「この中にひとり、小説家がおる、お前やろ」「僕はうつむいたまま、首を横に振った」

 高2で人狼ゲームが流行る。で、定期試験まで一週間を切ってるのに、夜明け方4時とかまで隠れてやってる寮生一群がいる、と噂は耳に。誰と誰と誰とがやってる……ってのは、少なくともほぼ完全に(ウチのクラスの人間に関しては全員)予想がつきます。あいつがもう少しピリッとしてくれたらA組全体が良くなるんだろうけどなぁ、とか思うところは色々ありますが、取りあえずn回行われたならn回メンバーに入っているであろう人間の中で最も出席番号の小さいウチのクラスの生徒某を呼んで聞いてみる。と。
 生徒「どうして真っ先に僕ばっかり疑うんですか! 僕は……僕は人狼じゃありません!」
 担任「お前隠すつもりもなくなっとるやないかいっ!」

 内田樹中島岳志平松邦夫・イケダハヤト・小田嶋隆・高木新平・平川克美『脱グローバル論 日本の未来のつくりかた』読了、★★★★★。桐生悠々が「蟋蟀は嵐の縁に鳴きやまず」と詠んで半世紀超、老若の知が鳴き集くシンポジウムが賛同を得て本になる時代はまだマシ……なの? ってか、英雄対仮想敵の構図を自他に押し売る橋下さんは、自分こそ悠々的「蟋蟀」だって本気で思ってた(る)のかも知れませんね。あ、本の中では、F高卒業生(57回生)某氏が興した「ルームドナー」が脱グローバル後の方向性を指し示す興味深い一例として(イケダ氏によって)言及されていました。F校卒業生とは市販の本でも定期的に出会います。これは、今夏の地区保護者会北部九州講演ツアーでも触れよう。

 さて、地区保護者会は次の週末から。今週の土曜は昼から長崎地区保護者会講演、の後電車で小倉に行き実家泊。日曜は昼からリーガロイヤルで小倉地区保護者会講演。たった今入った情報では小倉は昼から酒が出ると。やべぇ、夕方K市に戻って学校でやろうと思ってた月曜授業準備を金曜以前に前倒しせねば。まぁ、最悪月曜未明にやる手もあるかな。