夢まつり 準備が

 年末の上京旅行まで2週間を切り、そろそろ店選びを本格化。
 25日(火)の夜は56回生「イツメン」と飲み~麻雀。生徒も経営側も正に「書き入れ時」の冬休みは年間で一番多忙だと思われる塾講師Yくんが「25日なら参加出来る!」と仰るのでこの日になったのですが、Yくんは勿論、エンジニアNくんもライターのOくんもバリバリ仕事です。Nくん(9時17時)と私とは確実に19時から行けるのでこの時刻にさし飲みを初めて、後から二人が合流するという形。ですのでコースや飲み放題は不可で、最初にNくんが提示したピザ(取り分け型のメニュー)もよした方が良いかな。普通の居酒屋をベースにお店を選定中。
 26日(水)の夜は61回生3人と秋の内からアポが入っていて、店は随分前に中野「ブリ中野」を押さえています。2時間飲み放題の後に体力が残ってたら、東大医学部SくんのMy Hair is Badを聴かせてもらうっていう話を以前したの、覚えてるかなぁ。
 27日(木)の夜がまだ誰とも約束をしておらず、Twitterの「ゆる募」にも反応がないから、これは長い上京旅行の歴史の中でも初の「おひとり様」ディナーかなぁ、と思っています。それならそれで楽しみ(追記:後日、「あぁ、この夜は彼と一緒に飲みに行く運命が決まっていたからオンラインの反応が無かったわけだ」という相手と飲みに行くことが決まりました)。
 28日(金)は一日オツカル様とデートなのですが、ランチは一度是非行っておきたかった松濤「SANS DECONNER」を押さえられました。お昼前にお店に電話をしたらシェフとおぼしき方が対応して下さったのですが、関西弁のイントネーションが交じった語り口から誠実さと良い意味の力の抜け方が伺えてもう絶対良い店確定です。夜は遠ちゃん・がっ様・でっくんの3人が合流してTQC18期祭りになるのですが、仕事の終わりが見えないというがっ様に合わせて、様の職場最寄り(市ヶ谷)の居酒屋「あて 煮込 肴」を予約しました(古民家居酒屋、楽しみ)。
 63回生が卒業して以来、彼らとの約束が1軒も入ってない上京は若しかしたら初めてかな。

 本日の日記は、後程。

にほふがごとく 今盛りなり

 「目覚めたら、9時。」という一文で始まる日記は2025年12月5日のエントリーで、この頃の私は64回生(高3)の副担任を務めつつ現代文を担当していました。1限の授業が始まるのが8時55分なのに、自宅ベッドで目覚めたら、9時。15年働いていますが、後にも先にも寝坊で遅刻したのはこの一回だけです。どうやったのかは最早覚えていませんが、9時15分には授業のクラスに入っていました。高3の授業はセンター演習ということで、先ずは5分間の謝罪会見を行った後、授業の後半でその日の問題を解いてもらい、解説は4限終了後に時間をもらって行いました。

 あの時の恥ずかし記憶を思い出すからやめようかと思ったんですけれども、本日67回生高3の教材は、あの遅刻の日に演習をした99年追試、リービ英雄「『There』のないカリフォルニア」。常春のカリフォルニアには季節の変化がなく(あるのは「天気と元気だけ」、正にマリネラ!)、そこには機微も文脈もなく、そこからは批評も文化も生まれない。『枕草子』の講義が全く通じない学生相手に困惑しきりの筆者の体験を問題化した割と難しい問題だと思うのですが、3年前の赤っ恥の授業(64回生)の時よりも明らかに生徒の出来が良い(平均は40点を大きく上回ります)のでちょっとびっくりしました。解説つきの授業はこの教材が最後なのですが、有終の美と言って良いんじゃないかな。
 因みに、文系・理系東大・理系京大のように二次試験に国語が必要な人に対しては1月以降も授業を行いますが、医学部を中心に二次試験に国語がない生徒に授業をするのはこの教材が最後です。3年間って、あっという間ですね(正確には、F中あがりの内進組には中3で漢文を教えているので4年間です)。

 第4回校内模試の点数チェックが行われてこちらも有終の美。平均500(得点率5割)以上が80人超、600以上も多く、今年度初の700台も出ました。平安時代(794)までは行かないけれども、奈良時代の中期くらいまで行ってる生徒がいてびっくり。それとは別に、英語で183/200なんて得点があったのにも瞠目しました。こんな得点、見たことがありません。

 夜は肉料理「I」で読書独酌。

流して流して全て消し去って なかったことにしてスコールスコール

 昼に学校を抜けて母君の昼食作成のために自宅往復、誰かのために食事を作るとつい自分も、と何となく往復の途中にあるラーメン「M」、中華「H」、カレー「CoCo壱番屋」等々に立ち寄る毎日。要するにここ数ヶ月以上ずっと一日二食を続けていたら、物の見事に肥りましたね。3~4㎏は違うと腹回りが教える。「昼食はデブ活」、四十路の峠も近づいてそんな当たり前のことを忘れた結果仕事での動きに違和感……なんて事態が若しも出来したら社会人の風上にも置けません(具体的には、70kg超で致死)。
 と言うわけで、昨日から一日一食。流石に一日や二日では効果は見えませんが……。

 クラスの某くんが学級日誌の日直感想に「OK,イケノト 学校近くのコスパランチ」と書いてよこしたので、「千本杉の『ビストロルポ』で2000円の本格的なフレンチコースを」と返答。これ系のネタでは、去年だったかのセンター試験後、高3某クラスの教室後方の黒板に「OK, Google 近くの踏切」って書いてあったのが(笑っちゃいけないんですけれども)面白かったですね。

 昨日の特講は書斎添削1時間で余裕の終了。入浴後に母君の朝食、授業は3コマで昨日と同じ伊藤整『典子の生き方』。
 事務室宛に、5月の「キンキーブーツ」のチケットが届きました。端っこ近くではありますが11列目っつったらわりかし良席なんじゃないでしょうか。何しろ三浦春馬小池徹平ですから流石の人気で東京公演は即日完売の様子。真っさらな状態で観たいので、音楽番組での歌唱(ミュージカル、本当にブームなんですね)も敢えて観ていません。

 夜は「もりき」で独酌。29日に、常連H先生主催でF高33回生の同窓会が開かれる由。29日は上京旅行から帰ってくる日ですから、マスターにお土産を届けがてらご挨拶が出来そうです。予約は18人とか(勿論、鴨)。「もりき」は貸切をしないのですが、予約の人数が店のキャパと同じなんだったらもう仕方ないですね。因みに、今日の「もりき」は小上がりとカウンターとに鴨コースの予約が2組入っていて、マスターが全然手を回せず、私は殆ど何も食べられませんでした(奥様に山芋鉄板を焼いていただいただけ)。ま、いいか。「脱・デブ活」ですから。
 帰宅後、書斎で『おっさんずラブ』のDVDを2話分だけ観て就寝。英語パイセンは切なすぎて6話がどうしても観られないと仰いますが、私は平気です。

静かに夜は来る みんなの上に来る

 あ~っひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ! ボボボーボ・ボーナス! パンが無ければブリオッシュをお食べっ! 降ってきたっ! 私の懐に大金が降ってきたっ! そして、降ってきた端から事務嬢さん預かりの預金通帳に大部分(ン十万)が振り込まれたっ!
 私「いやぁ、遂に貯金総額が(通帳を見せながら)こんなに」
 嬢「うわ~、車買おうかな」
 私「何言ってんの、あんた」
 以前は、嬢「先生でもやれば出来るじゃないですか~」 私「でもて」程度のやり取りだったんですが、最近事務嬢さんの軽口が不穏なものになってきており大変心地よい。いや、でも、死ぬまで貯金ゼロでもおかしくなかった人間が、ちょっとした監視調教で変わるものですねぇ(他人事)。

 本日は授業が2コマで、センター小説は95年の伊藤整『典子の生き方』。人生決まる試験で選りに選ってなんでこんな哀しいシーン読まされなかんねん、と文句言いたくなるような切ない別れの場面です。今日は昨日印刷した冬休みの自習課題を配布・説明するだけで10分以上かかったので、問題を20分かけて解かせたら、解説の時間は事実上10分ちょっとしか取れずに大変でした。
 放課後は、東大理系志望者を対象にした漢文の特講を。今はセンター特講の期間なのですが、スケジュールの関係で今日だけ理系が休講だったので、空いてるところに気まぐれで入れてもらいました。高3漢文はもう5回やってますんで、突発的に1コマくらいなら当日でも準備可能なんです。6割くらい出席するかなぁ、と思ってたら東大理系志望者が全員来て驚きました。真面目か。

 帰宅後、入浴の後に入浴介助……をしようと思ったら「今日はお風呂に入りません」と。じゃあ夕食を作ろうと思ったら「さっき納豆ご飯を食べてお腹いっぱいなのでもう要りません」と。機嫌や体調がお悪いようには見えませんがねぇ、と訝りつつ二言三言やりとりをしたら、何のことはない要するに私の手間を申し訳なく思われ遠慮なさっているみたいで。まぁ一日くらいだったらお身体にも影響はないでしょうから、私としては何の文句も遠慮も無く甘えさせていただきます。で、作り置きの味噌汁だけ温めてそれを召し上がっていただく、その横で私は添削をガシガシと進める(8割方終わらせました)。
 母君がお休みになった後で、自宅徒歩3分の中華料理「H」で読書独酌。麻婆豆腐と五目炒飯を肴にビールと焼酎(キープしている「黒霧島」をお湯割りで)。

 戸川純『ピーポー&メー』読了、★★★★。80年代以降の交遊録。なんですがやっぱり、デビュー当時(『玉姫様』の頃)にニューミュージック勢からけちゃけちゃに貶された思い出をイニシャルで書いてある部分が目を引きます。矢野アッコちゃんやユーミンやから散々な言われようだったそうですね。それを、相手を直接非難する言葉を使わずに淡々と書いているのが面白い。それにしても、町田康矢野顕子(の音楽)が嫌いで、アッコちゃんの『ごはんができたよ』に反抗して『メシ喰うな!』というタイトルにしたというトリビアは初めて知りました。人物としていちばん面白かったのはロリータ順子で、こういう人を惹きつける「メンヘラホイホイ」っぷりは流石。

組まれる活字 もられるインク 夜通し

 昨日の夜も最後は「事務嬢さ~ん、帰ろ~」「帰り~」というやり取りで、店前のエレベータフロア(ライブバー「A」は雑居ビルの4階)にてお見送りのマスターに苦笑されるのが恒例。文化街入口のファミマで惣菜を幾つか買い込むのも最早恒例かな。今朝の朝食は、その助けを借りながら。朝食をお出しした後はしっかり二度寝をしました。その後、午前中はベッドで、書斎で、ひたすらまったり。昼前に、母君と二人で散歩がてらの買い物へ。

 13時半に学校入りして、今日はひたっすらプリントを印刷。冬休みの間に自習できるよう、授業で扱っていないセンター試験の過去問や解答解説をプリント化していきます。一人当たり(上質紙・更紙を合わせて)65枚、200人ですから13000枚! 印刷するだけで3時間以上かかります。今日のうちは印刷するだけで明日まで紙を乾燥させ、明日「折り機」で折っていきます。「折り機」というのはプリントを半分に折る機械で、数種類を同時に折って一つの束にまとめることが出来るんですね。ただ、印刷し立てで乾いていないうちに機械に入れると、インクがくっついて重送したりぐちゃぐちゃになったりしがちです。ので、明日の朝までは紙を乾燥させる必要があるのです。明日は、これを全て折るだけで2時間以上はかかるでしょう。
 今日の仕事の殆どは印刷業務で、その他は学級通信の作成など僅か。

 自宅に戻って入浴、母君の入浴のお手伝い、夕食作成。母君がお休みになった後は「もりき」で独酌。鴨コースのお客さんが多くてマスター・奥様の手が空かなさそうだったので、単品の鴨鍋を注文しました(これなら、コース料理と一緒に作れるのです)。「もりき」で最も高い料理(2100円)ですが、明日はボーナスだし良いよね、と。

The way I feel under youe command

 家には包丁が2本あります。まだ母君が小倉で、自炊なんざ毛頭だった時期に(頂き物の果物を)切る(剥かない!)ために買ったスーパーで500円くらいで売ってたやつと、母君が私の自宅に越してきてから母君がお使いになるために買った包丁専門店で20000円程度出して買ったやつ。食事は私が作っていますが、小葱を刻んでタッパーに入れておくとか果物を切るとかその程度は母君もなさいます(握力と足腰との問題で、鍋釜を持つ・振るのが無理なだけです)。
 さて、本日朝、長ネギの白い部分を(味噌汁用に)小口切りしようとしたら、一番下まできっちりと切れずに最も外側の皮1枚がペロンとめくれて離れてしまう。お、生意気、と思って包丁を見たら安い方のやつを使っており、もしやと20000円の方に持ち替えたら面白いくらい綺麗に切れる。ほぅ、これは面白い、と気づけば必要以上の小口切り。
 シメジ・ネギ・豆腐で味噌汁を作ろうと思っていたのにネギが多くなりすぎたので、豆腐は具から外して冷や奴にしました(ちりめんと醤油とをかけるだけ)。後はリンゴ1/4(Hさんからの頂き物)と、惣菜屋の量り売りで50gだけ買った青椒肉絲と。4品でプレートは埋まりますから、15分もあれば洗い物まで含めて全部終わってしまうのも道理ですね。工夫とか一手間とかは絶対にしません。

 本日は授業なしでデスクワークのみ。半ドンの放課後(とは言っても5・6限の時間にセンター特講があった後なので15時過ぎ)にB組の某くんと面談を30分ちょっと。その後、自宅に戻って入浴(私→母君の順番で、母君の入浴は少しだけお手伝い)。母君の夕食を作って、ハイチオールCとペパリーゼとを飲んで、タクシーで自宅を出発。

 本日は職場の忘年会(ですのでスーツで出掛けました)。市内の焼肉屋「N」の広間を貸し切って、校長先生以下職員一同で盛り上がります。焼肉屋のコース料理を全て食べきることが出来ない自分に老いを感じますが、飲み放題のビールは間違いなく5リットルは飲んでると思います(瓶ビールで10本くらい)。話題は高3の受験の行方、そして来年度の人事の予想等、年(度)末らしいものに集中しますからここでは割愛(それにしても、高3を終えた私は来年度はどこに行くのでしょう。持ち上がる学年がないので浮き草状態です)。

 オフィシャルな一次会が終わった後は、有志15人程度による二次会でこれは自然と私が幹事(もうお一人の幹事キャラはご事情があって忘年会をご欠席)。選んだのはビール1杯と小皿2品(10数種類から選択)で1080円のセットがある現地系の中華「S」。選んだ理由は、最初に30枚の小皿が来たら後は飲み物の追加だけでいいので注文が楽なのと、ここはいつ突撃しても空いてるというのと(今日も、この忘年会シーズンの土曜日20時に、客は4人だけでした)。美味しいんですけどねぇ。
 団体様の二次会を終えた後は、三次会の本流から外れて事務嬢さんと二人で文化街へ。ライブバー「A」のカウンターで軽く飲みました。飲んで喋って喉は限界だったんですけれども、事務嬢さんの命令で1曲だけカラオケを。「あれ歌って!」という命令でパティ・スミス「Because the night」を入れたんですけど、ここのリクエスト機、「び」と入力したら予測変換に「Because the night」が出てきて笑ってしまいました。何回歌っとんじゃ。

私達の明日は 数えきれない

 3時起床、書斎で採点集計を終わらせてから入浴、母君の朝食作成。普通はやらないのですが、今回の校内模試については授業で少しだけ解説めいたことをやります(そのためのプリントは作成済み)。平均は42%程度で、45%の想定だったので評価は「例年並み」(問題の難易度は「やや難」です)。

 祝・『おっさんずラブ』映画化。英語パイセン乱舞で今日は出勤するなり無言で私の両手を固く握って握手、断っておくが私は「民」じゃない。牧牧牧牧牧くんも含めてレギュラーキャストは全員続投とのこと。ゲスト俳優も出るという宣伝でしたが、パイセン曰くゲストとか余計な波風とかは全く不要でただただ二人がいちゃこらいちゃこらしていたらそれで良いそうです(何となく、多くの「民」がそうなんだろうなぁ、と思います)。ピザの宅配員が落合モトキとかは? と聞いたらその程度までは許すとのことでした。「民」がこういう様子なのは伝わっているでしょうから、田中圭が映画化記念のインタビューで牧が取られるとかいう展開もありかも、的なことを言っていたのはリップサービスとして巧いですよね。2016年単発の時に「気持ち悪~」「やっぱ性別って大事」とかいう(「マジデリカシー」程度のネタではとても誤魔化しきれないレベルの)暴言を吐いてたのと比べたら成長著しく……だから私は「民」ではないんだって。
 とまあ取り敢えず、これで「民」は公開(来年夏)までの日々を希望とやる気が充溢したものとして送ることが出来ます。きっと、67回生の英語にもよい影響が出てくることでしょう。

 二次対策の特講が終了し、今日から放課後(7・8限)はセンター特講に切り替え。本日は国語で、2018年の追試験を80分かけて解いてもらいました。任意参加で160人来るっつーんだから熟々真面目な人たちです。
 私はと言えば、その配布や回収を国語科の他の先生にお願いして年休。16時に帰宅して入浴後に母君の夕食を作成。そのままタクシーでJRのK駅、から新幹線で博多。

 博多で飲むときは必ず「太郎源」で、年に3~4回程度しか使わないのについに「K市からお出でで予約の時に必ずマグロカマ焼きを予約注文するイケモト様」と認証されてしまいました。待ち合わせも毎回必ず博多口の交番前。
 本日は、沖縄からとある要件で福岡にお出でのJTCY氏にお声がけ戴いてさし飲みです。思えば昨年の2月、K市泊の出張がありそうだというJTCY氏にK市の行きつけを幾つか紹介しよう、という動機で始めたTwitterの「K市○○軒目」シリーズは、結局出張が中止になった氏を置いてけぼりにして100軒超に達してしまいました。自分でも面白くなったというのもありますが、氏が律儀に「いいね」をつけて下さるのを原動力にして……私「一年半も続けたのに、結局飲むのは博多だっつーのはどういうことなんですか」 J「いや、だって、『太郎源』もTwitterに挙げてたじゃんか。あれが美味しそうで」
 注文する料理も決まっています。刺盛り、ゴマサバ、佐賀牛サラダ、マグロカマ焼き、カラシメンタイコ。ビールの後はひたすら地元の日本酒……を今日は飲み過ぎで、多分2人で一升じゃきかない量を空けています。
 氏の方が1期上ながらサークルも学部学科も同じだという関係なのですが、意外にも「さし飲み」の機会は(二次会三次会レベルでも)ほぼなく、若しかしたら初めてなのかなぁ、と思えるレベル。互いにTwitterをフォローしていますし氏はこの日記を読んで下さっているようなので(20年前に日記を書き始めた時からの想定読者……の中でもまだここを読んでおられる珍しいお方です)、話の入りはスムーズ。後は氏の該博にお任せしておけば会話は船のようにすいすいと進みます(これで酒もすいすいと進んでちょっと船酔いを)。
 割り勘のつもりで一万円を出したら「今日は私が」と返って来たのですが、その時に一万円札が二千円札5枚に化けていたのが本日の笑い収めで、これは職場の人たちに笑ってもらえる材料になります。地域通貨でも金券でもなく歴とした通貨なんですが、例えば「もりき」の払いに使えるかと言われたら、ちょっと迷ってしまいますね(後で職場の忘年会費の支払いで出したら、平成生まれの剣道先生から伝説を見る目で「こんな大切なもの、良いんですか?」と聞かれてしまいました)。

 新幹線、タクシーを乗り継いで帰宅。飲んで電車は寝落ちが怖いので、新幹線車内ではずっと立ち通しでした。

歪んだ王国の歪んだ鏡にぼくときみだけが まっすぐにうつる

 校内模試2日目。そう言えば高2以下は月曜から今日までの4日間が定期テストですが、高3張り付き(担任団で且つ他学年の授業なし)だと全く気になりませんね。
 模試ですので欠席はなし(授業なら休んで良いという訳ではないです)。欠席と言えば。ウチの学校(学年? 学級?)は下校時に椅子を逆にして机に乗せるんですが、翌朝のSHRで欠席(遅刻)している生徒の椅子がそのまま机上にあるのが嫌です。最初に教室に入ってすぐ、号令の前に私が下ろすということを続けていると、やがて気のつくタイプの生徒が予め下ろしてくれるようになります。彼(女)の不在に誰も気づいていないように見えるのが寂しいんですかね。
 定期テスト(生徒半ドン)期間は会議を詰め込むチャンス(採点させて、とも思うけれども)。と言うわけで本日も長い長い会議。これがあったので、昨日出題の文系現代文(理系京大志望者も受けます)の採点を始めることができたのが今日の夕方からということに。さて、45%平均のつもりで採点を始めたのですが、予想よりも受験生が苦しんでいるような感触。これは、40%をかつかつ超えるか超えないかくらいかなぁ、という感覚。事前予想(国語科内の問題検討会議で発表)を外すことはあまりないつもりなのですが(そうなるように採点を調整しているのかな)、今回は他の問題との兼ね合いもあるのかも知れません(事前予想は単問としてのものです)。
 出題した本文の中で、筆者の最果氏が「歪(いびつ)」と「歪み(ゆがみ)」という同じ漢字を使った二つの言葉を真逆(或いは表裏一体)の意味で用いている箇所があり、これが生徒を誤誘導する。同じ段落内で、しかも普通の散文では先ず出てこないような目立つ(それだけに扱いにくい)漢字をこのように使っているのは流石に確信犯、容易には読み取らせないという筆者の意思を感じましたので、ならばとそのまま問うたら案の定受験生が撃沈しました。意地悪ですよねぇ(誰が?)。

 夜は肉料理「I」にて読書独酌。テールで出汁をとったもつ鍋を味見させてもらって絶品。コース料理専用だそうなので、今度誰かと忘年会(新年会)に来よう。
 読書では、こないだ西鉄K駅構内の古本ワゴンで見つけた出久根達郎『百貌百言』が面白く。エピソードと名言集、本質は些事に宿ります。この本の最後は向田邦子で、それが山本夏彦翁の「向田邦子は突然あらわれてほとんど名人である」の言で閉じられるのも宜なるかな、ですね(最初に100人目の最終一文を立ち読んで直ぐに購入を決めました)。

 今日の日記はその山本翁の言葉をタイトルにしようと思ったのですが、何となく違和感があったので検索してみたら既に5年前に使っていました。まぁ、そらそうか、という感じ。

大きくなるのを 祈ってた

 本日は第4回校内模試の初日で、私は国語で文系現代文を出題しています。出典は最果タヒ「正解と不正解のはざまで」で、私は昨年も彼女の文章を出題しており二年連続で同一筆者ということになります。これは昨年も今年も受験する校外生にちょっと申し訳ないかなぁ、と思ったのですが、何しろこの一年でこれ以上(に試験向き)の文章を見つけられなかったので致し方ない。
 昨年の秋、東京書籍の情報誌が職員室の机上に置かれており、最果タヒの名に引かれて寄稿文「正解と不正解のはざまで」を読んだらもうこれが完璧に近いんです。文章として「完璧に近い」(敢えて「完璧」ではない)というのは問題化する時には最高の条件で、その意味では出典として「完璧」。と同時に、こういうのは「芽」を摘んどくべきだと国語科後輩先生のもとに走ったら思った通り、図書館係の彼が図書館報に載せようとまさにその文章をチョキチョキペタペタなさっている最中でした。先輩権限で肩を叩き、「まぁ急くでない、これは来年の高3に読ませる」と言えば即座に意は通じます。
 「これ、先生だったらどこに傍線引きます?」「ここ」「こっちは駄目ですか?」とか何だか先輩と後輩「っぽい!」やり取りもあったりして、だから正確に言うなら今日の問題は私の出題ではなく私と後輩先生との合作と言った方が良いのかなぁ、とも思います(傍線も問題文も解答解説も私が作って全ては私の責に帰するのは間違いないのですが)。

 3時半起床、書斎で作業、入浴、母君の朝食を作成後に出勤。今日は味噌汁を作り置きしたのが人生初で、昨日までは一回ごとに具材を変えてた(水の量は250mlくらい)のですが、今朝は550mlの水で2回分。夜のスケジュール的に、夕食を作る時間が殆ど取れないかも知れないのでやってみました。半日間外に出しておいて悪くならないかなぁと危ぶんだのですが、Hさん・もりきの奥様が揃って今の季節は大丈夫だと仰ったので。
 模試の監督以外は仕事なしで、午後に高3生、及び既に受験の終わった校外生の答案(85枚)がやって来ましたが、会議その他仕事がぎゅう詰めで、採点が始められるのは恐らく明日の夕方以降になるでしょう。数年前までなら、自分で作った問題の答案が帰ってきて丸一日以上採点がお預けになるなんて耐えられなかったんですが、最近は余裕というよりかは老いか飽きかに伴う意欲の低下なのか、さほどストレスを感じないようになりました。

 試験監督・会議が終了した15時からは出張……とは言っても他の人たちから見れば遊びに見えるのかな。学校近くの高良山に車で登山、頂上付近の高良大社で合格祈願とお祓いとをお願いするというイベント。担任団全員で参加しました。お祓いって、ものっそい厳かな声調で住所その他メチャメチャ個人情報を漏らしてくるのが笑けちゃうんでそんなに得意ではないんですが、我ら67回生のためだと3分間の我慢。大社は駐車場から本殿までかなり長い石段を上らないといけないのですが、いつの間にかケーブルカーが付設されていました。駐車場まではタクシーで行けますから、若しかしたら初詣に母君をお連れすることも不可能ではないかも知れません(ん~、それでも現実的ではないかな)。帰りの車、山の麓近くの竹藪で猪が走り回っているのを見ました。来年の干支ですから縁起物だと思っておきますけれども、学校から1㎞くらいのところまでは下りてくるんですねぇ、と驚き。動物園では見たことがありますし、マタギさんが「もりき」に持ち込んだ肉を食べたこともありますが、野生のものが動いているのを見るのは初めてでした。進路指導部長が山頂で引かれたお神籤は大吉。

 自宅に戻って、入浴、母君のお風呂のお手伝い。やっぱり夕食を準備する時間は10分も取れず、味噌汁を温めてからサラダ、惣菜をレンジで温め、小さな湯豆腐を作るので精一杯。
 先程お山に登った担任団(の中の有志)で厄払いの続き、は私が幹事でささやかな酒宴。話の内容は端的に成績検討会でしたが。ビールで乾杯(進路指導部長だけは最初から熱燗)してから、大人の財力で料理は全部アラカルト注文です。平均年齢は40代後半なんですけれども、何だか腕白な人が多くて揚げ物ばっかり頼むもんだから、顔なじみのアルバイトさん(F校親玉大学学生)に「フライヤーが間に合いません!」と言われてしまいました。店は私の行きつけの「A」、こないだ校内模試検討会の慰労会で担任団で利用したのが好評だったので、再び。

人生バラ色おしゃべり七色

 小学校の頃は毎週土曜日の学校が半ドンで終わると走って自宅まで戻り、先ずは何を置いてもNHKの『生活笑百科』を観る。勿論お目当ては「浪速のヤング主婦代表」で、こんなに面白いオバチャン(今の私より年下ですけれど)が居るんだと毎回腹を抱えていた口です。ので、『M-1』は観ませんし当該の若手芸人2人もTVで観たことがないんですが、幾つかのニュースは確認しています。
 泥酔の余りの失敗なのか話題作り(炎上芸)のつもりなのかは知りませんけど、どちらにしてもちょっと驚いたのは「売れるために審査員する」という言葉。上沼恵美子を「売れてない」カテゴリに入れるのって、幾ら何でも無知すぎなんじゃないかと思うんですが(たとえ当該の人たちが東京の人たちで大阪のことをよく知らなかったと仮定したとしても←どこ出身の芸人なのかも知りません)。

 本日は授業3コマで、昨日も扱った『都市の憂鬱』。20世紀末に書かれた本の中で近代における日記の発生を論じた文章だというのは昨日書きましたが、それだからこそこの文章を扱う授業の冒頭では「ここで言われる日記というのは担任に読まれることを前提にしたネット上のブログのことではなく、自分以外誰も読まないことを前提に紙の上に書く日記のことなので、くれぐれも取り違えないように」と注意する必要があります。何しろ、生徒にとってこの文章が書かれた20世紀末(出題は01年)といえば、彼(女)らがよく知っているブログ的なものは日本でさほどの市民権を得ていない、そして何より彼(女)らがまだ生まれていない、という「歴史」も「歴史」という時代なんです。
 っつか、私、彼らが生まれる前からずっとブログやってることになるのね。よっすぃに作ってもらった日記サイトの掲示板が在校生に荒らされまくった頃とか、懐かしいなぁ(しみじみ)。

 本日は放課後に長い会議があり、その後は図書館の監督や施錠の仕事もあり、帰宅が随分遅くなりました。母君に夕食をお出しして入浴、その後で「もりき」に入ったのが既に19時半。これは私にとってはとても遅いスタートで、マスターにも驚かれました。
 先日、中洲の有名な焼鳥屋の料理長さんが鴨のコースを食べに来たそうです(常連の高校33回生H先生がお連れしたそう)。金払いも持ち込みの酒のグレードも凄かったそうですけれども、何より凄かったのがテーブルの鉄板で自分で焼く鴨・葱の焼き方が尋常でない手際だった、という。「あんなに煙を出さずに上手に焼く人、初めて見た!」