ストーカーと呼ばないで あなたを つけただけ

 今日の日記のタイトルをオオタスセリの「ストーカーと呼ばないで」から取ろう思い、「あなたを 好きなだけ」という歌詞の「好き」が漢字だったか平仮名だったか正確を期すために歌詞を検索してみたら、小林啓子がこの曲をカバーしているというのを知りました。小林啓子っつったら松岡正剛の「比叡おろし」をヒットさせた人ですよ、もうベテランもベテランですよ。っつったら、還暦も超えた辺りで「ストーカーと呼ばないで」なんて曲をカバーしたってことなの? と俄然興味が湧いてきまして。ちょっと調べたところ、どうやら21世紀前半辺りに(30年ぶりに!)音楽活動を再開なさって、古希を超えた今でも現役なのだそう。ついでに、彼女と高橋幸宏とが義姉弟だという情報も。深い。
 で、結局、日記のタイトルは「あなたを 好きなだけ」から「あなたを つけただけ」の方にスライド。

 「男く祭」の学校会場イベントで「短歌甲子園」があり、その審査員を頼まれたのですが、私が質問を担当することになった歌「色褪せぬようにたくさん撮ったのにスマホの中じゃ物足りないよ」という某女子生徒作(お題「色」)に対して、「最後の『よ』って特定の誰かへの呼びかけだと思っていいのかな? この歌、取りようによってはそろそろ爆発するストーカーだって言ってもいいように見えるけど」と応じた私にそんな大役が務まるのでしょうか。
 昼休みに「短歌甲子園」担当の生徒に上記のことをお話しして、そのまま5限の板書準備で高3のクラスに入ったら、歌人はそこのクラスの生徒で丁度「短歌甲子園」担当者から上記発言を伝え聞いた所らしく、「い~け~の~と~!」というお怒りの声を上げられたので、後ろから「呼びました?」と声をお掛けしたら周り中大笑いでした。これ、悪いのは私の性格じゃなくてタイミングですよね?

 判明分の67回生東大国語得点開示、文系(84~75点/120点)と理系(59~50点/80点)とのそれぞれ上位5傑の順位が、ほぼ完全に東大現代文特講のそれ(全20回分の総得点による順位)と一致してて驚愕しました。やっぱり模試より過去問ですね。
 勿論、開示は古文漢文も合わせた総得点ですし、実際6位以下の相関はやや低くなるんですけれども、まぁ上位5傑レベルの生徒は古典も確実に取りますから。受験期に、校内模試・外部模試の点数と特講の点数との乖離を不安視したり不満がったりする生徒は少なくありませんでしたが、悪いけれども「真の似」と「似の似」とでは重みが違います。ここでいう「真」とは2月25日の本番で受験する問題のこと、「真の似」とは大学過去問のこと、そして「似の似」とは模試の問題のことですね。
 「模試より特講が大事」と言って納得する受験生は皆無ですが、これは「予備校よりF校を信じろ」とかいうレベルの話ではなくて、「ただただ志望校の過去問を信じろ」という意味なのです。ぶっちゃけ、志望校の過去問を解いて添削をして貰えるなら、どこで勉強してもいい。勿論、来るものは拒まない(どころがガッチリ囲い込む)んですけどね。

 「真」「真の似」「似の似」というのは今日の高3センター漢文に出てくる概念(胡直による文章)で、大学入試への勉強について説明する時に便利なので4月の早い段階で扱うことに決めています。本日、授業は高3が5コマ(合間に自宅往復で昼食を作成したら一日はあっという間です)。

 夜は、事務嬢さんと飲み会で、本日は和食屋「K」~ライブバー「A」の流れ。事務嬢さんの姪っ子さん(高校生)が浦井健治沼に堕ち、シティプラザだ博多座と単身突撃する内に沼先輩(50代~)方と繋がり教育を施された結果、今夏は浦井氏を囲むツアーに当選するなど度胸と強運とを身につけ、遂には自身が「その道」に進みたいとご両親をほぼ説得完了済みだというお話が面白かったですね。姪っ子さん、楽器はオールラウンダーでいらっしゃるそうです。
 そして、ライブバー「A」でのFKC(F校カラオケ倶楽部)は久々に大盛り上がりでした。こないだのツアーで観たユーミンの「Cowgirl Blues」を入れたら事務嬢さんに「格好いい歌!」と言っていただけたのが嬉しい。一見さんたち・常連さんたちと入り乱れてたっぷり4時間。事務嬢さんに命じられるまま、小谷美紗子「嘆きの雪」とかANATAKIKOU「シンデレラ」とかサカナクションアイデンティティ」とかフジファブリック「カンヌの休日」とかサザンオールスターズエロティカ・セブン」とか井上陽水「Make-up Shadow」とかFKCでよく歌う(昔よく歌った)歌を次々に。明日が休み(「男く祭」に伴う祭日出校の代休を前倒しでとるのです)だからって、ちょっと調子に乗りすぎたかも。