定期テスト最終日。
2限に高1古文の出題があり、終了後は採点をガシガシ。先ずは、F高入学後初の定期試験となるA組48人の答案を瞬殺。動詞の活用を暗記しておくよう言っておいたのですが、その暗記の徹底っぷりにおいて内進B~E組より若干劣る(まだF校のリズムに乗り切れていない)かなぁ、という感覚。「夏は来ぬ」の歌詞における時間の推移を問うた設問に「春・秋・冬」を書いてきた生徒が少なからずだったんですが、書きながら「ワタシは今変なことを書いていないか?」と自己を客観する自分を獲得することが出来たら大人に一歩近づくでしょうか。A組の答案は、明日SHRで担任のサッカー先生に返却してもらいます。
B~E組の採点に移動して、こちらは定時の17時に終われるところまでやっときました。上位陣は安泰、中位層から下位層に向かっていく程(中3からの)点数の落ち幅が大きく。平均点の下降よりも、点差の拡大の方が問題かも知れません。恐らく古文1科目だけの問題というのではなく、授業の増加難化・行事の多忙化等々で、高校生活事態が「回っていない」ことが原因にあるんじゃないかと推測。
まだB~Eの採点は終わっていませんが、採点マジックで赤点は出ないと思われます(巧く行けば、A組とB~E組との点差も殆ど出ないでしょう)。
18時に入店して20時の退店まで、小料理屋「梅や」を独占してしまいました。客が多いに越したことはないんですけれども、ワンオペの平日は客の疎らな時間に料理の仕込みなど色々出来るのがそれはそれで有難い……と、常連某さんから貰ったというポリ袋いっぱいの蚕豆を茹でておられた女将さんが、突然「きゃああああああっっっっ!」と叫んで蹲ってしまわれ、何事かと立ち上がったら「池ノ都くん、それ、外に追いやって……私、絶対ダメなの……」と末期の声で。
お察しで袋の口を押さえつつ店の外に出て、ガサゴソ元気に歩き回る2匹の茶色い「G」(チャバG)を店先の道路に解き放ちました。「梅や」はオープン当初から害虫対策はバッチリで店内に入ってくることは絶対に無い仕様になっているそうなんですが、常連客を通じて「密輸入」されてしまってはどうしようもない。「独りじゃなくて良かった……」と震えながら手を洗う女将さんからは、後でその常連さんからではない別のルート(親戚の青果店)から届いたという蚕豆を沢山戴きました。
虫って、駄目な人は徹底的に駄目ですもんね。そう言えば、私、成人してから一度だけ女子トイレに入ったことがあるんですが(犯罪?)、それも蜘蛛を捕まえるためでした。旧校舎時代、朝7時過ぎに絹を裂きながら女子トイレから飛び出してきた56回生Hさんと目が合った途端、「池ちゃん蜘蛛蜘蛛蜘蛛蜘蛛蜘蛛蜘蛛! 直ぐっ! 直ぐ追い出してっっっっ!」と縋られというか凄まれ、アシダカグモさんをティッシュにくるんで校門の外までお運びした際、20秒ほど女子トイレに入ったという成り行きでした。
そんな昔のことを思い出しながらバスで帰宅、居間で少し飲み直してから就寝。