今すぐ逢いには行けないから あなたがくればいいのに

 国際生物学オリンピックに続いて、国際化学オリンピックでもF高3年生(女子)から金メダリストが出たという速報。おめでとうございます。72回生、凄いですね。

 1限が高3現代文(センター狩野敏次)、その後は夏休みの高3自習課題(センター・東大の過去問)準備。課外授業なので半ドンで放課ですが、5・6限の時間で東大文系特講(97年の坂本多加雄)が。いつもは18時に終わる特講が今日は15時半に終了したので、そのまま職員室で添削を終わらせました(答案を文系A組担任の机上に届けて本日の仕事終了)。

 私、最近入り浸っている小料理屋「U」に行くときは必ず事前に電話をかけるのですが、本日も同じように電話して「20分後に、カウンター1席、良いですか?」と伺ったら、女将さんから「空いてますけど、今日は××ちゃん(←事務嬢さん)が来ますよ?」という情報。
 約2秒で思い出すのは、昨日だったか職員室でチラリ聞こえてきた事務嬢さんと英語パイセンとの会話。確か「カウンターに3人(横並び)でもいいかな」とかいう内容。多分、今日のことに違いありません。
 「……何だか今日はとても嫌な予感がするので、失礼しておきます」とお断りして電話を切りました。「U」のカウンターに3人並ぶ、残り1人が男性ってのはまず考えられないだろうからこれは女子会、としたら多分お子様を同僚数学に預けて若手体育先生と見た。

 んなとこに飛び込んだら殺される(ぼろ雑巾みたいになるまで飲まされる)のは目に見えているので、あぁやっぱり「家」がいちばんね、みたいな感覚で「もりき」カウンター。そこそこ飲んで帰宅して、未明に特講の添削が無いという安心感からついつい缶ビールをもう一本くらい、と軽めのおつまみを脇に居間でかしゃぷしゅ~……したところで、スマホが震える。誰からだと目を向けた画面には英語パイセンの名前が。飛び込まないのに殺されるの? と軽い眩暈を感じつつも出ないわけにはいかない。
 私「……はい、池ノ都です」
 英「何で居ないの?」
 私「いやいやおるやん電話出とるやん、あ、『U』にってこと? 事務嬢さんの予約が入ってるって聞いたから、ちょっと遠慮した方が良いかなぁ、と」
 英「体育先生もおるよ(←予想ドンピシャ!)。別に来ればよかったのに。ま、いいけど。で、あのね、ちょっと連絡があって」
 私「……何でしょう?」
 英「8月5日、私と、××さん(事務嬢さん)と、〇〇先生(同窓数学)と、池ノ都くんと、4人で『U』で飲むことに決まったから」
 私「決まったて。ん……5日? 5日なの?」
 英「そう。なんかあると?」
 私「5日は、私、夕方に天神でライブに行くよて/」
 英「それは、絶対に行かないとダメなやつなの?」
 私「全然全然全然全然、誰かにチケット譲ったらもうばっちり解決」
 英「じゃ、宜しく」
 ……RHYMESTERのファンって、知り合いにいたかしら。

 久世岳『うらみちお兄さん(9)』読了、★★★。お兄さんに対する周囲からの理不尽連打、さっきの通話を髣髴とさせるな。
 とは言いながら、私の中ではライブと飲み会との天秤はギリギリで飲み会なんです。年齢も勤続年数も近いある種の「戦友」4人が揃うのって、コロナ禍以降は1度もなかったですもんねぇ。