メモは 少し長いけど でも最後まで

 この「はてなブログ」で日記を更新し始めて10年超、今日が4000回目の投稿になるそう。1999年からインターネット上で(何度か場所を移しつつ)毎日更新をし続けて四半世紀です(プロでもない、読者も多くない、利益も出ない、というタイプのBlogとしては長い方なのではないかと思います。比較対象もないんですけど)。最近、漸く、生徒に「日常性の維持」を説くことへの後ろめたさ・気恥ずかしさが(少し)薄らいできました。
 何千回、という区切りを目にするたびに思い出すのは『笑っていいとも!』の3000回を記念して作られた「We Are The IITOMO」(←スペリング適当)なんですけど、知ってるのはアラフォー以上だけですかね。「3000回よく続いたよ しかも休むことなく」「私がいてここまできた」。

 本日は4限授業で生徒は半ドン、教員は午後の長い時間をかけて特別な職員会議(年度のまとめ、のようなものです)。高3生の何人かは、大学入試の後期試験に挑んでいます。
 職員室の棚の整理で校内模試の過去問集を並べ替えながら、ふと自分が作った問題を思い返す。東大がついに女性で第一問(文理共通評論)を……と言ってた自分はどうだったでしょう。小説・随筆(随想)の問題には、幸田文青木奈緒梨木香歩最果タヒ(2回)・北林谷榮(自信作)・小池昌代(東大的中ドヤァ)等があるのですが、評論の問題は伊藤亜紗『手の倫理』から最近作った1回だけしかありませんでした(どっかの予備校の高3用模試と出典が丸被りしたと聞きました)。センター・東大を嗤えない「男脳病」でしたね。反省。矢口祐人『なぜ東大は男だらけなのか』読了、★★★★。

 昨日入り損ねた「R」、今度は決心が揺らがないようにインターネットサイトから(本名で)予約をしてから訪問しました。
 もともと長く焼鳥屋があった場所の居抜き、炭火焼を売りにした居酒屋です。予約した時間ぴったり(1~2秒ずれただけ)に入店、「イケノト様 本日、御来店頂きありがとうございます」のポップが置かれたカウンター席に座りました、ら、直後のタイミングでお通しの海老(炭火焼、頭も尻尾も殻もそのまま食べられました)が出てきました。平日は1杯980円の大生も含めた飲み放題が1500円になるという行く末が心配になる値段設定。飲み放題の日本酒は冷や(常温)しかないのですが、文句のあるはずもありません。というか、大生~大生~冷や~冷や、と飲んだ時点で申し訳なくなって、焼酎は飲み放題ではなく4合瓶をキープさせてもらいました。
 「えっと、飲み放題にこの焼酎も入ってるんですけど……?」と困惑顔の店長さんは27歳の折坂悠太似、こちらの気持ちの問題なんで気にしないでくださいと答えながら、初めて見る名前の芋焼酎(職業支援的な施設で作られているみたいです)の瓶に名前を……ってことは、定期的に通うことになるんですかね。早い時間に入って120分の滞在。私がいる間に客は奥座敷に1組入っただけだったので、カウンター越しに店長さんとずっとお話しながら飲んでました。一応、本は持って行きましたし、読書全然オッケーと言ってもらえたんですが、朴訥で推しの強くない店長さんとのやり取りが何故か途切れず。
 鮮魚のなめろうは普通。じゃこおろしは美味しかったけれど、次に注文した炭火焼の横に同じ大根おろしがどっさりついてきてちょっと失敗。その炭火焼のイサキ(丸々1匹)はお店の売りだけあって美味。次の肉豆腐はちょっと薄味。味噌クリームチーズは焼酎泥棒。会計は激安。
 抜きんでた何かがあるわけではないけれども大体全部が及第点、これを「ちょうどえぇ」と落ち着ける人には受けるかも知れないけれど……良い店だったという思いが半分、やっていけるんだろうかという心配が半分(近所の人たちを常連に引き入れないと、地の利は思いっきり悪い場所です)。私は応援します。