ほら ハートの奥 いま

 7時起床、直ぐに母君の朝食・お薬を準備して、8時過ぎに学校へ。今日は授業が無いのでデスクワーク。8月の後期課外の最初に出題する、高1用の古文課題テストを作成しました。合間の気分転換には、3日後に控えた上京旅行の連絡や店の予約など。現在のところ、表参道「雷庵」、大塚「みや穂」、池袋「中国茶館」、池袋「酒菜家」が決まっています。お馴染みの店が多いですが、表参道の蕎麦「雷庵」は初めて(ランチビール訪問)で楽しみ。
 学校から自宅に帰る途中で、スナック「S」に立ち寄って(飲んでません)、チーママさん(56回生Nくんママ)にNくんへのプレゼントを託けました。こないだ異常に食いついてきた寄生虫トートバッグ(目黒の「寄生虫博物館」のグッズ)を通販で取り寄せて(序でにサナダムシTシャツもつけて)プレゼント。今度、お礼に食事を送ってくれるそうです。

 私の上京中の2~6日(4泊5日)、母君は、介護施設ではなく、身体の検査も兼ねて「S醫院」に入院することになっています。車椅子ですので、病院では介護施設と違ってお風呂に入ることは出来ない(清拭のみ)ですが、それでも看護師さん常駐の施設の方が良いし、今後お世話になるS先生に毎日診ていただけるというのも安心です。
 そのS先生からは、埋め込み型ポートを勧められています。前胸部、鎖骨下の静脈から心臓近くの中心静脈までカテーテルを挿入し、カテーテルに接続したポート(点滴投与の針を刺す穴がついた器具)を前胸部皮下に留置するという施術。ものの数十分で終わる簡単な手術だそうで、何の為にそれを行うかというと、口から薬や食べ物を入れることが出来なくなった時には点滴でそれを補う必要があるものの、絶えず腕から点滴をすると不自由だ(安静を保つために動けない)し腕が刺し傷だらけになるのでそれを防ぐという目的だそう。ポートがつけておけば、必要以上に身体を傷つけることなく、スムーズに栄養・薬剤を体内に取り入れることが出来ます。「要するに、そういう時期が遠からずだということでしょうか?」と伺うと、「今の内にやっておく方が良いというのは間違いないです」というお返事。手術自体にお身体が耐えられなくなってからでは手遅れなので予防の意で、というお話でしたが、「遠からず」という質問に迂回的にイエスの返答を与えられたということなのでしょうね。
 母君は、先日のS先生の往診で「頑張っている」と誉められて以降御機嫌が良く、多少ぼんやりする時間が増えては来ましたが、食欲は戻ってこられましたし、新しい介護椅子(お風呂場に設置)にも何とか慣れようと努力して下さっています。人生初介護ですので他を知りませんが、される側が機嫌良く協力的であれば哀しみはあっても焦り苛立ち怒りを感じることはありません。多分、幸せなことなんだと思います。