視線の行くところが意識の向くところだ。

 マーク模試監督。数学の冊子は冒頭が「数学Ⅰ」、途中頁から「数学Ⅰ・数学A」。F高生が解くべきは後者「数学Ⅰ・数学A」なのですが、何も言わずに解かせ始めたら躊躇わず「数学Ⅰ」を解き始めたアホボンが(我らB組に)4人居ました。とまぁ、「数学Ⅰ」と「数学Ⅰ・A」とで第一問の問題は大抵同じだからそんなに問題は……と思ったら、今回は違っています。しかし比べて驚いた、「数学Ⅰ」の第一問は、「数学Ⅰ・A」の第一問とほぼ同じ問題だけれども誘導を詳しくして(埋めるべき空欄を増やして)解き易くしたもの。ってこた、同じ冊子の中にある「数学Ⅰ」の第一問が「数学Ⅰ・A」の第一問を解くヒントになってるってことで、全員に同じ冊子が配られるんだから不公平だとは言わないにしても、作りが雑だとは言ってもいいんじゃない?
 もいっちょマーク模試の話。私はそのクラスを監督していたわけではないのですが、とあるクラスで電源を切り忘れた某くんの携帯が試験中にアラームを鳴らしたそうなのですが、その設定音が女性の喘ぎ声みたいなのがくり返し流れるやつでクラス中が爆笑したそうです。何というか、そんな人、まだ居たんですね(昔ならいざ知らず)。
 さらにもいっちょ。今回のマーク模試は標準実施日より前だったので問題を回収して標準実施日まで学校保管をする必要があるのですが、今年から、標準実施日までは解答も公表しないという方針に変わったらしく、自己採点が出来ないようになっていました。標準実施日以降に別に時間を取って自己採点をする必要があります。う~ん、そこまでする必要があるのかなぁ。

 模試後は学年集会。今日はセンター試験の出願振込用紙の記入です。合同講義室に200人超を集め、ワンスピークで書き方を説明しながら書かせるのですが、まぁわざとかとツッコみたくなるほど多くのお子たちがコロッコロと間違える……でもって間違えるようなのに限って訂正印を持ってこいという事前連絡を華麗に無視してるんですね。大混乱。因みに、我らがB組は、書き間違えて訂正印が1人、書き間違えに気づかずに提出したあとで書き換えて訂正印が1人、書き間違えに気づいたけれども訂正印を寮に忘れてきていたのが1人、提出の仕方を間違えたのが1人、あと全然関係ないけれども今日遅刻して1限の試験が受けられなかったので集会後に別室で受験したのが1人……で、この合計5人が一人残らず耳を揃えて高1A外進クラス出身だったという。誰だ担任は。そいつの顔が見てみたいのにこの世で唯一私だけが見ることが出来ないという、嗚呼、人間疎外。

 今日も雨(体育祭延期は正解)、気温は20℃くらいまで下がったんじゃないでしょうか。今夜は母君の夕食に湯豆腐を出しました。土鍋ではなくて、台所で豆腐・椎茸・菠薐草・豚肉を昆布出汁で茹でてプレートに乗せ、頂き物(保護者から)のポン酢をかけて。小葱も散らしましたが、こんな細かい作業は私の為しえるものではなく、母君がご自分でなさったもの。台所に立たないのは握力の問題ですが、小葱を刻む程度の作業は朝飯前です。小葱で一気に見栄えがよくなりました。秋ですね。