興奮よりも速く 走ろうとしていたあなたを

 2時起床、入浴後、3時過ぎから「Joyfull」で昨日の京大(石川淳)の添削をガシガシ。4時45分に店を出て徒歩20分、5時過ぎの学校に入る。移動中、傘が要るか要らないかという霧雨。職員室添削の7時には雨やみ、窓から見下ろすアスファルトが若干湿っている。これは、クラスマッチ(球技大会)決行ってことで良いよね。良いよね? 決行してくれないと、誰のせいでもないのに壇上の教員が生徒全員に恨まれる代替授業、で文系九大漢文50枚・東大現代文20枚の添削が一気に来て半徹夜は必至、私が一人でクラスマッチの疲労を背負うことになって身体が保たんぞ。

 決行、結構!

 部活引退から半年、スポーツの主導権は完全に高2に移って臨むF高生活最後のクラスマッチ。お前らホンマに受験生か、と泣きたくなるほど朝練昼練夕方練に余念がなかった63回生が意地を見せられるか。
 ……っつったら、バスケ優勝(凄ぇ!)とかね、引退組の癖に我らが高3Aったら結構見せ場を作ってくれてさぁ、決勝戦のラスト、1点リードで終了4秒前の敵チーム(高2)のシュートがリングに弾かれたときなんて、「やったぁ!」って叫んでしまいましたもんね。同時に、バスケ部軍団の面談では大学入試の合否はあんな感じで決まるよ、って言えばいいか、と7月三者面談に向けて胸算用。

 バスケ部のお母様を中心に、卒業式謝恩会で流す(全保護者に配布するのかな?)63回生DVDを撮影の真っ最中。いや~、撮られたね踊らされたね着せられたね。別に良いですよ、教壇に上がって益体もないこと喋る授業程には恥を振りまいてない。

 で、懸案のサッカーですよ。日本代表ユニフォームの高3Aは、部活引退後の体力減退……っつーかイレブンの総体重が前回クラスマッチより20キロは増えとるやろ、というハンデに耐え、ピッチを縦横無尽に歩き回り(元々サッカーが巧いだけに見てて面白い面白い)、何をしたご褒美だというのか納得いかんぞ決勝進出!
 ……でしたが、決勝までで体力気力は使い果たし(故障も続々)、昼前に降り出した雨は試合開始時には土砂降り、高2現役相手にまさに「日本代表」の完敗。さっきまで戦ってた相手の高3他クラのメンバーも、観戦してて辛そうでしたもんね。元サッカー部氏の日直感想は一言「世代交代ですね」。びしょ濡れですけど、準優勝は天晴れ、でいいですよね?

 さて、帰りのSHR等の仕事を全て副担任先生にお任せして、私は生徒某と一緒に病院へ。熱戦中の怪我は入院が必要なものだ、ということ。お仕事場から駆けつけたお母様とお話、の途中で某と試合中にぶつかった高2の生徒もご家族連れで駆けつけて。その時の、某のお母様が高2氏に掛けられた言葉に私もの凄く感動したんですけれども、ここには書きません。