どこまでもまっすぐに進んで 同じ所をぐるぐる廻って

 健康起床、入浴・サウナ、チェックアウトと宅配手続きと。本日は昼過ぎの飛行機で福岡に戻る移動日で、ギリギリまでネカフェに滞在するか迷ったのですがそれを回避して早めに品川に出ることに。ランチの約束は63回生Sくんで、何か聞いて欲しい話があるとのこと。
 品川駅ではHさんへのお土産「品川珈琲」を購入。高輪口を出て周辺を散策したら、住宅街の中にぽつんと小さなカフェ、入って直ぐ流れてきた曲がホレス・シルヴァ「Song for My Father」だという「もりき」感で、当たりくじラッキー感と帰福感とが一緒に。スペシャルティコーヒー3種類の中から、「キューバ ツルキーノ ラバド」「ボリビア カラナビ アセンシオ・ティコナ」の2種を。うん、解らん。電車の中で読んでいた本は池田達也『しょぼい喫茶店の本』だったのですが、流石にカフェでこれを開く勇気はなく、同じく途中まで読んでいた森博嗣『なにものにもこだわらない』に。

 待ち合わせのSくんと上京最後の会食は、品川「SALMA Tikka & Biryani」の休日ランチコース。現地系のインド料理は味の好みが分かれそうですが(私は、香草さえどければOK)、お手頃価格でお腹いっぱいになります(我慢できずに、ちょっとだけビールも飲みました)。事前に聞いて欲しい話があるというそのお話は鍵アカのTwitterでも呟けないような内容で、事の性質上聞くまでは出来るけれども助言その他出来ることが皆無。うん、聞いた、自分で決めよう! という反応しか出来ませんでしたけど、あれで良かったのかなぁ(Sくん頑張れ~)。

 Sくんと別れた後、品川から電車で羽田空港へ移動して、母君や「もりき」マスター(のお子様)へのお土産を購入してから搭乗手続き。どれだけ恐ろしい思いだったのかを微細に書くのが段々面倒くさくなってきていることを考えるに、私は最早飛行機に慣れきっていると言っても過言ではないのかも知れません。ただ、何の都合かは知らんけれど着陸前にぐるぐる旋回するのだけはやめて欲しい(墜落に適した場所を探してるんじゃないかと思って脇汗が止まりません)。
 高速バスでK市、タクシーで帰宅したのが18時(途中、スーパーに寄り道)。おひとり様4泊5日にも慣れた母君は、流石に疲れてお出ででお風呂は入らないと仰いましたが夕食は綺麗に召し上がりました。19時過ぎにお土産を持って「もりき」に入り、飲んでる内に興に乗ってきたのでタクシーで文化街まで出て「actor」にも。

 旅行中に読了の本は、以下。
 服部昇大『邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん』『邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season2』読了、★★★★。斎藤工率。
 池田達也『しょぼい喫茶店の本』読了、★★★★。F校追い出されることがあったら、「しょぼい国語塾」とか開けるかな。
 森博嗣『なにものにもこだわらない』読了、★★★。カフェで『しょぼ喫』出すのを躊躇った私はこだわり派なのかも知れません。
 太田省一『平成テレビジョン・スタディーズ』読了、★★★。テレビっ子を以て任じていた私が、これをそんなに面白く思えなかったのがちょっとショック。90年代中期~後期を寮生テレビ無しで過ごし、大学入学後21世紀のTVの記憶が薄く、東北大震災後の地デジ移行でTVと訣別した私には、トピックとして思い入れのあるものが殆どなかったのです。
 穂村弘『あの人に会いに 穂村弘対談集』読了、★★★。おモー様が登場していたので。