たったわずかのルートの2となるよ チャ チャ チャ

 第2回センタープレの1日目。の後、61回生某氏がおいでになり、成人式後のF高飲み会で流す担任団のお祝いメッセージ映像に出演を請われる。高3を担当した場合、毎年のことです。で、1分程考えさせてもらい、メッセージは以下。どうせみんな酔っぱらって騒いで聞こえないんでしょうから(知りませんけど)、文字で残しておきましょう。

 【61回生成人との事、御目出度う御座います。池ノ都は成人式に出席しませんでしたので、正月帰省から大学に戻り更にその数日後に再び帰省してまで式に臨む皆様のその誠実さとフットワークの軽さには脱帽です。その誠実さとフットワークの軽さを何故現役高3の時に発揮なさらなかったのかが不思議でたまりません。とまれ成人、古典なら元服・裳着、つまり結婚可能になったということ。長く結婚できぬ人間がどれだけ悲惨な人生を送っているかは知り尽くしております。どうか皆様方がそうはならぬよう、今から大学生活をエンジョイなさることを願ってやみません。それでは失礼致します。】

 さて、15時過ぎに年休を取って、西鉄K駅構内にある満員状態のミスドで読書をしておりましたら。
 F中の制服を着た少年が私の隣のテーブルに座られまして。教科書とノートとを机に広げ、鉛筆定規を手に数学を解き始めて、宿題でしょうか非常に熱心に。で、熱心なのは偉いんだけど……何と、少年、な~んにも注文してない。
 ノートの表紙が目に入って、ちゃんと持ち物には大きく名前を書いているんですね、偉い。で、クラスと名前とが分かったので、少年が立ち去ろうとテーブルを片づけ終わった所を見計らって、「××くん、××くん」と名前を呼ぶ。向こうは私のことなんて知りませんから、何このオッサンという警戒顔です。で、私がF校の教員だと名乗った上で「テーブルを使うのは、商品購入と交換だね。お金持ってないなら、おやつ代ぐらいはあげるけど?」と申しましたら、「大丈夫です」とがま口の小銭を数えむして。レジ前の列が長いから途中で逃げちゃうかな、とも思ったんですけど、ちゃんとドーナツを買ってから帰っていきました。合格。

 夜は「もりき」でパスタ(と、ビール・日本酒)。
 客「……テーブルは商品買ってからって、入ってないもんかね身体に」
 店「う~ん、意外とあるんかもねぇ」