ばいばい菌だ

 移動日。7時前の起床で睡眠確保はバッチリ。ホテルの朝食か駅弁かを迷って後者を選択、ゆっくりお風呂に入って、荷物をまとめてからチェックアウト。9時過ぎにホテルを出発。浅草線で品川駅へ行くのは初めて(だったので、新幹線の改札を潜るときに、新幹線の切符2枚を通すのに加えて必要だったニモカのタッチを忘れてしまい一回止められました)。
 品川駅では先ずはHさんへのお土産の「品川珈琲」。4つを箱詰めにしてもらって「お歳暮」の熨斗をつけてもらいました。6つ箱でも良かったけれども、どうせ年末の旅行でまた買うことになるから大丈夫でしょう。別々に帰還する同窓同僚先生に電話して、進路指導室へのお土産は私、学年団へのお土産は同僚先生が買うように話をまとめ、進路指導室には皮がモチモチしてて美味しいどら焼きを購入。「もりき」のお子様2人には、人気和菓子店の商品を少しずつ詰め合わせたかわいいクリスマスパックを1つずつ買ったのですが、これは後でちょっと後悔。高3女子と高1男子とに「かわいい」は必要なかったかな。

 新幹線の中では、駅弁、読書、CD(RHYMESTER)。5時間全く眠たくならず。昨日よく寝たのが良かったようです。
 新幹線を乗り換えてK駅、からはタクシーで職員室入り16時。昨日会議で受け取った東大模試成績速報(とどら焼きと)を進路指導室にお届けし(進路指導部長が、明日の④校内模試成績会議資料に速報で打ち込むのです)、デスクワークを2時間ほど。
 職員室をタクシーで出て、Hさんち(お歳暮をお届け)経由で「もりき」へ。お土産を渡して、魚しゃぶを作って貰いました。〆は素麺。今日までがっつり食べた分、さて体重はどれ程に増えているでしょうか。
 明日も5時入りなので、21時には就寝、の前に家のTVで次回の「SONGS」(松任谷由実)の録画予約。

 旅行中に読了の本は以下。
 瀬戸内寂聴『奇縁まんだら』読了、★★★★★。寂聴先生の(清水ミチコのモノマネでもなく、南伸坊文体模写でもない)作品に触れるのは恥ずかしながら人生初。これは鶴見俊輔の文章(というか、語り)を読んでいても思うんですけれども、記憶力の勝利ですね。そして、並の人が書けば単なるゴシップになるエピソードをその人物の(尊敬すべき)人柄の象徴としてさらりと書く力量。1作目が文庫化されたので買ったのですが、これは続きを読んでみたい本。巻末に丸谷才一のエッセイ、これはあんまり面白くない。
 馬場康夫『「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た日』読了、★★★★★。素晴らしい本でした。第1章の、三井と三菱のディズニーランド誘致合戦の面白さは並の小説を遥かに超えてます。結局、或る人物の器量と発想とに全てがかかってるんですね。F校の職員室の中を見ててもそう思います(筆頭は勿論国語科恩師先生でしたが)。
 森博嗣『作家の収支』読了、★★★。お金の話を極めてクールに。筆者が大学教授だったこともあり、教育・入試関係の著作権(使用料)のことが細かく書かれてあったのが興味深かった。
 谷口ジロー孤独のグルメ2』読了、★★★。1冊目同様、どうも肌に合わないのは、主人公が下戸(酒を飲まない)からなんでしょうかね。素面の「孤独」は上等じゃない、自分と対話ができるじゃん。
 清水茜『はたらく細胞(1・2)』読了、★★★★。擬人化ものの拾いもの。絵もギャグも好き。そして、人間の身体って改めて凄いですね、と。