それを言っちゃあおしまいよ

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 【山本夏彦が20世紀のコラムで「ある読者が『一炊の夢』は『一睡の夢』の誤字である字引を引いて書け、との手紙を寄越して来た」と言ってるのを読んで、SNSが普及するずっと前からクレーマーも糞リプ野郎も棲息していたことが分かった。みたいな経験をした時、人ってTwitterを開くのかしら。】

 朝の職員室で、63回生担任だった数学先生の大笑い。何事ですかと近づいたら見せられた新聞広告は、某予備校が1面をでかでかと占拠した春の風物詩、そのポスターに写る3人の予備校出身者のうち1人はあらお懐かしや九大医学部Sくんじゃござんせんか。私「別段変顔してる訳でもありませんが、笑いの理由は?」 数「ここ読んで下さいよ、こいつふざけてますよ」 言われてポスターの横に載っている3人の鼎談記事を読んでみますと、Sくん曰く高3時に文化祭副責任者の重責を引き受け時間が取れなかったために浪人した、と。「こいつほざきやがった!」と私も大笑い。多分予備校側の編集で本人は不本意なのかも知れませんが、「それを言っちゃあおしめぇよ」を軽々飛び越えてかなりの良い根性感あふれる発言になっていましたんで、私「今度直で言い訳を聞かせて頂きたいところですな」 数「ですよ」

 本日は9時~12時で会議。
 高1の生徒の中には、進級は出来るけれども定期テストの5回平均が赤点だった(単位を落とした)科目の単位を回収しないといけない生徒が少なからずいます(A組にすらいます)。そんな「落単芸人」たちは、本日以降単位の回収が終わるまで毎日登校。回収方法は科目によって追試・課題・補修と様々ですが、まぁとにかく春休みなんて暢気なことほざいてんじゃねぇ、という身分は共通していらっしゃるわけでして。彼らに言いたいことは一言です。「監督が面倒臭ぇ」

 監督を兼ねて職員室でデスクワーク。結局夕方まで学校を離れられず。夜は「もりき」で湯豆腐。