昨夜の余韻が すみずみに 気怠い甘さを 残してる

 今年の2月末、東大入試現代文(第一問)の解答例を作成している時、勿論稀に見る難問だからだという理由もあるのですが、それを脇に置いても何故か120字(問五)がやたら書き難いなぁ、と違和感。巧くまとまらないんですね。で、しばらくあれこれやってて、その原因がtwitterだと気づいた時の衝撃たるや。
 あれを始める前は、脳内の思念概念論理のひとまとまりを、目分量でも120字前後数文字(の三文)に出来てたんです。ところが、「140字ぴったり」縛りで投稿するtweetを丸3年以上続けている間に、その目分量が140字前後数文字に集約されるようになってたんですね。慣れって本当に恐ろしいです。
 という上記脳内の思念概念論理のひとまとまりをぴったり140字にすると、以下。
 【今年2月、東大入試国語の解答例作成時、何故か120字が書き難いと違和感……の原因がTwitterと気づいた衝撃。脳内の思念概念論理の一まとまりを、以前は目分量で120字前後数文字に出来たのが、今は140字になってる! 当アカウント投稿条件は2点。①140字、②F校(仕事)に言及。】

 池袋駅から丸の内線で丸の内駅、丸の内ブリックスクウェア内のスタバでスターバックスラテ(無脂肪乳で注文するところが我ながら潔くない)。カウンター横に座席が4つしかないので、注文時に「テーブルはどこですか?」と聞いたら「当店にはそこの2つのテーブルのみしか。先にお席をお取り下さい」とのお返事。そうするまでもなく、続々やってくるお客さんはみんなビジネススーツでテイクアウト、コーヒー片手にオフィスロビーへのエスカレーターに流れていきます。私は、施設内にある美術館の開館(本日は暁斎展)を待ちつつ、昼飲みのでっくん、夜飲みの56回生二次会の店を思案。前パラグラフ(パラグラフ、で良いんですかね?)の140字は、店でミルクを飲みながら徒然に投稿したものです。最近の日記に二度書きましたが、旅行中は完全にツイ廃モードになってしまってて、一日に10とかの140字をまさに徒然に投稿してるんですね。例えば、以下もスタバから。こんなの呟いて何の意味があるんだ、と。
 【丸の内ブリックスクウェア内のスタバは座席数が4つだけ。ビジネスマンが続々訪れテイクアウト、コーヒー片手にオフィスロビーへのエスカレーターに流れる。皆、PC凝視の仕事なのでしょうか。私は施設内美術館の開館を待って暁斎展。ラテを飲みながら、昼のでっくん・夜の56回生の店を思案中です。】

 「三菱一号館美術館」にて、「画鬼暁斎 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」と題された展覧会。
 暁斎の名を冠した展覧会は過去に別の美術館で観たものに続いて2回目。前回は妖怪画を前面に押し出したもので、今回は種々ジャンル(暁斎の手がけたジャンルは広すぎる)を、ちょっといやな言い方をすると総花的に概観する、という趣向。そのため、私が愛してやまない妖怪画の割合は低いものの、例えば制服を着た女子中学生(高校生?)が係員から入場を制止されていた春画コーナーがあったり、副題にもあるようにコンドル(号・暁英)の作品を通じて他者が捉えた暁斎像を見せる趣向が凝らされていたり、等々充実で満足。グッズコーナーでは、国語科恩師先生などへのお手紙用に絵はがきと一筆箋とを購入。本日昼を共にする北欧在住のでっくんの日本土産に喜ばれるかと、彼の分も買い込み。
 というのをツイ廃が帰りの丸の内線から投稿したのが、以下。だから何の意味があるんだ、と。
 【暁斎展は過去の別の美術館に続き2回目。妖怪画の割合は低いものの、その分18才未満(保護者不在なら)立入禁止の春画コーナー、他が捉えた暁斎像が伺えるコンドル(号・暁英)の作品コーナー、等充実。恩師先生他へのお手紙用に絵葉書と一筆箋とを購入。北欧に戻るでっくんの日本土産にもお裾分け。】

 さて、こっからは超特急で遊び尽くす。「ツイ廃」ではなくて、本物の廃人街道まっしぐらです。いいのかこんな35歳誕生日、という時間の過ごし方、以下。

 誘っといてなんだけど大学時代なら絶対にあり得ない「でっくんとの昼飲み」。信じられないでしょ? でっくんが「20時から用事があるだけだから飲むのも全然問題ない」なんて魅力的なことを仰るなんて。げに恐ろしきは北欧文化。
 池袋12時の昼飲みということで私が用意した3択クイズ、「訪れる日によって味が全く違う中華料理(中国茶館)か、牽強付会にもほどがある新作メニューが大量に並んだうどん屋(あんぷく)か、北欧の研究医も西池袋のアル中も対等に扱ってくれる朝から営業の安酒屋(ふくろ)か、今いちばん二人に似合うのはどこ?」に対して「2番」を選んだでっくん。理由は? 「中華料理もどきならまだスウェーデンでも食べられる。でも和食は恋しい」
 写メを見せていただいたんですけれども、フリッターにチリソースをつけたものを天ぷらと称して売って問題がないのが彼の地の飲食店みたいで。「もしかしたら、いっそ語源に帰ってる料理なのかも知れないね」
 「あんぷく」は創作うどん屋……なんでメニューの半分は最早和食じゃない店なんですけれども、そういう意味なら陳麻婆豆腐なんて「もどき」じゃないちゃんとした中華も食べられるから、実はでっくんにはいちばん良いお店だったのかも知れない。
 話題は、でっくんの彼の地の生活のことと、私の此の地の生活のこととに尽きるんですけれども、でっくんのキャパは海ですんで、私の方はいつもいつもかなり個人的なことや愚痴っぽいことや弱ってることやを聞いていただくことになり毎度申し訳ない(けれどもこういうことを話せる相手が地球上にこの人しかいない)。ですのでお話の内容はここには書けません。
 料理は美味しかった! お運びの店員さんが半分引いてるのが丸わかりするくらいの量をがつがつ注文して、ビールから日本酒に移ってこれまたガンガン飲みまくる。最初、18時半からの飲み会(徹マンへなだれ込み)を考慮して抑えようかなぁ、と考えてたんですけれども「地球上にこの人しか」を相手に喋り欲も食欲も飲酒欲も抑えられるもんじゃあない。
 12時~15時、再会を約してお別れ。

 ホテルで2時間の仮眠、起きた時には、うん、順当に酔ってる。18時30分に、56回生Nくんとお待ち合わせの一次会は大塚のおでん屋、名店「串駒房」にて。
 私の方が多少酔ってるくらいのハンデが丁度良いんじゃね、とか適当に自分をごまかしながら、最初の乾杯ビールが「うわっ、きつっ!」ってなって大丈夫か私、って感じだったんですけれどもやっぱりビールから日本酒に移って2杯(1合)飲んだあたりから気持ちよ~くなってくるあたり流石上京非日常。
 システムエンジニアのNくんと、17年間ブログを続けている私の個人史(最初は「さるさる日記」で、次に後にgoogleに就職することになるサークル後輩に日記サイトを作ってもらって、その後「ココログ」に移って、現在の「はてなブログ」に至る流れ)について。私にとっては「思い出」なんですけれども、9歳年下のNくんにとっては「歴史」なんですね。
 日本酒ソムリエみたいな人が居る店に来るのは「ぽつらぽつら」に続き2店目、オススメの日本酒をガンガン飲んでる間にメーターが上がりまくっちゃって、21時に池袋に移動して二次会が始まる頃には完全に理性が飛んでいた私。

 「知音食堂」に電話したらテーブルが空いているということで、迷わず飛び込む4人……だったか5人だったか、遅れてきた何人かが居たからよく覚えてないんですけれども、とにかく最終的に円卓を囲んだのは6人。私と、56回生5人(Nくん、Yくん、Kくん、O蔵くん、O石くん)、なんですけれど「あれ、O石くんってなんで居んの? 福銀じゃなかったっけ?」「違いますよ、何ですかそのデマ」
 twitterで偶然知って飛び入りのO石くんを交えて、辛すぎる料理をビールで流し込みながらトーク。本日はKくんのお誕生日なので、Nくんが日本酒をプレゼントしておられました。ここで開けるかどうかを、昨日の内はNくん迷ってましたけれども、こんな辛い料理で日本酒飲んだって味分かんないよね。
 飛び入り一名は居たものの、こんなに定期的に会ってるメンツだから新しい話なんか何も……と思ったらあったわ、来年、私、披露宴に招待されることになりました(なったんだよね? ね?)。

 23時から安定の徹マン、を打ってる途中に35歳の誕生日を迎えた私。でもって、日付が変わったので続きは明日の記述(ってのも毎回書いてますね)。