色あせた手紙の束に 残りのワインをふりかけて

 本日、今年度の最終出勤(明日からは、自宅研修略して「自研」でもいいですし、出勤してもいいです)。午前中は机仕事、午後に、国語科研究室の大掃除と年度末の会議とが行われます。研究室の掃除というのは、毎年毎年各出版社から大量に送られてくる教科書・参考書・問題集の見本(の、古くなった奴)をまとめてゴミに出す作業で、これが結構な力仕事。ぶっちゃけ、中には届けられた時の段ボールから一度も出すことなくゴミに出すものも少なくありません(その場合でも、一度取り出して、サイズごとに分類した上で紐で縛るという作業が必要になります)。
 午後の科会は、久しぶりに嬉しい。来年度より、遂に国語科の教諭(常勤)増員、新しい先生(以前、1年だけ非常勤をしていただいたことのある、私より少し年下の方)をお迎えすることになりました。一度お迎えしたことのある先生ですので、確かな方でいらっしゃるのは間違いなく。そして、教員増に伴い、来年度の高3現代文・高3古文をご担当の先生方が、それ以外の授業分担を持たなくて済むようになる(今年度までは、別学年の漢文など、週4~5コマ分の授業1種類を兼任だったのが無くなる)というのは、クラス増(に伴う教員の負担増が始まった10年前)以来の国語科の念願だったので、本当に嬉しい。3/21のエントリで書いた、私の週100時間労働(63回生高3担当時)だって、現代文だけやって漢文の必要が無かったら、1週間あたり10時間弱は減ってましたので。会議では、東大・共通テスト(←名称嫌)の問題分析、校内模試・確認テストの作成担当割り振り、授業教材引継ぎ、会計報告、等々。新任の先生は四国の某一貫校からの転任ということで、お土産に柑橘系のゼリーをいただきました。

 さて、私、今年度を以て勤続20年(令和6年度が21年目)。夜は自画自賛祝宴で、29日からの大阪、31日からの東京旅行がありますから場所は飲み屋ではなく自宅居間ではありますが、ちょっと贅沢に牡蠣なんて買って、セラーとっておきの熊本「産土」を開栓ちゃいました。きりざいを肴に「産土」を飲んだ後は、シンスケのグラスで瓶ビールを飲みながらキムチ鍋(野菜・豆腐~豚肉・牡蠣~餃子の皮)。お供は、太田省一タモリ論、から録画しておいた日テレ『高校先生クイズ』。
 因みに、勤続20年の教員には(21年目の4月に)F校親玉大学からの表彰がある(有り体に言えばお金がもらえる)そうなのですが、私は就職後の2年間がお試し期間(常勤講師だとかなんかそんな感じの身分)だったのでカウントから除外され、2年後の4月に表彰されるのだそうです。