ひとつころ・ふたつころ みっつころ・よっつころ

 まだ全体の1割ほどしか読んでいませんが、小島豊美とアヴァンデザイン活字楽団『昭和のテレビ童謡クロニクル 「ひらけ! ポンキッキ」から「ピッカピカ音楽館」まで』(DU BOOKS)が早速面白い。元ポニー/キャニオンの学芸担当ディレクターが「テレビ童謡」制作に捧げた日々を公開する初のオーラルヒストリー。
 当ブログ内の検索に「ソノシート」の語をかけてみたら2014年11月2日の記事がヒットしたのですが、私はこれを「フォノシート」と呼ぶのが本来だということを知りませんでした。8トラックカセットは幼稚園に上がる前に、母君が水商売のお店を手伝っておられた関係で目にした記憶があります。その頃からすり減るほど聴いていたのはコンパクトカセットで、これは年代の問題ですね(「すり減るほど」という比喩もそうですね)。
 冒頭40ページでは、インタビューに入る前の、日本の童謡の歴史・レコード会社(と学芸部)の歴史・レコードやソノシートとカセットテープとの歴史、という「ポンキッキ」以前の歴史的土壌を解説しています。これだけでも(前段落のように)懐かしかったり知らなかったりする知識がゴロゴロ転がってますし(カセットテープで歌手の「全曲集」が可能だったりレア音源が沢山入ってたりするのは何でだろう、と思っていたのも解決しました)、デビュー時の美空ひばり川田正子に挨拶に行ったエピソード等にワクワクしてる自分はやっぱり芸能が好きなのだと気づかされますし。
 因みに、ちょっと先走って番組データ編を見たら、幼稚園に上がる前の私がどっぱまりしてたカセットが『ひらけ! ポンキッキ 最新ベストヒット12 ほえろ! マンモスくん』というタイトルだったことを知りました。表題作他、「おふろのかぞえうた」「まる・さんかく・しかく・」「ねんこっこ」「ゆきのおさむらいさん」「もくべえ じろべえ」……40歳前後なら泣きます。
 後、スポット使用曲リストの中に、大貫妙子「カイエ」が入ってなかった(「午睡」は入ってた)んですけれども、番組で観た(聴いた)私の記憶が間違っているんでしょうか。

 6時学校入り、授業準備・職員室ゴミ箱整理・学級日誌コメント記入(担任代行)。校門前の交通指導に出られた担任の先生の代わりにとあるクラスの朝のSHRに行くと、私が何も言わないうちに評議委員が前に出てきて「学級日誌の公開」「各係・個人からの連絡」「副担任からの連絡」と流れるように司会をこなして(副)担任不要論。去年のクラスで学級日誌の公開(日直感想読み上げ)なんてやってたらどえらいことになったと思います。
 授業は1・4・6限という飛び飛びのタイミング。20分休み・昼休みは生徒面談。その他、空いている時間に授業準備・校内模試の問題調整。

 放課後に、高校1年生の美術室掃除監督。全然知らない学年なのですが、こう言っちゃなんですけどマイナーな部屋の掃除でもサボらない真面目さが大変結構。と思ってたらその上に最後のゴミ捨てまでも、Aくん「ゴミ捨て場、寮に帰る途中だろ」 Bくん「分かった」のやりとりで驚き。感動のあまり思わず、私「積極的にゴミ捨てまで引き受ける良い子がいるのっ!?」……って言わなきゃ良かった。ゴミ袋を放り出してBくん「いや、違うっす」って。結局班員と私とのジャンケンで決めることになったんですが、こういう時のあるあるで結局Bくんが負けてしまう。「くそ~っ」とゴミ袋を手に持つBくんは僅か1分の間に「積極的にゴミ捨てを引き受ける良い子」から「ジャン負けで嫌々引き受けた普通の子」に格下げされちゃってて私ったら本当に教育者の資質がないわ。
 本日が定期考査一週間前、なので図書館は開館延長。17時~18時に図書館待機という司書教諭の仕事(この間に、前期の小島豊美の本を読みました)。

 本日も一食、夜は「もりき」でマグロ山かけ・冷や奴・にゅうめん。