盃にうれしい顔があふれる

 ニュースはシャットアウトしないと、と自戒。あれよあれよという間に、来年1月8日に大阪公演を観に行く中島みゆきさんのツアー「一会」のセットリストが8曲も明らかになってしまいました。世はネタバレに溢れております。
 大阪公演の時の旅行は7~9日の2泊3日。こないだ夏にF校凱旋の63回生Mくんと(その日は殆どお話する時間が無かったのでリベンジで)1月7日に晩ご飯食べよう、って口約束したんですけど、覚えてるかなぁ(一応、店は当たりをつけています)。

 5時入りで添削、授業準備その他のお仕事。遅れに遅れていた浪人生の答案添削は漸く終了、23日に学校で小論文面談の1人分以外の封筒が無くなってスッキリ!
 22日の日曜は土曜特講の添削をしながら東大・京大模試の監督、23日の月曜(元気に勤労できることに感謝する日)は学校で文系卒業生(浪人生)3人と面談予定。連休が連休じゃないけれど、11月は仕方ないですね。

 授業は1・2・4限のセンター「渡辺裕」……なんですけれども自作の解答用紙にはやっちゃいけないやっちゃいけないと思いつつ見事に「渡辺保」って書いてる。前者美学者、後者歌舞伎評論家。
 4限後の昼休みに職員室に戻ったら、62回生の卒業生2人と学年主任だった英語先生に呼びつけられ、成人式で流すというVTRに出演の命令。担任団ではなく義理はないのですが断るのもあれなんで承諾。役柄は「阿呆みたいな表情で(担任団の某先生がメッセージを送っている画面の横で)正座している男」というもので、あら私こういうのは得意。「先生、もう少しボケ~っとして貰っていいですか」とかダメ出しされながらの収録。

 会議その他雑務。16時から1時間年休を取って、天神ジュンク堂へ買い物に。今日はそんなに収穫がありませんでした。初めて入ったTSUTAYAで、RHYMESTERの『POP LIFE』を購入。
 行き帰りの電車内では、戸塚洋二・立花隆『がんと闘った科学者の記録』を読み始めて止まらず。読書の人である数学科先輩先生から教えていただいた本で、まだ4分の1しか読んでいないんですけれども、言葉は悪いながら滅法面白い。死を見つめる、という表現は安いですが、科学者の見つめ方はまさにデータの詳細分析で迫力。因みに、溺れたと言っても間違いではないらしい一時期の深酒に原因を見ているという記述に、池田晶子さんの生き方(死に方)を思いました。下戸で殆ど全くと言っていいほどお酒を飲まなかった母君でさえ、癌の原因をお酒ではないかと悔いている訳ですから。この読書、「他者事」ではありますが「他人事」ではなく(「我が事」だと言っている訳ではありません)。

 帰りの電車は二日市で途中下車。63回生Mくんのお父様のお城、焼き鳥「月空」にて読書独酌(店名挙げるの初めてかも)。牛肉炙りのカルパッチョ、炙りしめ鯖、串はレバー・つくね・ナス、〆にTKG。K市にある筑後三指の焼鳥屋「O」の店主さんと一緒に修業してたことがある、と言うお話を聞き縁に驚き。
 家に帰って、中島みゆき『夜会』のBlu-rayを少しだけ。中村中ってかなり年季の入った顔してるんですけど、この時まだ20代だったんですよね。