大根で道を教えけり

 3時半起床、書斎で京大文系特講の添削など。母君に朝食をお出ししてから7時半に学校入り。昨日の日記に書いた通り、こちらが想定した解答よりも良いものがあったので、それに合わせて採点基準が厳しくなり、結果的に上下差が大きくつくことになりました。もしもまた高3現代文を担当することがあるならば、その時には解答例を書き換えるつもりです。
 職員室机上には、第3回校内模試の結果データが置かれていました。個々人には色々な反省があるでしょうが、全体としては前回の停滞から回復していて(例えば、現役高3生の平均500/1000、即ち50%以上が例年並みの30人だったなど)良かったのかなぁ、と。個人別検討は来週の火曜日でこれは長丁場、慰労会の会場は居酒屋「A」を押さえています。

 授業は1限に文系東大コースがあり、これは直後に添削を終らせました。その後は帰りのSHRまでの時間を年休にして、自宅(母君に昼食)経由で行きつけの美容院に。いつ以来だかで髪を切ってもらってさっぱり。助手なしのワンオペは完全予約制、1時間の間二人きりで話をするんですけれども、店長のKさんとはもう10年以上になりますし年も同じですし、なんやかや話が盛り上がるんですね。ただ今日は、最近悩まされているという群発頭痛のせいでやや元気がありませんでした。今度、専門の頭痛外来にかかられるそうです。意外なことに医者町のK市には専門の頭痛外来がなく、行くなら甘木か佐賀かまで出張らないといけないとか。

 全ての移動は自転車で楽、学校でSHR・掃除を終らせたら、再び自宅に戻って入浴にデスクワーク。16時に三度学校へ出て、今度は京大理系現代文特講。昨日と同じ過去問(高井有一)で100分の講義です(その内半分の50分は生徒が解答する時間で、私がやるのは板書準備だけですが)。この添削は明日。

 18時の講義終了後は直ちに自宅に戻って母君に夕食を提供し、今日はお休みになるのを待たずにタクシーを呼びました。今夜は某氏と二人で飲みに行く約束があり、場所は和食(懐石)の「G」で贅沢。某氏はご実家で家庭菜園(というには本格的すぎる農業)をおやりになっておいでで、使われている食材(季節感に溢れています)の育て方などその他色々教えていただきました。「先生は、食べ物の季節ってどの程度ご存じなのですか?」というご質問に、正直に「俳句の季語でしか覚えていません」とお答えしたら「違った意味で凄い!」と帰ってきて赤面。

 ナンシー関ナンシー関の耳大全77 ザ・ベスト・オブ「小耳にはさもう」』読了、★★★★★。ベスト盤。というか元々全部がベスト盤、その更に上澄みだというのですからキレが凄い。彼女が存命だったならば、私は今でもまだテレビを観ていられたかも知れません。