なんということを なんということを

 生徒某くんとの世間話(?)で、私がまだ「ジャンプ」や「マガジン」を読んでた高校時代の話を。今は知りませんが私が在学していた当時の高校寮は5時に電気がつきましたので、両誌の発売日は5時起きで近所のセブンに行って購入、起床7時の前に読み終わった雑誌は後で誰かが適当に回し読み、ということをやってました。高3の頃は大体5時起きで起床7時まで英語の自習を(長文を集めた教科書の全訳をシコシコと)やってたんですが、発売日はその勉強時間が半分になるという感じ。
 で、99年の東大受験を終えた後、東京の書店で(数日間我慢していた)「ジャンプ」「マガジン」を買おうと棚の前に立った時に「……別に、いっか」と買うのをスルーして以来、両誌を読むのを止めてしまいました。特別な機会を除けば、21世紀になって両誌を買ってはいない……というか、コミックスを買っていない?

 例えば私、全巻買い揃えている『こち亀』を除けば、ジャンプ・コミックスをここ20年買ってないのかしらん……と、新刊で買った(読み返そうと古本で買い直した作品を除いた)ジャンプコミックスを調べてみたら、21世紀になって買った新作に『ボボボーボ・ボーボボ』『幻覚ピカソ』があることが判明。うんうん、確かにあれらは(雑誌では読みませんでしたが)素晴らしい作品でした……
 ……という流れで、新刊で買ったものを棄てずにまだ自宅(若しくは学校)に保存している作品を数え上げてみたら、以下の12作品でした(②は漫画作品ではありませんが)。①③⑥⑨⑩⑫は去年以降読み返していますし、⑤は67回生の学級文庫に入れましたし、気持ち的にはどれも「現役」の作品ばかりです。別に、石川優吾カッパの飼い方』というのがありますが、あれはヤングジャンプ・コミックスでした。
 ①秋本治こちら葛飾区亀有公園前派出所
 ②さくまあきらジャンプ放送局
 ③えんどコイチ『死神くん』
 ④新沢基栄ボクはしたたか君
 ⑤岸大武郎『恐竜大紀行』
 ⑥土方茂『CYBORGじいちゃんG』
 ⑦ハヤトコウジ『YAKSA-ヤシャ-』
 ⑧光原伸アウターゾーン
 ⑨岩泉舞『七つの海 岩泉舞短編集1』
 ⑩義山亭石鳥『河童レボリューション』
 ⑪澤井啓夫ボボボーボ・ボーボボ
 ⑫古屋兎丸『幻覚ピカソ
 これは既に何度か書いているはずですが、先日の高3センター小説演習で扱った松村栄子『僕はかぐや姫』、あれを読むと岩泉舞のデビュー作「ふろん」を思い出します。それを収録した⑨は秀作傑作揃いの短編集だと思うんですけれども、岩泉さんに関してはそれ以降の作品を知りません。それとは全くジャンルの違うギャグではありますが⑩もとても好きだったので、それ以降の作品が無いのが残念です。

 ゆったりと寝て朝の書斎で書き物と仕事とを。学校でやらなければならない喫緊の仕事はなかったので、朝は1時間の年休を取ってから9時過ぎに大名出勤。

 PCに向かって時間割の作業をしていたら、高1担任英語先生(タメ年)がやって来られて。
 英「先生、突然なんですが、来週月曜日の高1Aの数学を私の英語に変更してもらって良いですか? 数学先生の許可は得ましたんで」
 私「あ、了解しました……って月曜っ!?」
 英「えっ、何か不都合でもありましたか? 駄目なら引っ込めま/」
 私「いやいやいやいやいやいやいやいや、何でもないです。変えておきますね~(にっこり)」
 これが無かったら、月曜は今年度初の「全学年時間割変更無し」だったんです。時間割担当者なら解る、これは通常の年であっても年に1回あるかないかのラッキー。況してやコロナ禍の中ですから……というわけで、後で「折角のチャンスを潰した~」と高1数学先生(年下)にダル絡みしておきました。

 4/17は半ドン終業(14時)の後、事務嬢さん……昨日も飲んだんですけど……とランチ酒を豆腐料理「梅の花」〜「串カツ田中」。「梅の花」は昨日の「G」に比べたらチェーン店特有のチープさが拭えないけれども30年来の常連としては捨て難く。カードのポイントが7000円分あったので払いはゼロ。2軒目は事務嬢さんに奢ってもらいました。「串カツ田中」は人生初でしたけど、正直2度目は無いかなぁ(串カツは普通。ビールが「香るエール」なのは個人的好みでマイナス……というかドリンクが高くないです?)。

 17時に帰宅、書斎で2時間程書き物・机仕事の後で仮眠。

 21時に目が覚め、軽く飲んでから本格的に寝ようと思い、私にしては珍しく遅い時刻に「もりき」へふらっと(「自粛御膳」はお休み)。流石週末、小上がりには予約グループ、横6列のカウンターもいっぱいで入れず……と思ったら、カウンター横並びの若者3人が丁度お会計を終えたところで入れ替わることが出来ました。長く住んでいますので、疎い私でも流石に3人が(4月に駐屯地に赴任したばかりの)幹部候補生さんだと解ります。だとしたら、
 某「あぁ、先生、今晩は。私も今帰るところなんですよ」
 私「あ、じゃあさっきの3人はご一緒で?」
 某「まさか、偶然隣に」
 私「ですよねぇ」
 とのやり取りで帰られた常連某さんは(書いていいかどうか分かんないんですけど)1等陸佐でらっしゃいますんで、赴任早々初めて飛び込んだ飲み屋の隣が雲の上の人だったという若者3人、よほどビックリしたでしょうねぇ。
 鯵刺し・鍋焼きうどん。
 448蔵目・静岡「小夜衣」(純米 辛口)。

 帰宅後にぬるめのお風呂に浸かって、本格的な入眠。