歯抜けのタイプライター

 書いたことがあるかと思いますが、寝ている間に見る夢に関しての人生ベストは、いっこく堂の死を何十年来の無二の親友である(という設定の)私一人で看取るという内容のものでした。彼の命の灯がたった今消え、逝くな戻ってこいと縋り付いた私に空から「あれ、声が、遅れて、聞こえてるよ……」という彼の生涯最後のネタが降ってくる、目覚めたら後で枕カバーを洗濯したくらい泣いてました。
 親友(という設定の人物)の死ですからこれは悪夢と言えば悪夢です。実は私、寝ている間に見る夢が全て悪夢だという特技(?)を持っています。良い夢を覚えていないだけなのかも知れませんが、少なくとも内容を覚えている夢は全て悪夢。
 その悪夢、前述いっこく堂みたいな特殊なパターンを除けば、内容はほぼ二つに集約されます。一つは、高いところから飛び降りる(或いは墜ちる)もの。もう一つは、歯がボロボロと抜けるもの。前者に関しては、飛行機嫌いなのにそれが出てくることはほぼ無く、大体はエスカレーター若しくはエレベーターで高い高い建物を上ってからというパターンが殆ど。後者の展開は様々ですが、とにかく歯が次から次に(ふじいあきらのトランプみたいに)抜け落ちていくというシーンが共通しています。
 悪夢としては、後者の方が圧倒的に怖いです。

 8時出勤で机仕事、特記する内容はなし。
 途中、昼休みに年休を絡めて、Hさんの車で数ヶ所を廻りました。先ず、JRのK駅に行き、みどりの窓口で月末の大阪旅行(1泊して中島みゆきのライブ)の新幹線チケットを購入。空いていたので、横並びではなく窓際前後の席を購入しました。続いて、市内随一の高級スーパー「N」(人気の精肉店が経営)で食材の買い出し。1丁450円(!)とかいう豆腐が売ってある(もっと普通の値段のもありますが)棚にビビったり、精肉売り場で豚しゃぶ用のお高い肉(部位の違う3種類を少しずつ)を買うのにテンションを上げたり、Hさん・事務嬢さんが共通して大プッシュする軟骨入り鶏ミンチを買うか買わないか5分迷ったり(買いました)。最後は、STARBUCKSで1000円分のカードを数枚購入(これは、職場のホワイトデー用)。

 夜は、いつもより高級な豚しゃぶ。副菜はもずく酢のサラダ(ミニトマト・胡瓜・茗荷・山芋)。「N」では豚しゃぶ用の肉以外にセール品の切り落とし(200g)も買っていたのですが、それは酔っ払った勢いで豚汁にしました(味見はしましたが、食べるのは明日以降)。
 761蔵目・島根「理八」(純米吟醸 901号酵母)。