夜空でつながっている

 昨日はちょっと聞こし召し過ぎたかな? という起床・入浴・出勤。
 本日2限、高3文系東大漢文の授業を、昨日4時間飲んで喋ったKくんが早速見学に。勿論、参加する以上は問題も解いて貰います。ICTなんてあって当然今更導入の是非とか訳わかんないこと言ってんの?(F校は今が現在進行形で導入準備期間)という東京の教育にどっぷりな方の目には、黒板の右端から左端まで(休み時間10分の準備・解答25分の間のメモ・解説25分の間の書き足しで)びっちり書いて埋める形式の授業は非常にプリミティブなものに見えるんでしょうねぇ。
 3・4限は高1内進組の古文、昼休みと6限とで2限の答案を添削(帰りのSHRで返却)、5限は学年会議。

 16時から年休を取って自宅に戻り入浴、自転車で介護施設「I」へ。
 私が到着した時にはお部屋に通いの看護師の方とケアマネKさんとがいらっしゃって、最初に本日から水分の点滴を止めるという判断を(S先生のご指示で)下したというお話を伺いました。身体機能が低下して水分を処理しきれなくなっているのであまり点滴を続けると肺に悪影響を及ぼすなど却って良くない(←私の理解です)というお話でした。水分を投与しなければ、人間はどれくらい生きられるのでしょうね? という私の独り言(質問?)には、看護師さんが「人によるので一概には」という満点解答です。
 看護師さんが先にお引き取りになって、部屋に残った私とKさんとで少しお話を。日曜日に買われたお召し物が綺麗ですね、とか、お仕事をしながら毎日通ってお出でになるのは大変でしょうね、とか、色々と労って下さいました。元々はアパレルだったのを30年前に介護に転じたという母君の来歴をお話ししたら、Kさんも全く同じパターンだということが判明。母君は介護職に転じて以来30年間一度もお化粧をなさったことが(少なくとも私が見た範囲では)ありませんとお話ししたら驚いてお出でで、職歴が似ているというのがシンパシーを呼んだのか、お話しする内にKさんは涙ぐんでしまわれ。
 Kさんの涙を見たら、そのシンパシーには感謝しつつも、あぁ、母君はもう長くこちらには居られないのだなぁ、ということが何となく理解できてしまいまして。

 「もりき」でほんの少しだけ飲んでから21時前にはベッドに入る「日常性のEasy!」ですが、今夜は23時に「I」からの着信で目が覚めました。
 ここから先は、明日の日記にて。