賽は投げられた 進むしかない

 文化祭2日目は中心街の「シティプラザ」大ホールで、F校関係者のみに公開されます。諄いぐらい書いてますが、私はイベントに何らのコミットもしていない教員なので、今日は客席で観客「役」をやってさえすればいいという立場。開演時刻に間に合うように自宅から30分弱歩いて「シティプラザ」まで向かいます。格好くらいは「男く祭」に合わせようと、下はジーンズ、上は「男く祭」Tシャツで出掛けたのですが、よく考えたら生徒は全員学生服なんでしたね。教員も殆どがスーツ姿で、私一人浮きまくってました。

 今年度の文化祭は、F校会場の展示の大充実だったり、講演がロシナンテスの川原尚行氏だったり、確りと「知性・文化」に寄せてるなぁという印象。若しかしたら、年々の傾向なのかも知れませんが。勿論、すっかり恒例になったダンス・太鼓・映画、部活動なら合唱部(今年度は演劇部がありませんでしたね)、等々のパフォーマンスもレベルが高く、全体的なバランスが良くなっている印象。
 驚いたのは、映画とは別にアニメーション作品(短編10分)も公開され、それがとてもハイクオリティだったこと。ギャグは確り、客受け上々。ただ、指導部が「検閲」で通したんでしょうから問題はないと思いますが、巨大ロボ化した初代校長の銅像(F校のシンボル)に女子生徒が跨がって宇宙に飛ぶなんて展開、大昔の先生方がご覧になったら激怒なさるか泡吹いて倒れられるかでしょうね。恐れ(畏れ)を知らんということは、歴史を知らんということ。やっぱ時代って、変わっていきますね。

 職員室全体で申し込む昼食弁当を注文せず、お昼は「シティプラザ」隣にあるラーメン「T」へ。ネオ豚骨、なんて言い方があるのかどうかは知りませんが、店内7席の新規店は開店数年で行列店に成長。本日も、平日なのに開店15分前に3人の先客(私が4人目)、開店時には外に待ちが6人。「KARAみそとんこつ」950円、泡系のスープに中太もっちり麺、具材はチャーシュー・つくね・ナルト・もやし・玉葱・キャベツ・大蒜・生姜。もの凄く丁寧に作られていて、4人目の私の着丼が開店20分後、多分、外で待ってる人たちが箸を割るのは1時間後になるんでしょうねぇ。味はまぁまぁ。

 コーラス大会。各組とも、担任が制服姿で生徒と一緒に壇に上るのが恒例化していますが、他の教員が(私だけ?)それを客席(初級)、若しくはロビーのモニター越しに(解像度が低いので上級)探すというのも恒例化。一目見て分かる先生には「一人だけ元号が違う!」「舟木一夫か!」、溶け込みすぎて全然分からない先生には「携帯番号070!」などと言いたい放題です(私だけ?)。
 以前は全クラス2曲ずつだったコーラス大会ですが、クラス増・コロナ禍などの影響を受けた結果、現在は全クラス1曲ずつ披露する形に変わっています。勿論、その分どのクラスも巧くなってる。

 エンディングまで見届けて、徒歩帰宅。夜は、明日の有志打ち上げの二次会で使う居酒屋「R」に、二次会の内容、一次会途中の連絡方法、等々の打ち合わせを兼ねて独りで訪問。明日は、マスターと奥様、それに急遽大学生のアルバイトさん(私も何回か見たことがある女性)を呼んでくれたとのこと。黄金週間前日に申し訳ないので、ちょっとしたお菓子でも差し入れることにしましょう。