覚悟とも諦めともつかない幸せな気持ち

 6時に学校入り、板書準備その他デスクワーク。本日は1~4限で中3に漱石夢十夜』の授業を行うのですが、午後に学年保護者会があるので、授業参観に来られる保護者が居られるかも知れません(廊下から教室を覗くだけですけれども)。「ねんごろ」とか「接吻」とか、大丈夫なんでしょうか(←私が恥ずかしがらなければ何の問題もありませんでした)。13時半ドンの後は、授業準備その他の机仕事を15時まで。
 帰宅、入浴、着替えて出発。徒歩15分強で西鉄K駅、特急17分で二日市、目的地は勿論焼鳥「月空」です。行きの特急車内で山内マリコの小説を開いたのですが、直ぐ隣でお喋りしている女性3人組が学年保護者会帰りの中3ママ、あちらは担任団ではない私の顔など全然ご存じないようで学校に関する(批評込みの)お話がバンバンと。いつ「国語Ⅰ」への批判が出てくるかとドキドキして、とても本に集中できる雰囲気ではありません(目次だけ確認して読むのを諦めました)。

 「月空」には開店18時ジャスト到着の1番乗り。L字型カウンターの右下端(焼き網を眺めながらマスターこと63回生Mくんパパとお話出来る特等席)に予約席を表す小皿と割り箸と。着席をしたら直ぐにお通しのキャベツが届きますので、小皿と割り箸の袋とをマスターにお返しするのがいつもの流れ(哀しき独り客は取り皿が不要なのです)。最初の注文は瓶ビール(祖父の名前と同じ「麒麟」)、というところまではいつもの流れだったのですが、今夜は串が食べたい! という気分だったのでいきなり焼物3本を注文したのがいつもとは違う初めての行動でした(いつもなら「和牛モモ肉タタキ風カルパッチョ」から入ります)。串10本と梅水晶、サービスのもつ煮込み小鉢。ビール、日本酒、焼酎キープ。
 2時間きっかりでお会計、18時5分に店を出れば、17分発の西鉄特急に乗って30分過ぎにはK駅へ到着します。駅構内のスーパーで自炊用の食材……と、飲み直しのお摘み(安売り惣菜)とを購入してバスで帰宅。土曜日なので確りと飲み直してから寝ました(この時点では読書を諦めて録画TVの消化に移っています)。

 山内マリコ『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』を読み始めました。「ひこうき雲」以前のユーミンを描いて全10章、その目次が「八王子の由実ちゃん」「ピアノ、清元、サウダージ」「立教女学院とパイプオルガン」……「ハロー、キャラメル・ママ」って、もう完全に朝ドラ狙ってますよね? という。冒頭からずっと地の文にユーミンの曲名・歌詞に出てくるフレーズが散りばめられているんですが(現在第4章)、これで最後まで貫き通すんですかね。著者の作品は初めてですが、ユーミンの歴史、そして日本の服飾(を中心とした文化)史を綿密に調べている様子。