おれは女だ~!

 本日は、職員はあまり学校に来ず(自研)。私は職員室で趣味仕事、新高3は文化祭の準備ガッシガシ。
 廊下を見回ってたら、女装コンテストの準備で複数の男子生徒が化粧・衣装合わせ。一人滅茶苦茶似合ってた生徒が居たんですけれども、彼に昨日発掘した卒業論文小説を返さなければならないことに気づき……。
 教員「えっと、卒論返すんで職員室に来てもらっていい?」
 生徒「こここここここ、この格好でですかっ!?」
 教員「えっと、僕に対して『お前がここまで持ってこいや』と?」
 生徒「分かりましたぁ……」
 と、職員室へ。今日は職員室がほぼ無人だから大丈夫なんですけど、その生徒さん育ちが良いんで入室時にしっかり「失礼します」と挨拶して目立つ。んでもって、学年主任に見つかる。
 主任「お前、その格好で職員室に入るなよ!」
 生徒「ぼぼ、僕じゃなくて池ノ都先生がっ!」

 自然過ぎて気づかないことがある。
 机に向かい4月分の授業準備をしてたら、隣のテーブルで英語の質問をしている生徒と先生のやりとり。
 生徒「これ、メッチャ難しい文章じゃない?」
 先生「そうかも知れないけど、分かるところから一つずつ見ていく。例えば……この『May I help you?』は?」
 生徒「えっと、『助けて』」
 先生「そうそう。で、次は……」
 思わず反射的に横から「逆やろ!」とつっこむ。二人とも5秒くらい気づきませんでした。

 山本夏彦『オーイどこ行くの 夏彦の写真コラム』読了、★★★★★。