蔵庫の中が(最初はスッカスカだったのが)充実してきたのが嬉しいです。
 1時間ほどお話してお暇。母君は「もう出て行きたくなった」と何度か仰いました。リハビリが効いてきたら、生活に「物足りなさ」を感じるようになりますね。この不平を聞くのは嫌じゃない(どころか積極的に嬉しい)ですが、もう少し我慢して頂かないといけないでしょう(もうすぐ酷暑の季節でもありますし)。

 16時前に市内の(アイドルタイムのない)居酒屋「S」に入って読書独酌。17時半に店を出た後、1時間半ほど市内を(久しぶりに)ウォーキング。帰宅後は、入浴、20時半に就寝。

忘れかけたあなたへのメリークリスマス

 タクシーに乗ったらラジオから流れていた曲が「フジファブリックみたいな曲だなぁ」と思ったら、フジファブリックの曲でした。「声変り」以降、具体的にはアルバム『MUSIC』を最後に、新しい音源は一切聴いていません(残されたメンバー・ファン・業界が三者一体でフロントマンの不在を必死で支え続けている様子は何となく伝わってきて、それがちょっと辛いんです)。でも、そろそろ(オツカル様とのカラオケに向けて)解禁してもいいかなぁ、なんて。
 志村正彦の詩曲声のファンで、56回生Mくん(当時高2)と一緒にライブを最前で観た(スタンディングのライブで最後尾以外に行ったのはあれが最後です)とか、事件のクリスマスイブには同じく56回生Oさんから動転のメールが届いたとか、色々覚えています。

 さて、今日から始まる地獄の保護者面談期間。これを地獄にしているのは私の都合でもあるんですけれども、私は他の先生方と違って担任を務める67回生(高2)の中学時代を知らない(高1からの担任で、それも外進A組を担当しました)ので、通常の面談設定時間の20分じゃ満足な話ができないんですね。仕方がないので、一切の休み時間(空き時間)を放棄して40分面談を決行するしかないという(実際、20分ちょっとで終わる方もいらっしゃいますし、40分を軽くオーバーする方もいらっしゃいます)。

 3時半に起床、お風呂沸かしている間にスムージー(今日は、キウイ・バナナ・ニンジン・ヤングコーン・顆粒の「野草酵素」)、入浴後に着替えて出勤、5時入りの学校でデスクワーク(授業準備・添削・担任業務)。
 始業後もノンストップで、SHRの後、1限保護者面談1人(40分)、2限保護者面談1人(40分)、3限授業、4限の時間で学校から「さかえ屋」を往復して注文していた41個のシュークリームを受け取り。4限終了後の帰りのSHRでジュースとシュークリームとを配布(①定期テストクラス別1位記念!)、直後に保護者面談1人(40分)。
 放課後もノンストップで。本日は学年保護者会(私も教務部からということで10分ちょっとお話)。その後、クラス別懇談会30分。の後、保護者面談2人(30分×2人。うちお一人は国語教員の先輩で緊張)。

 帰宅後、入浴。お風呂を沸かしている間にブルーベリーヨーグルトを作って、これが朝のスムージー以来13時間ぶりに口に入れたもの(後は、職員室冷蔵庫で冷やしているミネラルウォーターだけ)。入浴、着替えの後速攻で家を飛び出し、徒歩10分のところに会場設定をした有志慰労会(教育実習生歓迎会)は中華料理「B」にて。西鉄K駅からの便が悪いので普通は飲み会に使いませんが、今回は実習生Mくんの「おいしい中華」という希望を最優先で。そしたら、Mくん(62回生)の学年主任で現在は我々と一緒に67回高2をご担当のベテラン英語先生が滅茶苦茶料理を絶賛して下さったので良かった。料理が美味しいと興も乗る、2次会は西鉄近くのバー「L」に繰り出してまたまたまだまだお喋りお喋り!
 帰宅23時だったと仮定するなら就寝は23時3分。

仕事にも精が出る 金曜の午後

 3時半起床、お風呂をためつつ野菜ジュースを作って飲んでミキサーコップ洗って、入浴後に着替えて徒歩通勤、5時学校着。授業準備・担任業務。朝8時からは生徒面談も。生徒面談は今日が最終日で41人全員が終了。
 始業後はSHRの後、授業が5コマ(高2現代文4コマ・高3文系漢文1コマ)。5限が空いていたのですが、この時間で学校近くのディスカウントショップに往復してジュースを41本購入。これは保健室で冷やしておいてもらって、明日の放課後の祝勝会(①定期クラス別平均点1位!)で配ります。祝勝会には「さかえ屋」のシュークリームも配布で、これは既に電話で予約済み。その後の7限は高2学年集会で私は昨日作った原稿をもとに「教務部より」の定期テスト講評を10分。クラスに戻って生徒に定期テストの点数まとめと反省とを書かせたらいつもより遅い17時に帰りの挨拶。掃除監督。
 生徒解散後は職員室に戻って、明日の学年団有志飲み会(教育実習生の62回生Mくんの慰労)の幹事仕事。幹事の仕事というのは、店に予約の電話を入れて、案内状(会場・日時・予算・地図・緊急連絡先等をまとめたもの)を作成・印刷して参加者に配るというものです。こういうプリントを作るのは職業柄得意なんですね(ネットを一切使わず紙でやるのも職業柄でしょうか)。明日のお店は中華で、となると今日は和食だから「もりき」でOKです。
 徒歩帰宅(汗だく)後に入浴、お湯を沸かしている間にブルーベリーシェイク(冷凍ブルーベリー・無糖ヨーグルト・無脂肪牛乳・トルコアイス)を作ってファビュラス。「もりき」にて独酌。

 さて本日、何だか一所懸命に仕事して忙しそうな人、のごとき日記の書き方ですが、本当に忙しいとういうのはこの程度ではないのよ。明日から、保護者面談ウィーク(10日から18日まで)。授業の合間に41人の保護者全員と面談するんですけれども、これはもう端的に地獄。

涙が落ちるのと どちらが先に

 去年、高1A(外進組)の担任をやっていた時は、クラスの生徒が(63回生文系A組勢には及びもつきませんが)ワイワイガヤガヤだったし、お父様お母様も初めての学校だから「こういうこともあるんだなぁ」と自然に受け入れて下さるだろうという期待もあったし、こっちも遠慮なく生徒のことを色々と日記に書いてたんですけれども、内進と混じった高2Bになると、日記の生徒記述をご覧になった(中学時代から真面目な学年だと言われ続けて来たであろう)お父様お母様が「こんな生徒が同じクラスに居るなんて! なんて非常識な学校でクラスで担任なんだ!」と、その「こんな生徒」がご自分の血を分けている事実に気づかれないまま激昂なさる、などという事件が起こるやも知れないので、書いていいものなのかどうか二の足を踏む……って、TQC17・18・20期の人々しか想定読者にしていないという当初のスタイルが崩壊してますね。これが「浮世の柵(←読めます?)」ってやつで、この「読めます?」って書き方が既にTQC外を想定読者にしている証拠(TQC勢は当たり前ですが全員「読めます」。漢字としての知識がありますし、『HEY! HEY! HEY!』のスペシャルも観てる世代ですし)。

 で、クラスの生徒の話。
 学級日誌の日直感想にAくん(男子)が「Bのすいとうがかわいい」とオールひらがなで(Bさんは女子)。担任私返して「B、すいとう、かわいい。に空目。掛詞?」 翌SHRで返却したら、後ろの男子に笑われてAくんやや赤面。まぁ、他愛ない遊びですね。でも、翌日の日誌(次ページ)にまで「Bかわいい」の落書きは誰が書いたかを問わず蛇足、担任私返して「天丼禁止!」
 Cくん(男子)の3分間スピーチは、翌日Dくん(男子)のハードルが爆上がりするようなメディア批判とリテラシー論。担任含めてクラス全員、呆気で拍手するしかありません。一方その頃英語パイセン女子が担任のD組では、生徒会長Eくん(男子)が「池ノ都とパイセンのスレイブ&マスターっぷり」について披露、しようとして数十秒で強制終了の憂き目だったそうです。話させりゃよかったのに。
 と、こういう日記の記述から、SMはサディスト&マゾヒストだけではなくスレイブ&マスターという解釈もできるんだなぁ、とまた一つ要らない知識を吸収したりするのもご一興。

 さて、若干の飲み疲れの身体で7時半に学校入り、午前中は授業準備と学年通信(定期テスト講評)原稿執筆に充て、午後(5・6限)が授業。定期テスト講評(出題者としてではなくて、全体について「教務部」の立場から述べるもの)は、主任先生の求めに応じて長文もいいとこ。学年集会で(この原稿をもとに)話すと10分は大きく超えます。集会の前に書いた原稿に「集会で話した内容を原稿に纏めなおしました」と毎回書いてあるのは、実はちょっとした「嘘」です。

 夜は「もりき」で独酌。

時間を 時間を 止めて

 教育実習の62回生某くんに、高2現代文の教材、西谷修「いのちのかたち」の朗読テープを吹き込んで貰いました。公民担当である彼の大学での専攻にも通じる内容だったので、ほぼノーミスで録音もスムーズ。授業3回×5クラス=15回、で使用です。生徒にお願いする時には報酬(お給料)は図書カード1000円ですが、大人にそれは失礼なので実習中の飲み会で一回奢る約束をしました(これは失礼じゃないのか?)。

 朝、リハビリステーションの母君に「N苑」を訪問する旨お電話でお話ししたら、私が一人で行って、また後から母君と私(介添え)とで行くというのは二度手間になるから、今日一緒に行くと仰有って、仰有ったら引かない方なので新幹線往復は心配ですが、諾。最悪Iくんとの博多飲みはキャンセルかなぁ、と小倉からK市へ帰る時の新幹線移動に際して博多で一人降りるかも知れないとお伝えしたら「一人で帰れるからそれでいい」とまで仰有る。

 というわけで、1~3限の授業を行った後、帰りのSHRは副担任の先生にお願いして(またもや学年に迷惑を!)帰宅。入浴・着替え。因みに、入浴前に作ったブルーベリーシェイクが天使の味で最早ミキサーがなかった生活をしていたことが不思議に思えてくるレベルでした。ハーゲンダッツバニラ(110ml)、低糖ヨーグルト(100ml)、牛乳(50ml)、冷凍ブルーベリー(100g)をミキサーで混ぜるだけです……って、これ、結構金かかってるな。

 先ずはタクシーで大学病院に行き傷病手当の書類を受け取り、母君のリハビリステーション経由で(母君を拾って)JRのK駅へ。駅構内で「N苑」へのお土産を買って、新幹線隣同士の席で小倉までは乗り換えなし34分。便利ですねぇ。
 小倉駅からはタクシーで直接「N苑」へ。移動で体力を消耗していないかチラチラと隣を伺う私を横に、「やっぱり小倉の景色の方がK市よりも落ち着く!」と母君は上機嫌です。

 頭こそスカーフと麦わら帽子とで隠しているものの、それ以外はだいぶ回復傾向にある母君が、矍鑠とまでは行かないものの自力で歩けるということに、「N苑」の理事長さんは驚いておられました(母君も伺うと電話でお知らせしたときには、はっきりと信じられないという反応でいらっしゃったのですが、母君の容態に関しては相当悲観的な想像をしておられた様子です)。
 ただ、理事長さんと母君との相談(私は立会)との結果、金銭的・身体的事情等を鑑みるに5月末を以て「N苑」を退職するという選択をとるのが最も(「N苑」と)母君にとって有利な選択だろうという結論に。母君は、その場で退職願を書かれました。60歳定年を3ヶ月の前倒しです。職場には私物が少なく処分一瞬(流石の「断捨離」力でした)。母君も涙でしたが、見送る同僚諸氏の涙涙が印象的でした(私と、管理職である理事長さんだけが泣きませんでした)。

 さて、その瞬間こそ涙の母君でしたが、帰りのタクシーに乗ってからは気丈、職場との柵がなくなった以上考えるべき事は心身回復のみ、と前向きな発言(私を証人に、ご自分に言い聞かせておいでなのでしょう)。小倉から博多、K市行きの新幹線に乗り換えるその入口まで母君をお見送りした後、親不孝の息子は改札を出て卒業生と待ち合わせです。

 仕事上がりのIくんとの約束は20時とやや遅めだったので、駅ビル内の専門店でWIREDの新しい腕時計を購入しました。今使っているSEIKOの腕時計は、日付が狂っており且つベルトが破損してしまったのです。使用期間は5年半、それまで腕時計を拒んでいた私がそれを使わなければならないと思うようになった理由は「構内で携帯電話による時間確認をすると女子生徒から××(←検閲)と誤解される可能性がありそうで怖い」というもので以下略。
 後は、喫茶店で読書しながら時間つぶし。

 博多口徒歩5分の雑居ビル地下にある居酒屋「太郎源」。刺身と佐賀牛とマグロカマ、これでどんだけでも飲めます。Iくんとここに来るのは2回目かな。西鉄ユーザーで博多駅の利用頻度は少ないですが、ここ10年、機会があれば数ヶ月に一度の割合で訪問しています(マスターには顔を覚えていただいています)。それこそIくんの担任で且つ56回生学年主任だった英語先生とか、63回生中3の時にご一緒した超ベテラン柔道先生(すでにご退職)だとか、お連れした先生で感動しなかった方は居ないんじゃないかな、というレベル。
 さて、JR勤務のIくんは、社内留学制度を使って海外研修をしたいという希望があり、現在それに向けて猛勉強中なのだそう。就職したら終わり、じゃなくて更に勉強を続けるという姿勢が良いですよね(学生時代から真面目な方でした)。そういう人の近況を聞くのは大変楽しい。
 でもって、Iくんの良いところは所謂文系出身に多い「静かなる激飲み」が出来るところ。そんなに顔色もテンションも変わらずに、ず~っと飲み続けられる酒力です。JR勤務ですから博多駅からK市への新幹線最終の時刻を調べ、私「それに乗れるギリギリまで二次会をやるなら?」 I「300歩横町です!」 というやり取りを経て駅構内飲み屋街の饂飩居酒屋でビール・ビールの2次会……が闌の所で時計一瞥、I「先生そろそろ、走ったら間に合います!」 私「走るの前提かよっ!」
 と、確かに走ったら発車2分前に電車に乗り込めました。ど酔っ払いを走らすなよ、というかJR職員が駆け込み乗車促してどうすんだよ……と息切れ脳内でツッコミながら、あ、そっか、Iくんも少し酔ってたのね、と。

 K駅までは20分もかかりません。タクシーで自宅に戻ったら即失神。