ーダイジョウブー 3回手の平に

 朝起きたら、風邪でしょうか喉が完全にやられていました。後述のように今日は午前中に母君にお会いするのですが、よりによって今日に限ってという症状。大病あけの母君を逆に心配させてしまうかも知れない不肖の息子です。
 というわけで、職員室5時入りで即ベンザブロック。薬は嫌いですが仕方がありません。身体は何ともないので仕事には影響は無く、中3漢文定期テストのデータ集計・入力、昨日の高3センター特講の採点・データ処理、水曜と木曜との授業プリント準備、職員室・印刷室のゴミ箱とシュレッダーとの整美。
 職員室の掃除は、印刷室の大きなゴミ箱、給湯コーナーの大きなゴミ箱、シュレッダー内のゴミ箱、の3つがメイン。それぞれの(業務用)ゴミ袋を新しいものに取り替え、捨てに行くゴミ袋の余裕部に、各先生方の小さなゴミ箱(職員室内に20個程度)の中のゴミを詰め込んでから、ゴミ捨て場まで運んでいきます。作業15分。普段ならば最初の3つのゴミ袋の内2つくらいは一つにまとめられる程中身が少ないのですが(前日の放課後に生徒が掃除をしているため)、今は定期テスト期間で生徒が職員室に入れず掃除がなされていないので、ここ数日間はどのゴミ袋も誰のゴミ箱もゴミで溢れています。今日は業務用ゴミ袋に4つ分もゴミが出ました。これは毎朝、一つ積んではという母君への功徳と思ってやってます。

 8時30分の職員朝礼(始業)を終えてから学校を出て、タクシーでF校親玉大学の大学病院へ。本日は8時30分~11時30分の3時間の年休を取り、母君のMRI検査の付き添いです。検査の結果が望ましいものであれば、午前中で母君とお別れをして職場に戻ります。
 MRIの待合室に私が到着した時には、既に母君は造影剤の静脈注射を終了しており、「最初の人が不慣れで二度も関係の無いところを刺された。ベテランの人が交代をしたら一度ですっと入って」と。毎度毎度、病院に来るときには(癌の再発の有無の検査ですから当たり前ですが)表情が暗い。で、20分だか30分だかを待っている間の私の読書が瀬戸内寂聴『奇縁まんだら』だというのはとても不謹慎(前回なんか『鬼灯の冷徹』でしたからね)。
 9時に造影剤、後にMRI、10時に主治医のY先生の検診。検査結果は異常なし。1年前のガンマナイフは成功でその痕も悪くなっておらず、脳内に再発も見られないとのこと。「やっと一年経ちましたね。でも、まだまだこれから先は長いですから」との言、Y先生の笑顔を初めて見ました。無治療経過観察を続行、次の検診は2月です。2回目の年越しも無事に。
 異常なしと分かった途端、私が痩せ過ぎて老けて見えるから何とかしろだの、一応仕事は連休にしていたけれども明日は休みを返上して働こうかだのと、直ぐに母親業・社会人業を再開なさる母君の変わり身に苦笑いしつつ、JR駅構内の喫茶でブランチ(母君は、MRI検査のため朝から絶食なのです)。サンドイッチをシェアしてホットコーヒー。ここでは、主に母君が外語の現場で携わっている人々の実例を聞きながら、老人の認知症について色々と教わりました。おせち料理の予約をどうするかも話し合い。いつもいつも「梅の花」ではあれですので、今年(来年)は高島屋のオンラインで注文することに。

 予定通り11時30分に職員室に戻った後は通常業務。授業はありませんが(一橋特講も先週で終了)、校内模試の講評をまとめたり、会議に出たりと作業は色々。

 夕食は「もりき」で。味噌ベースの鳥鍋をお願いして、体調を考慮して大量の摺り下ろし生姜を入れて貰いました(要するに生姜鍋ですね)。「秋味」の味がいつもと全然違っていたので、やっぱり喉・鼻をやられているんだなぁ、と。

 体調を整えて金曜日からの東京2泊に臨まなければなりません。仕事と遊びと半分半分。金曜の夜はまっぴぃと、土曜の昼はオツカル様とお食事。どちらも、白金週間の全財産丸パクリの時にお世話になった御礼の宴です(土曜の午後からは仕事なので、オツカル様とは飲めないけど)。まっぴぃとのお店はもう決めています(初めて降りる駅です)が、オツカル様とどこに行くかも考えておかなくては。