遺産相続は命がけ!?

 64回生Tくんから「食べログ」指令。神泉を除く井の頭線渋谷~下北沢エリアで5000円程度、お酒・料理の美味しい店。
 「神泉を除く」とわざわざ言うのは「付き合ってる訳ではないしそのつもりもない女の子と二人きりだ」という意味なので、お店は雰囲気も重視ということになります。という訳でお手軽推薦ですが池ノ上「biff」。絶品「とんこつカレー」は、ラーメンの国から来た男子が話の掴みに使うにはちょうど良いでしょう、という判断(お相手の女子が博多っ娘の可能性もありますが)。

 本日も5時入りで授業準備、担任業務。授業は高2現代文が3コマですが、お昼に仕事の真空地帯があったので年休を取って母君をK駅へお迎えに上がります。
 学校からタクシーで出発。ご乗車の新幹線が到着するであろう時刻に合わせてK駅に到着したら、駅員氏の介助で車椅子にて「運ばれて」来ました母君、ザ・病人! という衰弱ぶりで「あぁ、『病は気から』って本当だねぇ」としみじみ。全脳照射の副作用で頭髪こそ落ち武者状態になられております(勿論、布で隠しています)が、暫くベッドで寝付いて足腰が弱ってというのは別に病気なわけじゃないんだから根性で歩けようもんね、というのが健康体の私の感想です。が、まぁ、それは私の主観であって客観ではないので「弱気も含めて副作用なのである」と自分を抑えて無言。タクシーに乗り、先日も昼食を取った市内「田中うなぎ」で鰻重をいただいて(私は殆ど残しましたが)、再びタクシーにて(予約していた)「東横イン」に移動。チェックインの手続きまでしてからタクシーで学校に戻りました。

 そろそろ朝8時、昼13時(昼休み)、放課後16時または17時、の時間を使ってクラスの生徒面談を始めなければなりません(6月中旬の保護者面談のための予習です)。これが始まると仕事に「真空地帯」が出来なくなるので、そう小忠実には母君の介助が出来なくなります。まぁ、仕事優先の上で出来るお手伝いをする、しかありませんね。
 帰りのSHRで、前述の生徒面談に向けてのアンケートを生徒に書かせる。書き終わった順に流れ解散なのですが、内進出身の某生徒がなかなか書き終わらずず~っと悩んでいる。どこを悩んでいるのかと覗いてみたら「長所/短所」の欄。
 某「ああっ、駄目だっ! 短所は幾つも出てくるのに長所が一つも思いつかないっ!」
 私「じゃあ、『奥ゆかしい』って書いとこう」
 もうちょっと親しかったら「正直」って書かせました。

 夜は2日連続の「もりき」(母君の夕食はデリバリーを手配済みです)。全くなんであんなに病人というのは機嫌が悪いかねぇ、機嫌良くしとかないと治るものも治らないでしょうにねぇ、とビールを呷る私。

見つめる らっしゃい

 さて、またまた絵恋ちゃんさんのお話。確か、7日の対バンライブのMCで、10月7日(土)の夜に生誕祭ライブを行うと仰有っておられましたが……。
 私「あのさ、運命かも知れないんだけど、別件で上京してて10/7(土)の夜は予定が空いてるっぽい」
 オ「おお、えったんこチャンスやん。うちもその日は昼仕事だけど夜いける系なのよね。生誕ライブは曲数多いし、オケ曲あり楽器ありだから満足度高いと思うよん」
 私「鹿鳴館的な名前の所でやるって仰有ってたよね。もし行かれるなら連れてって~」
 オ「いこういこう、野方ホープでラーメンも食べよう」
 ……「えったんこチャンス」「野方ホープ」という2語の意味は推測の域を出ませんが、意思疎通は完全に出来ているはず。ということは、10月の特別上京は、7日(土)の夜がオツカル様、8日(日)がHさんと観劇~飲み会、って流れになるかな。

 5時入りで授業準備・担任業務。センター試験過去問の演習ではありますが本日は高2現代文の授業がぎっちょり5コマ。F校親玉大学を退院の母君はその足で小倉に向かわれ、自宅を引き払う手続きを終わらせた後でリーガロイヤルに宿泊なさいます。JRのK駅、小倉駅の構内での車椅子の補助は私が予約していますし、小倉での移動・作業は母君のお知り合いの方が介助して下さるお話がついているとのこと。ここで私が付き添わないのは親不孝どころか鬼の所業だという気もしないではないですが、「授業が命」の職場に勤めているということで(後で、母君の別のお知り合い某氏に「息子というのはこういう時に本当に役立たずだ!」と罵られましたが、「まぁそうですね」としか返しませんでした)。定期的に電話で状況を確認しながら仕事をしていましたが、何とか作業も終わり(というか介助の方が終わらせて下さり)、ホテルへもチェックイン出来たとのこと(夕方の電話では、消え入りそうなほどのお疲れ声でした)。

 7月2日(日)、北九州地区の保護者懇親会にて講演。北九州地区は2年ぶり3回目……って2年ぶりて。職員室に60人も居て特定の教員を呼び過ぎ問題、は未だ解決ならずです。今日がプロフィール・演題の提出期限だったのですが、例年通り朝までな~んにも考えていなかったので、勢いで決定しました。演題「入試国語力のつけ方、教えます」
 勿論、ネタは演題ありきでこれから探します(勢いで決定した演題をFAXで幹事のお母様に送りながら、既に幾つかは浮かんでいます)。

 夜は「もりき」にて。仕事を優先して付いて来なくていい、と言いながら来なきゃ来ないで文句を言う、というこの理不尽は、一度二度なら我慢するけどそう何度もは我慢せんぞ、と愚痴りながらビールを呷る私。
 母君は明日小倉からK市にやって来られますが、手配中のリハビリステーションの入所日までは市内のホテルを転々とされる予定。これも私の家に入れば良いのを今のところ遠慮固辞なさっている状態。布団は買っていますので、お出でになる気になりましたらいつでもどうぞ、と。

小さな夢が燃えてる 泣いて笑って明日また

 いや~、昨日の日記は完全に地下アイドルファンのそれだわ。でもまぁ、事実の(記憶が正しいなら)正確な記述なんで仕方ないですね。さて、本日旅行最終日。取りあえず読了本羅列(前14冊)、いちばん良かったのは『町田くんの世界』です。
 松田奈緒子重版出来!(9)』読了、★★★★★。主人公がお気に、クオリティも一貫で安心。
 西尾維新『ぺてん師と空気男と美少年』読了、★★★。ん~、1作目に軍配。
 近藤史恵『ときどき旅に出るカフェ』読了、★★★。軽い目の読み物として、学級文庫に入れましょう。彼女の作品を読むのは、デビュー作『凍える島』、「ビストロ・パ・マル」シリーズ3作に続いて5作目。デビュー作と他の4作の間には大きな「失われた環」がありますけれども、コツコツと様々な作品を書き続けていたんでしょうねぇ。
 長崎ライチ『地球に生まれちゃった人々』読了、★★★。イマイチ。
 内緒『内緒』(←随筆集。模試の出典なので詳細秘す)読了、★★★★★。今回、「硬い本」はこれしか読了してないんですね。密度が濃かったので充分だという気もしますが。
 サラ・クーパー『会議でスマートに見せる100の方法』読了、★★★。イマイチ、途中で投げる(評価「★★」以下の本だと途中で思ったら読むのをやめます。大体、3冊に1冊の割合)かどうか微妙なところでした。
 黒沢永紀『池島全景 離島の《異空間》』読了、★★★★★。軍艦島は知っていたけれどもこちらは。後日、学級文庫に入れていたのを目ざとく発見なさった数学関西先生が早速のご注文でした。先生は、実際に池島に訪れたこともあるそうで流石の旅行マンです(アウトドア同好会顧問)。
 安藤ゆき町田くんの世界(1~5)』読了、★★★★★。ゆるふわな評論とかゆるふわな小説とかいうのはよく分かんないけど、ゆるふわな漫画というのはたくさんありますね(女流画家のエピソードなんかはやややり過ぎな気もします。が、ああいうエピソードが『赤僕』的読後感の由来なのかな)。
 北川恵海『ちょっと今から仕事やめてくる』読了、★★★★。全然期待しないで読んだら割と面白かったという。私自身はグレイな企業で働いている身ですが、何より気をつけないといけないのは生徒にとって学校がブラックな場所になっていないかということ。っつっても、「受験そのものがブラックなんだよ!」と生徒にキレられたら「てめぇは徴兵じゃなくて志願兵じゃねぇか!」とか海老正日みたいなこと言っちゃうかも(駄目じゃん)。
 田邊拓哉『世界の奇虫図鑑 キモカワイイ虫たちに出会える』読了、★★★。虫に限定したら、なんだか似たようなものばっかり集まっちゃってバリエーションにかけるところがあって残念感。勿論、生粋の虫好き(例えば56回生Nくんみたいな)は、一種一種が全く違ったものに見えるんでしょうね。

 絵恋ちゃんと楽器『ERERGY』が素晴らしい(★★★★★)、何巡しても足りない中毒性です。鉄板曲のリ・レコーディング集で捨て曲無し、特に「社交辞令」「カラシメンタイコ」「就職しないとナイト」「頭痛い」の4曲は圧巻の傑作だと思うのです。『虹コン』には副委員長(教え子)贔屓ながら1曲も興味が沸かなかったのに(苦笑)。
 オツカル様曰く「ブルーハーツに親を殺された人間が書いた曲」だという「就職しないとナイト」、パロディっぷりが素晴らしいですし、詞は社会風刺を織り込みつつカラッと明るくて巧いし(やがて悲しき、ですね)。ちょっと前の「なっとくP」がやってた谷山浩子のパロディとか「現実なう!」の社会批判とかの系譜なんでしょうが、私はボカロではなくて生きた人間の肉声で歌われている方に一票。絵恋ちゃんさん、歌声も演奏もゴリゴリに恰好いいと思います。
 昨日のライブ日記、そういえば絵恋ちゃんさんはアイドルなのに、衣装やお顔について一言も言及していませんでした。私は彼女の「かわいい」についてはあまり興味がないんでしょうね。

 さて、朝風呂・ネカフェ・山手線・新幹線。本日は移動日ですが「のぞみ」車内はガラガラ、月曜ど平日で世間様は憂鬱出勤日なんですね。F校は文化祭期間の日祝日出校(出勤)の代休で今日までが黄金週間です。新幹線内では行きと同じような行動パターン。
 15時半博多着、駅構内の「東急ハンズ」で母君に頼まれていた折り紙を購入してからK市へ。大学病院へ母君のお見舞い、明日が退院なので運び出す荷物を全部預かって一旦私の家に運び込みました。母君は退院後に小倉の実家を引き払いに行かれるそうで(私は仕事で帯同できません)、小倉駅近くのホテルを1泊押さえるよう指示されたので、駅隣接の「リーガロイヤル」を予約。家に荷物を置いた後はそのまま学校入り、学級通信作成・授業プリント印刷・学級文庫補充、等々の仕事。全部終わって20時前、今日は「もりき」が店休なので夜は市街地に出てお気に入りの小料理屋「A」にて独酌。明日も早い(5時入りな)ので1時間とちょっとで退店して帰宅、22時前にはぐっすり。

 文化祭から黄金週間にかけては勿論激太り、明日からの「日常性の維持」が軌道に乗る(体重が落ちる)までには数日間かかるでしょうね。いやしかし、今回の4泊もいつも通り楽しかった(初日の途中脱落の悔恨を除けば!)。皆様に多謝、次は8月に!

ねえダーリン褒めてほしいのよ

 黄金週間上京旅行の絶頂日は、オツカル様との半日デート。上京時だけのお楽しみ……と思ったら、4月に天神で地下アイドルライブを観に行ってますね。となるとほぼ2週間ぶりということで、今春はオツカル様成分が多め。それだけで、何だか自分がちょっと面白い人間になったような気分です。

 健康起床。メールで確認したら、昨夜飲んだTくんも(ちょっと飲み過ぎたって言ってましたが)元気に旅行に出発出来たそうでかっぽれ。念入りに湯浴み、の後お気にのネカフェでブログを書いて時間を潰しつつ、オツカル様とは11時新宿アルタ前のお約束。昼食→カラオケ→ロフトイベント(絵恋ちゃんさん・戸川純ちゃんツーマン)→夕食(火鍋)という日程。

 オツカル様ご推薦の「タカマル鮮魚店」にて、コスパランチでビールビール日本酒。昼酒上等。話題は主に昨日の「タワレコ」絵恋ちゃんさんイベントのことで、今夜のライブに向けて知っておくべき知識も色々と教わりました。やっぱりヲタとアイドルとは同志、「エレ会」なるイベントでは曲中の(ヲタの)振り付けやコールやをアイドル・ヲタ衆とで話し合って決めるとのこと。昨日の「頭痛い」曲中での全員ぐるぐる流れるプールもそこで決まったとか、渦の中心には工事現場作業服コスの方がお立ちになって赤ランプ掲げて誘導することになっているとか、もう一々が面白くて。勿論、オツカル様はコスパランチに絵恋ちゃんグッズを写メでパシャリ、これが「えったんこ飯」というそうな。
 でもって、オツカル様のTwitterはお母様の監視下にあるそう。先日母子でお食事に行かれた際、実のお母様に「えったんこ飯はしなくていいの?」という超絶凄まじい煽りを受けたという話には噴き出して笑いました。

 昼食の後は、母君に依頼されていた買い物を2つ。欲しいものは、湿度計と方位磁針と。どちらも「東急ハンズ」で買えますね。湿度計はデジタル表示のシンプルな置き時計型、方位磁針はネックレス風に首から掛けられるものを。昨日原宿の「かまわぬ」で買った手ぬぐい巾着には、この方位磁針を入れることが出来ます。

 お次は、新宿「パセラ」にて2時間14番勝負。夜の絵恋ちゃんさん・戸川純ちゃんのツーマンを意識して、私の選曲は純ちゃん成分が濃いめです。

 オ①DREAMS COME TRUE「うれしい! たのしい! 大好き!」(1989年)
 池①松任谷由実「サーフ天国、スキー天国」(1980年)
 先ずは旧新女王対決、私はともかくオツカル様が原キーで挑むのはシュールです(三谷幸喜が歌う「ロマンスの神様」ってこんな感じなのかな)。で、私が「サーフ天国、~」を選んだ理由は、それをパロった編曲(武部聡志!)の次曲を歌うため。

 オ②ASKA「NOW」(1998年)
 池②平井堅YUMING」(2017年)
 オツカル様はお薬ソング、私は本家公認の正しく「ラブ・ソング」。私が今回のカラオケで唯一歌える2017年の曲は、平井堅氏の最新シングルのカップリングです(シングルの1曲目は『ドラえもん』映画の主題歌だったっけ、まだ1度も聴いてません)。

 オ③山本コータローとウィークエンド「岬めぐり」(1974年)
 池③谷山浩子「リカちゃんのポケット」(1983年)
 ①~③の選曲を見るに、今回のオツカル様はフリーハンド(事前勉強なし)でお越しで、私もそんなに選曲で冒険しなくてもいい雰囲気。ですので、オツカル様に教わった「女声曲のキーを3つ下げて歌ってみる」作戦で、人生初の谷山浩子

 オ④モーモールルギャバン「ユキちゃんの遺伝子」(2010年)
 池④YAPOOS「コンドルが飛んでくる」(1992年)
 「ユキちゃん~」はオツカル様の歌唱を1回聴いたことのある超絶変態ストーキングソング。答えて私は再び女声曲、今夜歌われることは恐らくないでしょうが、YAPOOSの曲の中でも断トツで「エモい」やつを。

 オ⑤清竜人25「ハードボイルドに愛してやるぜ」(2015年)
 池⑤森田公一とトップギャラン「青春時代」(1976年)
 もうすぐ解散(離婚?)の清竜人ハーレムグループ。オツカル様一推しの男性アイドルですね。私は、先頃解散の65回生謝恩会にて、担任国語科後輩先生が弾き語ってめっさ格好良かった「青春時代」を、格好良さを放棄した昭和歌唱にて。

 オ⑥布施明君は薔薇より美しい」(1979年)
 池⑥倉橋ヨエコ「夜な夜な夜な」(2002年)
 オツカル様の十八番、以前63回生文系Nくん(「N-1グランプリ」という学年内の漫才コンテストの主催者)も熱唱してたな。お笑いの人は「君薔薇」がお好き。私はファルセット絶唱、そういえば、私に倉橋ヨエコを教えてくれたのもオツカル様だったような記憶です。

 オ⑦大森靖子「絶対少女」(2013年)
 池⑦井上陽水「娘がねじれる時」(1979年)
 私がTwitterでフォローしている同年代(クイズ勢)に人気の大森さん。私は歌手としてのスタンスや楽曲を全く知らないのに、とある理由ではっきりと彼女を拒絶しているので、どうも乗りきれません。というわけで、応える曲では娘をねじらせてみました。

 オ⑧姫乃たま「ねえ、王子」(2012年)
 池⑧戸川純「オーロラB」(1985年)
 何故MVが存在しているのでしょう、歌詞画面に本人のライブ映像が出て来た地下アイドルソング。応えて私は③に続いて純ちゃんソング(ソロ曲)。これはもう原曲を聴いて、可愛いなんてもんじゃないから(って、誰に言ってるんでしょうか)。

 オ⑨ゲスの極み乙女「私以外私じゃないの」(2015年)
 池⑨桑田佳祐大河の一滴」(2016年)
 祝復活マッシュルームさんのお歌、色々あった人なのに、この曲、まだたった2年前なんですねぇ。すんごい古い歌みたいな感じがする。私は新宿にて渋谷ソング、オツカル様とのカラオケでは2回目です。

 オ⑩たま「なぞのなぞりの旅」(1996年)
 池⑩大貫妙子メトロポリタン美術館」(1984年)
 オツカル様は元メンバーの活動を今も追跡中というほどのファン、きっと全部歌えるんでしょうね。私も、ユーミンなら(キーが合わない男の限界を無視したら)全部行けるかなぁ。でもって大貫さんの「みんなのうた」は入れて失敗、キーの調節が全然巧くいきませんでした。素直に「CARNAVAL」を入れておけばよかった。

 オ⑪BiSH「オーケストラ」(2016年)
 池⑫Akeboshi「One step behind the door」(2006年)
 去年のアイドルソングの中ではオツカル様曰くピカ一、と言われて私には何だかよく分からないんですけれども。私の選曲は某アニソンED(5拍子!)でちょっと知られる男性ソロシンガーの地味曲を、多分5年ぶりくらいに。英語に振り回されました。

 オ⑫ゴダイゴ「ビューティフル・ネーム」(1979年)
 池⑫ピカソ「シ・ネ・マ」(1985年)
 大貫さんに続いて2曲目の「みんなのうた」ですね。キャッチーこの上ない、歴史的バンドの全盛期ソング。私は、⑫に続いて無国籍(風)、『めぞん一刻』のEDは同年代の秘孔をブッスリなんじゃないでしょうか。

 オ⑬大橋純子たそがれマイ・ラブ」(1978年)
 池⑬中島みゆき「Why & No」(2015年)
 オツカル様の十八番、に続いて私はみゆきさんの不穏なお歌を。「これ、いつの歌!? 滅茶滅茶政治っぽい!」とオツカル様も驚いておられました。これ、初めて歌ったのですが滅茶苦茶気持ちがよかったので、暫くレギュラーになりそうです。

 オ⑭Buono!初恋サイダー」(2012年)
 池⑭YAPOOS「赤い戦車」(1991年)
 「困った時のハロプロ」はオツカル様の必殺技、私は2度目のYAPOOS、3度目の純ちゃんで、今夜は必ず歌われるであろう「赤い戦車」。「コンドルが~」に並ぶ「エモい」曲です。

 池⑮ハルメンズ「フリートーキング」(1980年)
 時間が余ったので、4度目の純ちゃんで絶叫してみました。オツカル様観てご覧なさいな、今夜の純ちゃんの歌唱、完コピだって分かる筈だから。

 ……と、言うわけで、本日の、というか今回の上京のメインイベントであるところの絵恋ちゃんさん・戸川純ちゃんの対バンイベント。オツカル様は筋金入りのえれにすと(絵恋ちゃんファン)、私は20年来の純ちゃんファン、これ以上に相利関係ゴリゴリのイベントが他にあろうか、いやないっ!
 オツカル様は最前にスタンバイ、拳振り上げまくるし土下座しまくるしゼクシィ振りまくるしレジ袋擦りまくるし会場を全員でぐるんぐるん渦巻いて走りまくるし、とヲタ芸準備万端です(←後になって思い出しつつ書いてる私も正直よく意味が分かんないんですけど、全部本当にやってんですよ、えれにすとな人たちは、本当に)。
 私はどんなライブでも「後方彼氏面」。客席最後方の壁にもたれて、ステージのパフォーマーと客席とを俯瞰するのが好きなんですね。でもって、以前の天神地下イベント(4月23日)の日記でも書きましたが、絵恋ちゃんとえれにすとの皆さんは、アイドルとファンというより、一曲一曲を(コールとヲタ芸とで)一緒に構成する一つの「情報流」になっているので、その流れに入らずに流れ全体を外から見届ける人も居ていいんじゃないかなぁ、などと(えれにすとな人たちは、後からDVD等の映像を観て、事後的に「見届け」をするんですね。2度美味しい)。要するに、「絵恋ちゃんと楽器」「絵恋ちゃんと楽器とえれにすと」という2種類のアーティストが居るという入れ子構造になってるんです。

 「絵恋ちゃん×戸川純ツーマン」@新宿LOFT
 【戸川純】①バーバラセクサロイド ②ヴィールス ③わたしが鳴こうホトトギス ④赤い戦車 ⑤NOT DEAD LUNA ⑥ギルガメッシュ ⑦フリートーキング ⑧蛹化の女 ⑨諦念プシガンガ ⑩好き好き大好き ⑪肉屋のように ⑫電車でGo! ⑬パンク蛹化の女
 【絵恋ちゃん】①コインランドリー ②ミドマデゴジシュー ③キリタンポ ④社交辞令 ⑤金輪際ミッドナイト ⑥散歩 ⑦とばっちり塵ボーイ ⑧君が展覧会を開いても ⑨あんにゅい ⑩私は壱子ちゃん ⑪レジ打ちでスカ ⑫結婚しないとナイト ⑬就職しないとナイト ⑭ヒステリア ⑮頭痛い

 えれにすとな人たちは純ちゃんのライブは初めて(オツカル様で2回目)、純ちゃんファンは絵恋ちゃんさんのライブは初めて(私で2……あ、3回目か)。それでも、双方のファンがホームアウェイどちらも盛り上げようと無言の内に(以心伝心で)団結していることがひしひしと伝わってくる、というか純ちゃんファンが絵恋ちゃんのパフォーマンスに魅せられ(私がそう)、えれにすとな人たちが純ちゃんのパフォーマンスに圧倒され、ということが自然に起こってたんじゃないかな。オツカル様、「フリートーキング」でうぉいうぉいを拳振ってたそう(やっぱり完コピだったでしょ?)。

 この日記はご覧の通りの箇条書き風なのですが(文章力隠蔽目的)、ここからは更に箇条書き、ランダムに(一ヶ月前の記憶を掘り起こしながら)書いていきます。
 ・純ちゃんの声の調子がここ数年ないくらい良くて驚きました。大病経て、何年も何年もかかって徐々に徐々に声の調子をととのえておられる訳ですが、今日ほどのファルセットは10年とかではきかないくらい久しぶりに聴けた気がします。
 ・純ちゃん「好き好き大好き」で、多分えれにすとな人たちが声を揃えて\オレモー!/というコールをやってくれたのが面白かった。その後で、客席の初めての反応にはにかむ純ちゃんも可愛い! 昔「トイレの花子さん」という地下アイドルがこの曲をカバーしている映像をオツカル様に見せてもらったことがあって、その時にこのコールが起こっていましたね。
 ・純ちゃん60分、絵恋ちゃんさん90分の持ち時間だったと思うんですけれども、55分の時点で「そろそろ『肉屋』か『レーダー』かで、そっから『パンク』かなぁ」と思ってたら「『諦念プシガンガ』です」ってMCであぁこれ60分で終わらせる気全然ないわ完全に2時間コースだわ、って(実際は90分でした)。
 ・純ちゃん(1部)終わりの休憩時間、里咲りささんが会場後方、私の隣に立たれて2部の絵恋ちゃんさんの舞台を鑑賞なさってました。休憩中に里咲さんに気づいたファンの人たちは、互いに(プライベートなので)声をかけない邪魔しないようにしようぜ、と目配せ……してる気遣いを里咲さんに気づいて欲しそうにしているのが(私より年上の人が多かったけど)可愛かったです。
 ・天神でのライブでは箱が小さかったので「レジ打ちでスカ」のコールの歌詞をフリップで次々に表示するスケッチブック職人さんは1人だったんですけれども、今回は箱が大きいのでステージ最前左右に1人ずつ、お2人でいらっしゃいました。神速でスケッチブックをめくる様はこれまた一種の舞台効果で大変面白いんです。
 ・絵恋ちゃんさん、「ファンの皆様のおかげでこんなステージに立てて幸せです(大意)。それでは聴いて下さい」というMCから「社交辞令」(←名曲)に行く、というのはお約束なんですかね。それだけに、アンコールのYAPOOSカバー「ヒステリア」前のMCで純ちゃんへの愛を語る様子は訥々ながら真率でした。

 さて、終演後はLOFT近くの「小肥羊」で火鍋囲んで2人のお喋り! お喋り!……は、当然先程のライブのことに尽きる訳でして。以下、オツカル様ごめん、ツイート参考にさせてね(一連のツイートを要約、文責池ノ都)。
 【一緒にライブを見に行った20年来の戸川純さんファンの親友と延々さっきのライブについて。
 ①20年以上純さんのライブ見てきたけど「ギルガメッシュ」をライブで見たのは初だったのでありがたい
 ②絵恋ちゃんは凄い
 ③CD買ったからもうえれにすと
 ④絵恋ちゃんの楽曲はMINMIの「The Perfect vision」現象が起きている(にすとのコールを合わせると曲の間に休みどころがない)
 ⑤純さんが「諦念プシガンガ」を歌った時点で「あっ、一時間で終わらせる気がないな…」と悟った
 ⑥「あんにゅい」が格好良かった
 ちなみに戸川純さんファンの友人曰く、「好き好き大好き」に「オレモー!」を入れられた戸川純さんの反応は、若井小づえが「嫁にもぅて~」と言ったら客席から「俺がもぅたる!」と言われたときと同じ反応だったそうです。そして自分は「フリートーキング」でオイオイ言ってブチ上がれたし、友人は友人で『ERERGY』を絶賛してさらに去年のロフトのブルーレイも買った上に「あー物販に居た人が中村さんなんだ」なんて会話まで通じるようになるという互いの領域で楽しめたので本当に良かった!】
 ……と、連投ツイート全てに神速で「いいね!」するのがエゴサ神こと絵恋ちゃんさんの魅せ所だったということも付言。

 明日はお仕事のオツカル様、私は新幹線でK市に戻ります。いや~、最高潮の興奮がガンガンに入れたはずのアルコールに遥かに勝ってるわ。珍しい夜だわ。
 完全燃焼の健康睡眠。

町田くんの世界

 安藤ゆき町田くんの世界』、思った通りに面白いです。帯には「新感覚」というコピー(デビュー時のユーミンと同じ!)がついていましたけれどもこの読後感は何かに近い、と思って後で羅川真里茂赤ちゃんと僕』だと気づきました。
 学級文庫には、癖がつくといけないので漫画は入れませんが、もしも入れるとするならば、『町田くんの世界』『ちひろさん』『セトウツミ』『よつばと!』の4作の中のどれかになるでしょうね。

 さて、旅行中ツイ廃モードの朝Twitterで「今日は美術館(原宿)1ヶ所以外には主たる目的地は無し」と呟いたら、まっぴぃから即座に「『浮世絵動物園』に行くなら、六本木の『絵巻マニア列伝』も是非に」というメールが届きまして。
 これを隣にいた63回生Eくんに見せたら「どんだけ知り尽くしてるんすか。ストーカー!」と大笑い。でもね、まっぴぃ曰く「原宿の美術館は一択」でして(まぁクイズなお言葉ですが)、これはぴぃの方が正しい。

 朝の待ち合わせは9時の「プチモンド」。赤羽フルーツサンドの名店は『孤独のグルメ』にも登場の人気店、黄金週間ということでもありますから一応先生が気を利かせて、8時50分には店の前に並びました(開店9時を前に、先客が2組、私の後続に2組、開店直後に2組、という客入り)。
 開店と同時に私が入りコーヒーとフルーツサンドとを注文、9時5分に入店のEくんはコーヒーとグレープフルーツセレクションとを注文。ふわっふわのパンとクリームにシャリッシャリのリンゴ、フルーツサンドはお裾分けのEくんにも喜んでもらえたし、Eくんから一口もらったグレープフルーツゼリーの酸味も最高でした。朝から幸せ。

 で、朝甘味のテーブルで、呼び出したは良いけどこれからどうすんのよと先生、いや実際今日の夕方までは暇なんすよと大学生、んなら昼過ぎくらいまでデートしますかと先生、お昼は魚料理が食べたいですと大学生、原宿美術館につきあってくれるなら後はどこでもと先生、じゃあ先ずはジュンク堂本店に行きましょう僕最近ゆるふわな本が読みたいんですよねぇ評論とか小説とかと大学生、ゆるふわな評論ってなんだよと先生、と話してる内にやっぱこのビルデカいっすよねぇと聖地本店到着。
 で、やっぱり分からんゆるふわって何だよ、ゆるふわな小説? ゆるふわな評論? 分かんないは分かんないんですけれどもそれで終わるのも申し訳無いというか癪なので、ここはもう勘でゆるふわな小説はちくま文庫獅子文六、ゆるふわな評論は池田晶子『無敵のソクラテス』をチョイス。後者はオッサンのなけなしの財力で奢ったげました。どちらも「ゆるふわ」なのかどうかは分からないけれども、読んで面白いのは間違いないし、そもそもEくんは雑食さんでありとあらゆることを面白いと思える人間なので、実際のところ選ぶ本は何だっていいんです(←誉めてるんですよ?)。

 浮世絵に描かれた動物も、ある種当時の「ゆるふわ」なんじゃないんでしょうか、池袋から山手線は原宿まで、原宿の美術館は一択で「太田記念美術館」。浮世絵専門の美術館で本日の特別展は題して「浮世絵動物園」、内容はタイトルから推して知るべし。入口でチケットと絵葉書セットとを購入し、今日の美術館は作品鑑賞だけではなく、あんまり興味が無いというかよく分からないままオッサンについて来た結果果たしてこれをどのように楽しめば良いのかしらと戸惑いながら基本口半開きという大学生の生態も観賞できるというおまけつき。
 そのオッサンと大学生とがある種美術館それ自体よりも盛り上がったのは、地下にある手ぬぐい専門店「かまわぬ」。オリジナルの手ぬぐい詰め合わせを、私は「もりき」へのお土産(今回はお子様方へではなく、奥様へ)として、親孝行Eくんは「母の日~」と楽しそうに。手ぬぐいで作った前掛けや涎掛けのセットなんて売ってるのを見て「おおっ、これはダブルダッチ先生へのご出産祝いになるかも!」と大興奮。「えっと、まだ先だね」とオッサン。あ、親不孝が服着て歩いてるオッサンも、一応垂乳根の母君用に巾着を購入しました(入院治療でそれどこじゃないでしょうから、母の日とか言わずに上京中に買って届けるに言われた「或る物」を入れるために使います)。

 お前魚が食いたいって朝言ったよなと先生、だって先生が店名言うからそこしか行きたくなくなったんですよと大学生、魚と豚カツってのはほぼ真逆のチョイスだろと先生、いやでも先生ほらメニューに一応刺身もありますよと大学生、なら前菜にこのくそたっかい刺身を食ってその後でヒレだエビフライだと食いまくるわけねと先生、そう言えばF高卒業して最初に先生に連れてってもらった店がここでしたねぇと大学生。
 広い広いカウンターに横並び2人、K市に居るときには「浜勝」が高いと敬遠する金銭感覚のオッサンなのに、東京で卒業生隣にするともう駄目ね@「かつ吉」
 大量の豚カツと白ご飯とをEくんに食わせて、それを横目に私は真っ昼間から生2杯と熱燗1合と……

 の後、なぜ私(恩師)とEくん(教え子)とは新宿のタワレコに居るのでしょうか? Twitterでオツカル様からもうすぐ新宿で始まるよ! と教えられた地下アイドル・絵恋ちゃんのイベントを2人で待っているのでしょうか?
 絵恋ちゃんって結局何なんですかと教え子、よく分からないけど遠巻きに観てるだけで笑えるのは保証するからと先生、ってか先生CD買ってるじゃないですかと教え子、あのね普通に曲は良いんだよちょっと気が狂れてるとこはあるけどと先生、前の方に陣取ってる人たちは追っかけなんですよねと教え子、こないだ天神で観たライブのお客さんが何人か居ると思う多分服装が同じだしでもってあの人たち跳ぶよ跳ねるよダブルダッチだよと先生。
 店内イベントスペース、ステージ上の電灯が切れかかってるのは少しでも「地下感」を出したいということなのでしょうか。明日に控えた戸川純ちゃんとのツーマンを前に、絵恋ちゃんと楽器の新譜『ERERGY』『二度寝るねるね』同時リリースを記念したインストアイベント。「たまたま時間が合致したので」参加した先生はちゃっかりCDも買って(『ERERGY』の方だけ)、特典の2ショットチェキ(イベント後)の権利もゲット(行使しませんでした)。
 登場するなりヲタお手製のパネルをおディスりになる絵恋ちゃんさん、スタッフに対する「そういうの邪魔だから」的あしらい等、アイドルの毒舌に「それで良いの?」とEくん大笑い。でもって、最初の楽曲「頭痛い」でファンが客席内で渦巻いて廻り始めた(25mプールで小学生たちがぐるぐる廻って人力で流れるプール作るやつだ!)のを見て2人で爆笑。ライブハウスじゃないので振動厳禁、その渦巻きを全員がすり足でやってるシュールさに腹筋がぶちぶちと音を立てて。
 しかし、流石に雑食何見ても楽しめる無敵のEくん、4曲のミニライブ後に感想を聞いたら、最後にして代表曲「カラシメンタイコ」を使ってダブルダッチを構成するなら、「カラシメンタイコ、コ、コ」の「コ、コ、コ」の部分でラビットを入れる(逆立ちして3回ジャンプする)らしいです。いや~、面白い!

 翌日、オツカル様にタワレコイベントについて報告。
 私「……でさ、あれタワレコの人なのかな、スタッフにまで『そういうの邪魔』的な暴言吐いて、キャラとは言え大丈夫なんかね」
 オ「あ、それ、タワレコの人じゃなくて中村さん。中村さんって、曲作ってる人」
 私「あ、そうなんだ、っつかよく分かるね」
 オ「あのね、もうほぼリアルタイムで詳細な情報がTLに流れてくんの」
 そうでしたそうでした、ファン同士はオンラインでもオフラインでも強い絆で結ばれてるんでしたね。参加してる私より居なかったオツカル様の方がイベントに詳しい。

 閑話休題(それはさておき)、本日の日記。
 新宿イベント後にEくんと別れ、池袋に戻って入浴、読書。その後、ホテル徒歩5分の池袋駅西口にて、63回生東大理系Tくん、元D組代表(←成績が一番良いって意味)とさしで飲み会だ!

 「東京大学工学部システム創成学科知能社会システムコース 現役」vs「東京大学文学部言語文化学科日本語日本文学専修過程(国語学) 卒業」の宴会は、日本酒が飲みたいというTくんの希望で私が選んだ「酒菜家」にて。テーブルは2時間制ですが我々が座ったカウンター席なら時間制限無しでゆっくり(阿呆ほど)飲んで下さい、と店員さんの言。いや~、飲みましたね。っつか、Tくん飲んでも変わんないね。流石だね。
 日本酒マイスター的な店員さんにお願いして、辛口・甘口飲み比べ的な趣向で日本酒を持って来てもらう。例えば第1戦は辛口代表「春鹿」vs甘口代表「村祐」、みたいなね。でもって「紅白」状態で味比べしてたら、気づけば4時間以上飲んだくれてたみたいな感じになっちゃってて。
 「もりき」でよく飲むヤツを中心に次々お願いしてたら、マイスターさんと段々話が弾んじゃって、思わず「この福岡の『Y』って蔵、こないだ××××××××って事件が起こっちゃって、今大変みたいですね」なんて口走ってしまうオイタも(マイスターさんも「マジっすか、そこの蔵、前にウチに来てもらった時に喧嘩したんすよね。早速社長に告げ口しときます」って)。

 さてさて、飲みに行く約束を取り付ける時のやりとりで。
 T「最近自分のパフォーマンスに切れ味がないように感じるので、6日に話して昔を少し思い出してエンジンかけようと思います」
 私「成る程。成長変化しない教員を鏡に自己確認をしようという腹だな。美酒美菜で返り討ちにしてくれよう!」
 とか言ってて、実際「美酒美菜」は本当だったんですけど、やっぱり話のリードはTくんが持ってきますよね。私、Tくんの所属「東京大学工学部システム(以下略)」を聞いてから、所属名に2回も出てくるその「システム」ってのがどういう意味なのかよく分かんなくて。で、私の「『システム』って何?」という質問に、Tくんが4時間使って微細多角の解説をして下さるというのが話の幹だったんですね。私は面白かったし、後で考えたら結局Tくんの「自己確認をしようという腹」も満たされてる訳だし、いや~、やっぱり賢いわ、流石だわ。

 山手線沿い某所でホテルを取って、明日からサークル大会関係の小旅行に出るというTくんを、私ひょっとして飲ませすぎたかしらごめんね~、と西口まで二人で歩いてたら、ケーナ吹いてるフォルクローレなオジサン(国籍不明)に惹かれちゃって。Tくん付き合わせて数曲聴いて、「『コンドル』やって!」とかリクエストしてそれをオケに「I'd rather be a sparrow than a snail~♪」とか歌い始めてTくんに呆れられて、最後はノリと義理とでCDを購入して、めっさ気分良くホテルに帰る途中でやっぱりコンビニアイスを買って。

 何だか長い一日でしたね。駅前ミュージシャンまで使って強引にイベントアンコールを求めた辺り、一日を終わらせたくなかったんでしょうね。
 でも、明日はオツカル様ですからね。保証されてるとはいえ、今日より楽しい一日って、どんななんでしょうね、最早よく分かんないや、お休み。

もりもり食べ野菜

 昨日の日記に書いた通り、二次会の途中(多分、23時にはなってなかった筈)で中座という大失態をかました(普段は介抱される側にいる筈のNくんに中野駅まで見送られて!)私。の癖に今朝はしっかり4時起きで「日常性の維持」を貫くおじぃ。
 今日は日常じゃないんだ、非日常なんだと身体に教える罰として、ホテルの朝食バイキングを食べに行くことに。何年も通って何十泊もしていますが、朝食を利用するのなんて初めてです。「F校生は不摂生」の言通り、朝食べない昼食べない夜は飲む、という生活を続けている人間に朝食腹一杯はきつい。ポンポンパンパン……の先生の胃の中に入ったものは。
 野菜19種類(ケール、レタス、葱、里芋、白菜、人参、干瓢、キャベツ、紫キャベツ、牛蒡、トマト、玉葱、オクラ、ヤングコーン、トウモロコシ、山芋、もやし、グレープフルーツ、蜜柑)。米、味噌、納豆、胡麻、卵、豚、牛、鮭、牛乳、ヨーグルト、コーヒー。以上、30種類。健康かよ。

 と、風呂に入って朝食食ったら余りにも腹がふくれたし汗びっしょりになったしでもっかい風呂に入って、という自罰的な朝を過ごした私、それでも時間はまだ8時。ということで、今年の「男く祭」Tシャツの上にK市の母・Hさんから譲り受けたYシャツ(Hさんのオーダーメイドで実は女性用)を羽織ってホテルを出発。

 出発後、聖地「ジュンク堂本店」巡礼(10時開店)までの時間はお気に入りのネカフェで日記を書いたり、昨日思いついた入試・模試問題の本文を打ち込んでみたり。後者も遊びっちゃあ遊びなんですけれども、何だかやっぱり「日常性の維持」が抜けきっていないみたいなので、人生はメリハリで今は非日常だということを身体に教え込むためにも、昼食をガッツリ取らなきゃねぇ、と。訪問先は既に「知音食堂」と決めています。

 聖地「ジュンク堂本店」巡礼。先ずは地下のコミック売り場に降り、新刊のチェックの後で一通りの棚をチェック。今日は、全然知らなかったけれども直観で面白いと解る作品に出会えたので幸先良し。安藤ゆき町田くんの世界』、既刊5冊を一括購入で籠にイン。
 その後、エレベーターで最上階まで上がり、1階ずつ降りて背表紙読書の逍遙2時間。じっくり見るのは、9階(芸術書)、8階(学習参考書)、4階(人文書)、3階(文芸書)、1階(雑誌)、地下1階(コミック)、の6フロア。

 さて、今夜は63回生我らがA組のEくん・Bくんと焼肉の約束。で、先日それを聞きつけたMくんも行きたいと申し出てきたので本日17時50分に神泉集合を指示していたのですが、今日の昼になってMくんからメールで今日帰省先から東京に戻るので待ち合わせに間に合わない、店に直接行くので店名を知りたい、とのこと。メールの返信で店名「永秀」を伝えたものの、直後にもしやと思い、18時~20時のコースだから大遅刻ならキャンセルした方が、と追伸を送ったら、やっぱり二次会からにする、との返事。
 「……後出し参加が当日2時間遅刻の上に、且つ卒業生3人分をきっちり奢る教員が飲み放題のコースを予約してるであろう可能性に無自覚っつーのは、てめポンコツにも程があんだろが」と、二次会参加のMくんを初手から叱る。たら、「だって、実家が帰らせてくれないんですもん!」だって。

 さて、時間は戻ってジュンク堂後の12時30分。「知音食堂」には先客が2組だけで流石にランチメニューなし(祭日なので)の昼間に訪問するのは贅沢なのかな。先ほどジュンク堂で買った黒沢永紀『離島の《異空間》池島全景』をパラパラとめくりつつ、朝食に続いて昼食まで(←って書き方、一日三食の人には違和感なんでしょうが)。
 今が非日常なのだ! ということを身体に徹底的に教え込むため、已む無き苦行としての昼食。く~っ、辛(つら)い! ビールと茹でピーナッツ。ここにこの後、辛(から)い辛(から)い牛肉ラーメンが届くなんて、何という辛(つら)い修行なのでしょうか。こんなに昼飯を食ったら、夜はあんまりお肉が入らないかも知れない。ブラックホールみたいな胃袋してるEくんに、今夜は鱈腹食べてもらおう! 店員さん、ビール追加!
 ……苦行昼食は会計2750円、だったんですが一つ前のお客さんの会計の手間取りテンパり具合で丸わかりだった通りでレジに100円玉が全くない! 「男く祭」の食品バザーでもここまでの不手際は、と内心でツッコミながらも、おたおたの店員さんが哀れ可愛げだったので、「3000円でいいですよ」と言ったら弾ける笑顔で「アリガトゴジャマス!」って。あぁ、何だか今日は心が広いぞ。人間って満腹になったらこんなになるのかしら。というわけで、今夜は奢るぞ63回生!

 さて、K市病院の母君と電話にて。
 母「職場の子に彼氏が出来たみたい。私への手紙に」
 子「へぇ」
 母「最近『まじゃべぇ』ばかり言ってる、って。変なアダ名ね」
 子「……Y子さん(←二人称)」
 母「?」
 子「それ、もしや『マジやべぇ』、本当に大変、と書いてあるのでは?」
 母「あ、そう。流石国語教師」
 それで職場の上司に恋愛と誤解されるとか、まじゃべぇだろ。

 さて、知音食堂の後は池袋駅デパ地下探検。「探検」っつーほどでもないお菓子売り場散策ですが、我らがB組41人に買っていくお土産を探します。良さげなやつが割と嵩張るものだったので、持って帰るつもりでしたが予定を変更して学校に直接配送して貰うことにしました。

 池袋から移動して神保町、今日の文庫本漁りはB組学級文庫の充実を図る目的が強かったかな……って、朝昼の二度の苦行を経て、まだ「日常性の維持」に寄ろう寄ろうとする自分の身体に半ば呆れ気味。
 因みに、今回の旅行で手に入れた学級文庫一覧、以下。
 116 和田誠訳『オフ・オフ・マザーグース
 117 アンブローズ・ビアス『筒井版 悪魔の辞典
 118 森銑三『近世人物夜話』
 119 黒沢永紀『離島の《異空間》池島全景』
 120 近藤史恵『ときどき旅に出るカフェ』
 121 田邊拓哉『世界の奇虫図鑑』
 122 乙一『ZOO』
 123 野矢茂樹『論理トレーニング 新版』
 124 川上和人『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』
 125 木下直之『せいきの大問題 新股間若衆』
 126 青柳碧人『双月高校、クイズ日和』
 127 馬場康夫『ディズニーランドが日本に来た! 「エンタメ」の夜明け 新装版』
 128 池田晶子『14歳からの哲学』
 129 神崎宣武『聞書き遊郭成駒屋

 神保町から一旦池袋のホテルに戻って荷物を置き、大浴場で湯浴み、の後で池袋→渋谷→神泉。渋谷から神泉の車内で(本を開く時間はないので)スマホでニュースをちらっと見て、初めて「あれは『iQOS』という加熱式たばこだったのか」と知りました。ノンスモーカーの教員の目にはチョークホルダーにしか見えず、これまで町中の人々が手にしている姿を見ては「教師かっ!」とツッコんでたあれ。成る程ねぇ、って納得しつつ、「加熱式」という言葉の意味はよく分かってないんですけども。

 さて、上京飲み会お気に入りエリアである神泉、での待ち合わせは駅前のローソン。私より早く来てた2人に挨拶して、先ずは「メガシャキ」で錠剤型「ペパリーゼ」を流し込む。3秒で充電完了です。
 で、ホルモン屋「永秀」にて、春辺りにBくんが病んでた頃の話とか(確かに、雰囲気が「病み上がり」でした)、最近ラビット(←定義略)の練習をし過ぎてEくんの腕の筋肉がエラいことになってる話とか、今日日のF高「男く祭」はこんなことになってるという話とか、を肴に私はひたっすらビールを飲む。若者は肉を食い、そこそこ飲み、加えてEくんは椀子蕎麦みたいなスピードで昔話盛り状態の白飯をかきこみ続ける。B「見てるだけで胃もたれする」 私「いやいやBちゃん、この食べっぷりならいっそ爽快やろ」 B「無理~」 E「え~、何で~? 焼肉っつったら飯でしょ~」 私「E、それは酒を飲まんやつの台詞だ」
 飲み放題込みのコースに結構な量の肉の追加、そして大量の白飯、って割には安い料金を払うとき、店員の若い女性に「ほんっっっっっっとうに沢山召し上がりましたね!」と柔やかに言われました。

 二次会は既に算段済み、K市の十八番を奪う「とんこつカレー」が名物の池ノ上「biff」に移動。B「っていうか、まだご飯が入るの?」
 ここからはポンコツMくんも合流で、4人で飲みの続き。今度は大学で勉強してない自慢やら、職場で仕事してない自慢(ワシかい)やらで盛り上がり。あぁ、明日の夜の相手(63回生理系Tくん)とは絶対にやらない話題だなぁ、としみじみ。私「そいや、明日はTさん(←既に「さん」づけ)とさしなんだよねぇ」 E「お~、T! これはもう、先生、会う前から負けてるじゃないですか!」 私「うっせーよ知ってるよ」
 二次会のお開きはBくんが撃沈したのを機に。「撃沈」ってのはですね、酒じゃなくて、一次会から続く「見てるだけ胃もたれ」。B「もう無理……、E、何でそんなに食べるの? 見てるだけで胃が……」

 Bくんは井の頭線帰宅、途中参加で若干飲み足りないMくんは自宅にEくんを招いて山手線途中下車、私は池袋まで戻ってホテルで健康睡眠。
 の、山手線内で。私「Eさぁ、明日の朝も食欲ある?」 E「あるあるあるある」 私「じゃあさ、明日、朝ご飯に美味しいフルーツサンド食べに行かない? 赤羽」 E「行く行く!」
 というわけで、明日は赤羽「プチモンド」から始まります。

国ちゃん、もう1本

 5時に起床、お風呂にお湯をためながら、『孤独のグルメ 2017お正月スペシャル』を再視聴。中野「蔡菜食堂」編、今夜はここに56回生「いつメン」と繰り出す予定。レバニラ炒めのビジュアルマジックのせいで夜に向けてのテンションが爆上がりです。やっぱり都会に行くならミーハーにならないとね。
 というわけで本日から上京旅行、入浴後に、CDや本や衣類やを鞄に詰め込む旅行準備は、恒例なだけに慣れたもんであっという間です。

 今日は、10時過ぎの新幹線で博多に出れば「のぞみ」の時間に十分間に合うということで、JRに行く途中で大学病院へ寄り道することに。親不孝が服着て歩いている36歳が、病院に垂乳根の母を残して4泊の旅に出るという後ろめたさを、せめて旅立ちの朝に美味しいものでもお届けして解消したいという我儘、なんですけれども「お許しください母君」と謝罪をしたいその当のお相手であるその母君から、7時の携帯に電話が来る。「持ってくるならお寿司にして。コンビニのは嫌よ」
 我儘には我儘が打ち返される『こんな夜更けにバナナかよ』状態(実際には冷蔵庫に入れておいてお昼ご飯にしたかったそうですが)、コンビニ以外で朝の9時前に寿司が買える場所ってどこにあんだよと検索したらあら便利今は市内の至る所に24時間営業のスーパーがあるのねぇ、とタクシーで寄り道の店舗で助六・ちらしセット購入。病院の食事が喉を通らず、全脳照射による首から上の副作用に加えて服薬(タルセバ)の副作用もそろそろ出て来始めた母君は、心がクサクサとしておられるようでしたが、お寿司は喜んでいただけましたようで安心。そして流石の社交、頻繁に個室を訪問する看護師・医師・掃除の方、等々には電話1オクターブ状態で愛想よくお出来になるんです。

 さて、病室30分のお見舞いの後は、新幹線でK駅→博多→品川、の移動から始まる4泊5日の上京旅行。
 新幹線の車内では、駅弁・読書・CDの3本柱。上京旅行非日常の時だけ自分に許すコカコーラを車内販売で。
 7日に一日デートのオツカル様に向けて、駅弁(明太子入りの博多名物を集めたもの)と絵恋ちゃんさんのシングル「カラシメンタイコ」とを一緒に撮った写真を付したツイートを送る。ファンの間では、食事と絵恋ちゃんさんグッズとを一緒にアップすることを「えったんこ飯」と言うということをこないだ知ったので。オツカル様からは即リプで「えったんこ飯やないか!」という返事が来て、そのリプは即座に絵恋ちゃんさん自身のアカウントによって「いいね」されました。恐るべき網、流石のエゴサ神です。
 CDは、上記の「カラシメンタイコ」の他に、今回のオツカル様カラオケで披露する唯一の2017年曲の予習をしたり。完全にそこを軸に動いてますね。
 車内の読書では、とある本の中に「あ、これ、入試か模試かに使えるかな」という文章を1ヶ所、2ヶ所ほど見つけたのでブックマーク。

 品川着の後、駅構内の「品川珈琲」に行き、K市の母・Hさんへのお土産を購入、宅配でご自宅に送る手続き。今回の上京では、我らがB組41人にお土産を買って行くという約束を(某くんから遠回しに命じられて)しているので、手で持って帰る荷物はそっちにするつもり。
 山手線ぐるりで池袋、定宿チェックイン。1階の大浴場で湯浴み、着替えてホテルを出発。

 56回生「いつメン」の飲み会は、副担任の私、塾講師Yくん、商社Kくん、ライターOくん、Oくん奥様(唯一のF校部外者)、証券会社Sくん、エンジニアNくん、の7人。中野駅で降りるのなんて何年ぶりなんだろう。本日の会場は、先述の通り「蔡菜食堂」です。

 先に懺悔。
 「ど」が付く遅刻間の商社Kくんが奇蹟の5分遅れ、と幸先の良いスタートを切った今回の飲み会、だったのに幹事の池ノ都先生が2次会の途中で(酔いと眠気とで)へたって早退をするという味噌つけ倒し的な醜態を晒してしまい(でも、あれ以上長居して徹マンとかまでやってたら醜態どこじゃ済まなかったと思ひます)。
 後で全員に「昨日はごめんなさいでした! 8月の上京では必ずや徹マンまで!」とお詫びツイートを送ったら、全員が快く許して下さった上に、Oくんからは「次は昼に健康麻雀をしてから飲むという手もあるぞ」というお爺ちゃん向けの優しいお言葉も頂戴致しまして。そうか、もう労られる年か、と。

 いや、でも、「蔡菜食堂」、行って良かった。『孤独のグルメ』で観て絶対食べたかった「前菜盛り合わせ」「レバニラ炒め」「あわびシイタケ炒め」「青菜の水餃子」「白切鶏」、は全部美味しかった(パクチーが駄目なので「白切鶏」はそれを除けて食べました)し、ドラマでは市毛良枝がやってた奥様オススメの「スペアリブ」も絶品(商社Kくん歓喜)。
 ただ、奥様のお料理オススメのやり方がやや親戚的な形(あれも食べなさい、これも食べなさい)だったのと、その勢いで頼んだ全ての料理が酒に合いすぎるものでビールと紹興酒とを浴びるように飲んだのとで、4月期の文化祭シーズン及び肉親入院を走り抜けた36歳は見事に撃沈してしまったのでした。

 中野から池袋まで、「寝たら死ぬ! 寝たら死ぬ! お前は山手線寝落ちで一回全財産丸パクリされた人間だ!」と自分に言い聞かせながら帰ったので、一秒も記憶を取りこぼしていないこと「だけ」は誉めていいと思うけれども、後は「全部駄目だわ、明日は先ずは自罰から始めないと駄目だわ」と後悔しきりの帰還即失神。

ひとりじゃないもの あの人と同じ 明日になれば

 本日から長い長い黄金週間(生徒の次の登校は9日)。明日からの4泊5日の東京旅行を前に、本日は片付けごとを色々。
 午前中の職員室で連休後の授業準備を粛々、学校を出てから暫く歩き、気まぐれの昼食はラーメン王国K市の大人気店「S」にて。さらに歩いて西鉄K駅、サラダとカットフルーツとの購入は母君にお作りするスムージーのため。ラーメン店から西鉄への徒歩移動の途中から豪雨、朝は晴れてたんですけれどもね、まさに「一天俄に掻き曇り」たぁこのこと。慌てて駆け込んだコンビニでビニール傘を買いはしましたが、髪は少し濡れましたし、その後の徒歩移動で靴とジーンズは完全にやられました。
 行きつけの美容室でカットをしてもらい、タクシーで大学病院へ。相変わらず食事が全然喉を通らないという母君に作るスムージーは、買ってきた野菜・果物に、冷蔵庫の中の(食事に出たけれども食べなかった)牛乳・ヨーグルト・果物等々を加えて、氷と一緒にかき回したもの。二人で半分ずつ、私は「これ、結構イケるねぇ」と思いつつ、母君は目は口程にという不味そうな表情で。
 大学病院からタクシーで移動して「もりき」。刺盛りと煮麺とを肴に独酌、ほろ酔い程度に抑えた酒量で帰宅後に即就寝。明日からの(ほろ酔いどころか)終日泥酔、歓喜の上京旅行に備えます。

それはまるで 壊れたスプリンクラー

 学級文庫に追加。
 109 レーモン=クノー『文体練習』
 110 森田真生『数学する身体』
 111 田中眞紀子『父と私』
 112 pha『持たない幸福論
 113 早川いくをへんないきもの
 114 ドゥーガル=ディクソン・ジョン=アダムス『フューチャー・イズ・ワイルド』
 115 井出孫六『抵抗の新聞人 桐生悠々

 本日は4限授業で生徒半ドン。現代文では、高2全員に「男く祭」の感想文を書いてもらいました。黄金週間の間に、それを文章データとしてUSBに保存、休み明けに提出という義務を課しています。

 入院中の母君が小倉の自宅を引き払うという話は既に書きましたが、K市のでリハビリ施設に入るにあたり、その前後若しくは途中において私の自宅に滞在することがあるかも知れず、その際の布団を買う必要があるわけでして。と、病院の母君から電話で指令が来る。「どんなにお金がかかっても良いから、西川の布団を買って下さい」
 ブランド指定かよこれは福岡あたりまで出ないと買えないんじゃなかろうかやっぱりちょっと面倒かなぁ、と職員室のPCで検索したら、何という偶然なんでしょうか。職場であるところのF校から徒歩10分の所に東京西川系列としては県内唯一の布団屋がある。生徒職員半ドンの業務終了後、即座に出向いて布団一式(20万!)を購入し、配送の手続きもお願いしました。

 お見舞いは布団の報告がてらということになります。が、それだけではなく本日は病室にはさみとガムテープとを持参するように、との命令。前者は頭髪の調節、後者はベッドに散る頭髪の回収。現在の所はまだそうは抜けていないのですが(地肌は見えません)、抜け方に応じて私が素人カット、チョキチョキ。この先、これが瀬戸内寂聴みたいになっちゃうんですかねぇ。
 ミキサーには母君が毎食必ず残す果物、それからコンビニサラダ、加えて牛乳・蜂蜜・氷。ガラガラと回せばあっという間に完成するスムージーを半分こして、半ば強制的に飲んでもらいます。親不孝が服着てるんですけど、その上からちょっと孝行のフレイバーを纏って。

 で、夜は職員有志が集まって「男く祭」の打ち上げ(生徒は打ち上げ厳禁ですが、大人は良いの。生徒指導部や高3の担任団の先生を慰労するの)。文化祭担当の高3数学先生にビール注ぎに行って、「いっぱい飲んでね~、昨日のシティプラザでぎゃん泣きしてたから水分が足りないでしょ~」って。数「ななな、何言ってるんですか! 僕、全然泣いてなんかないですよ!」 私「いやいやいやいや流石にその否定は無理筋やろ。あんた、スプリンクラーみたいになってたじゃんか」
 で、その宴席で知らされたんですけど、高2のコーラス大会の順位。A組「はなまるぴっぴはよいこだけ」の優勝はまぁ順当だと思ってたんですけれども、うちのB組「ひこうき雲」、それにもう本当の僅差(点数秘密)で2位だったんですって。あ~んなに地味なステージが! 3位以下の点差も見せてもらったんですけど、あぁ、もう超惜敗じゃないですか。これは来年の「ぴっぴ」潰しがマストですな。文化委員が3人もいるんだから、みんなで花を持たせたげないとねぇ。

ほかの人には わからない あまりにも

 5時入りの職員室でデスクワーク(定期テストまでの学習計画表、及び明日の授業プリントの作成)。本日はK市中心部に出来た大型施設「シティプラザ」の大ホールを借り切って、「男く祭」2日目の内輪向けイベントが行われる日。7時に呼んだタクシーに乗って、会場となるプラザ……の近くのH公園に移動。本日のコーラス大会に向け、朝から最後の練習をするのですが、シティプラザ敷地内は発声厳禁なのです(去年まで2日目会場だった市民会館の敷地内はOKでしたが、新しい会場は制約が多い)。というわけで、程近い公共スペースにてゲリラ練習を。同じことを考えたクラスは他にも2クラス(いずれも高2)あり、3クラスが公園の各地に散って最後の練習。周辺住民に怒られたら……まぁ、それも想い出ですよね。っつか、朝早いから集まりが悪い、というか我らB組、声、小っちゃくね? コーラス委員のAくん・Bさんは経験者(合唱部)なんですがバリバリ前に出て問答無用で指示出し、というタイプの子たちじゃないので、我が儘思い思いのクラスメイト達を一丸にまとめるのに随分と苦労しておいでです。とまぁ、私も壇上に上がって歌う(コーラス委員から「まとめられる」側の)人間なので、そんな他人事のように言ってはいけませんが。
 集合時間が近づいたのでみんなでぞろぞろと移動したら、後はクラスの生徒を大ホール内に移動させて各自の席に着席させれば、実質的に高2担任団の仕事はおしまい(生徒たちと一緒に様々なパフォーマンスを鑑賞するだけ)。どちらかと言えば、私なんざ教員よりも、文化委員や各Pに所属している生徒の方が一所懸命に働いているくらいです。

 午前中、本当に申し訳ないのですが1時間強ほど会場を抜けて、朝の内に母君の病室を往復してきました。色々とお話をしたのですが、今日突然、母君が退院直後に30年暮らした小倉の実家(公団1階2DK)を完全に引き払うこと、その後はK市内のリハビリ施設(母君は現在、室内では「自立」できますが長い移動は基本的に車椅子の状態です)に入って回復を待つ(職場はしばらく休職する)というお話を聞かされました。既に、病院を通じてケアの現場で働いている人、或いは施設を斡旋する業者の人とは連絡を取り合って話を具体的に進めておられるそうです。
 何というか、決めたら頑固な人だから止めたり熟慮を促したりするようなことは一切しませんでした。リハビリ施設が見つかるまで、少しの間K市の私の家に泊まることがあるかも、と言われて「あぁ、じゃあ布団一式を買わないとなぁ。この買い物はちょっと面倒くさいかもなぁ、でも仕方ないよなぁ」と思った程度です。小倉の部屋は、私にとっても30年暮らした実家ではあるのですが、まぁ公団の1室ですしね、思い入れと言われたらう~ん、って感じ。
 それよか、母君はまだ59歳で還暦すら迎えて居られないのですが、それがリハビリ施設(っつっても要は介護施設でしょう)に入居が認められるんでしょうか、とそっちのが心配。ただまぁ、そこは20年以上介護の現場で一線級の働きをなさっておられる方ですから、抜かりはないんでしょうね。
 という訳で、私の方には異存は全くございません。とお答えして本日はお別れ。いや、実際、そうは言ってもやっぱり小倉に残ると再び言い出す可能性も2割か3割くらいは、とこの時点では思ってましたしね(←結局初志貫徹の母君でした、と5月28日の記)。

 会場に戻ったらそろそろ始まるコーラス大会。クラス増やタイムスケジュールに関わるその他様々な要因で、今年からは高1と高2とは各クラス1曲ずつ、高3だけが昨年度までと同様に各クラス2曲を歌うという形式に変更になっています。高2の選曲は、A組「はなまるぴっぴはよいこだけ」、B組「ひこうき雲」、C組「モルダウ」、D組「全力少年」、E組「ハナミズキ」です。A・D組が明るいポップス、B・E組がレクイエム寄りの静かなポップス、C組が王道クラシック、ということで学年としての選曲のバランスはいい感じなんじゃないでしょうか(1クラス2曲だったら、クラスごとにメリハリを考えられるんですけれどもね)。

 さて、コーラス大会。我らがB組は女声11人、男声低音16人、男声高音13人(←担任含む)、指揮1人、伴奏1人、という構成。女声頑張れ、なんですが本日は昨日(ライブその他で)頑張りすぎた女子1人が病欠、女声は相当頑張らないといけない状態です。朝の練習の時もそうでしたが、数学先生が担任のC組「モルダウ」、舞台袖で聴いててもメッチャ「コーラス!」って感じで初手からビビっちゃって。
 「大体さぁ」と、私語厳禁の舞台袖で担任が囁く。「入場順を考えようよ。ウチってさ、最初に舞台に出ていくのが僕とAくんでしょ。僕、オッサンが生徒の学ラン借りて着てるでしょ? Aくんは足を怪我して松葉杖でしょ? オッサンと松葉杖が最初に入場すんだよ? 出オチでしかないじゃんか」
 まぁ、実際「出オチ」なんですけれども、松葉杖くんに合わせて少しゆっくり歩いて入場の担任は、観客(生徒・保護者の皆々様)に「あれは生徒じゃない、オッサンだ!」と気づかれたのか気づかれなかったのか。去年も高1Aで指揮を務めたBくんの振りに合わせて歌いましたよ「ひこうき雲」。生徒と壇に上がるのはもう4回目ですし、歌の歌詞は絶対に間違えようがないし、流石に緊張はしませんでしたが、自分たちの歌がどういう風に響いているのかは全く分かりませんでした。
 因みに、歌い終えたB組勢が自席に戻った後にA組の「はなまるぴっぴはよいこだけ」が披露されたのですが、純粋に「良い曲だなぁ」と思ったし、盛り上がれる曲調に合わせて指揮者が会場を煽ったらみんな手拍子ノリノリだったし、練習の時からそうだったけれどもネタ曲が大真面目に(上手に)歌えたら最高なんですよね、「あぁ、これはA組が持って行ったな」と思いました(し、実際A組が学年優勝でした)。

 太鼓で女子生徒、パフォーマンスで男子生徒、B組生徒の活動を中心に舞台を鑑賞。最後はやっぱり高3実行委員号泣で〆。
 来年度の実行委員男子3人はどうなるでしょうね、そう言えば全員我らが高2Bの生徒ですが……。
 英「ちょっとちょっと、そこのB組担任」
 私「何ですか?」
 英「来年、大丈夫なの? あんたとこの実行委員3人。超真面目な人たちやけど、舞台上で盛り上げたり出来るの?」
 私「そんな、中学時代から調教してきた実行犯が今更何を言い出すんですか」
 英「いや、だからここでアンタがあの3人を今の内から巫山戯倒した人間になるように誘導してさぁ。得意やろ?」
 私「何じゃそれ」
 英「『授業の時はヒジをついて聞け!』とかそういう風にさぁ」
 私「あのですね、彼らに『授業中にヒジをつけ』って命じたら」
 英「言うこと聞きそうやない?」
 私「多分、こうする(←ロダン『考える人』のポーズ)」
 英「分かるっ! そこまで真面目だわ!」
 笑ってる場合じゃない。っつか、多分、あの3人、大丈夫だと思うけどね。

 市街地ど真ん中で解散とか、そのまま飲みに行けって言ってるようなもんだよねぇ、と野菜料理「B」に入って読書独酌、の後で〆はラーメンだ、と駅近くのラーメン「M」に入ったら、F校2年生がうじゃうじゃ居て滅茶苦茶気まずかった。「先生なんですかっ!? はい、生ビールお待たせ! って生徒の前で言ったらマズいですね!」って店員が元気。
 後で聞いたら、ラーメン「M」はF校生の巣窟なんだそうです。飲みの〆で深夜にしか利用したことがなかったので知りませんでした。勉強不足。