これをはがせるのは大将だけ。

 学校でたらたらと仕事(春休み後の会議資料など)。今日と明日とは大学後期試験があるため、卒業生来校は殆どなく完全に凪の日。ですんで15時くらいから年休をとって、西鉄K駅のミスドで読書など。

 本日は、56回生M氏と飲み会の約束。省庁官僚(階級警部、っつったらネタバレですが)のお仕事に大学生相手の説明会というのがあるらしく、明日九大に行くのに前乗り宿泊をK市で、ということ。もう一人来るはずだった英語先生が病気ダウンでキャンセルになったので、さし飲みを「もりき」でしっぽりの計画。M氏チェックインのホテルロビーで待ち合わせして、タクシーで店へ。

 M氏は「もりき」に来たことがありまして。マスター「相変わらず男前やなぁ。仕事は?」 M氏「階級が上がりました」って凄い挨拶。私「M氏ってさ、双子なんだよ」 マスター「……神様が頑張ったんね」 私「頑張り時が偏ってるのが不公平だね」
 私がM氏のエピソードで一番好きなのが、一年目の研修で西成の(ってのがまた凄いけど)交番に派遣され、ペーペーだからと交番前を掃除してたら、「お前何Mさんに掃除させてんだ!」と、自分より階級の低い先輩が上司にぶん殴られてた、というお話。エリートって生きていくのが大変だなぁ、としみじみさせられました。

 瓶ビール(クラシックラガー)をM氏はグラスに、私はM氏の結婚披露宴の引き出物でもらったタンブラーに注いで乾杯。このタンブラー、使い勝手がいいんで披露宴以来ずっともりきの冷蔵庫に入れてもらってるんですね。これまでの引き出物で最も活用しているものです。
 で、結婚は? M氏「……結婚式って、やっぱりハレの日だったんですよ」 私「おっさんかお前は」 9つ下の教え子ですけど、いつか私が結婚する日が来たとしたら、仲人でもやってもらおうかしら。

 カウンターにはHさんが居てM氏に話しかけたり、ふらりやって来たKさんに「先生が出てたテレビ観たよ」とからかわれたり。M氏「ローカルファミリー感溢れる店っすね」 私「あ、そっか。星つきみたいなとこに行き慣れてるから」 M氏「……まぁ」 私「ねぇ、高3の時には……やめた」 隣のHさんに気を取られて聞こえてなかったみたいだから過去恥部ほじくるのはやめた。
 料理は鴨。ステーキとつみれ鍋とを食いながら歓談、中にM氏に連絡してきたのは、同じく56回生、私と一緒に彼の披露宴にも行ったI氏。今から飲まない、というお誘いですね。M氏「先生、どうしましょう? 博多に行きます?」 私「あのね、あいつはJR職員。あいつがこっちに来る方が安いの。お前が来い、と」

 というわけで「もりき」を出てJR近くの繁華街までタクシーで。博多から速攻で来たI氏と合流して、私「どこ行こうか?」 M氏「焼き鳥食いたいっす」ってお前今し方鴨鍋の〆に蕎麦まで食っといて焼き鳥って若いな。
 三人で繁華街の焼き鳥屋「S」に入って鼎談、からの小料理屋「S」に入ってカラオケ三昧。割とど酔っぱのモードに入ったM氏は、I氏に引き取って貰いました(結局、I氏の家に泊まったそうです。ホテルチェックインが無駄になっちゃった)。でもって、I氏とはバタバタであんまり話ができなかったから、今度博多で飲もうね、と。したら、店は博多口「T」で決まりだな。今から生きる楽しみが一つ増えました。

 タクシーで帰宅、健康睡眠。明日は学校には寄らず、大阪出張一泊二日です。