今日までそして明日から

 雑誌やテレビやで、今年のF校の東大合格者数が36人だとなっているのは誤りで、正確には37人です。現役27人、一浪9人、二浪1人。おそらく、最後の1人がカウントされていないのでしょう。
 さて、多浪に耐えて第一志望合格の方は本当にお見事。ですけれども集団全体として考えるならば、この27:9:1、という比率は現実の入試を割と正確に反映しているんじゃないかなぁ、とも。多浪、通らないんです。東大に年間3000人が入学するとして、多浪(二浪以上)がどれくらいいるでしょう? とクイズを出したら、当の東大生ですら「500人?」とか「700人?」とかの誤答をする。あのですね、100人未満ですよ。

 さて、ゆったりと起床、のんびりと入浴。家から徒歩2分のディスカウントストアで旅行中の小物を色々と買い込む。本日から5泊6日の東京旅行、命の洗濯じゃぶじゃぶ。
 ・27日……夜・神泉で63回生。
 ・28日……昼・本郷三丁目でオツカル様。カラオケ・ライブ(矢野顕子石川さゆり)。夜・新大久保でオツカル様。
 ・29日……夜・新橋で56回生。ライブ(水森亜土)。
 ・30日……昼・松濤で63回生。夜・池袋で60回生。
 ・31日……昼・渋谷で63回生。ライブ(戸川純)。
 ・1日……夜・K市のHさんちですき焼きパーティー。
 あ、駄目だ。列挙するだけで恍惚失神しそう。

 K市→博多→品川→池袋。移動中は本を読んだり(読了本は最終日に)、CD(吉田美奈子KANA-BOON)を聞いたり、駅弁を食べたり、スマホアプリ(RPG)を触ったり、twitterで呟いたり(旅行中はツイ廃化します)。

 池袋の常宿にチェックインの後は、そのまま池袋→渋谷→神泉。本日は、春から東大生、我らがA組出身Fくんと夕食のお約束。
 一年に一度は行きたい、けれども一人では行きづらい、大勢で行くと払えない、二人か三人かがベストだけど野菜料理の店なのでオツカル様を誘えない、という塩梅至難の名店「ぽつらぽつら」のカウンターに座ってコース料理。8種ワンプレートの前菜、野菜のテリーヌ、すり流し、刺身、肉料理。追加で牛のタタキ。「最初に言っとくけど、飲めない人を無視してガン飲みするからね」と未成年に宣言し、料理と思い出話とを肴にビール・日本酒。

 中3からお付き合いのFくんの、中3BとCとがいがみ合ってた(笑)話とか、担任団から言われて印象に残っている言葉とか、生徒目線の学校生活がどう見えていたかという話に耳を傾けつつ、場所は「ぽつら」から渋谷「十徳」へ。若者はお洒落コースでは物足りず肉・肉と注文、私はビールを飲んでばかり。でもって、「最後は絶対『中本』! 辛いやつ! 辛いやつ!」「えっ、辛いの……?」と若干引き気味の未成年を拉致って北極と蒙古。若手は蒙古ギリ、北極ギブって感じでした。

 さて、おっさんが前のめりにはしゃいでたのは、まぁ東京旅行のいつものテンションだっていうのもありますけれども、今回は区切り前最後の夜だというのもありまして。
 先日の日記で書いた「お目出度う」且つ「偉い」浪人生にのみ「合格体験記」執筆の権利があるというなら、Fくんはまさにその権利を有している卒業生だということになります。で、「書いてもらえる?」とお願いしたら「いいですよ」と。今夜の夕食は、お祝いであると同時に感謝接待でもありまして。
 で、一浪合格組に「合格体験記」の依頼を終えたら、これでいよいよ63回生の担任団の仕事は完全に終了だということになります。だから、今回が区切り前最後の夜。お疲れ様、私。

 遅くなり過ぎない程度の時間にお別れして、山手線3分の1週、ホテルで健康睡眠。