何をとり上げても 私が悪い 過ちつぐなう その前に

 市内のシネコンで、本日『おっさんずラブ』映画版の前売り券が発売されます。それに牧春(春牧)と部長との絵はがきが付くのですが、その絵はがき欲しさと「興行収入に貢献するため」(マジで)という理由から年休を取って行列に並んでいる某先生からメールで現場のレポが届く。
 発売開始15分前に到着したら既に10人超の列、発売時には50人を大きく超えていたそうで、某先生は一回の発売で購入できる上限の3枚を購入の後、大きく膨らんだ行列の最後尾にすかさず回ってもう3枚。現場からの報告に寄れば、3巡目に走る淑女、購入できた(絵はがきを手に取った)直後に泣き出す少女、等々、民百態の様相だったそうです。
 私「前売り券6枚て。どうすんのよそんなに、布教するの?」
 某「は? 6回とかで足りるわけないやん。まだ買うよ?」

 定期テスト4日目(最終日)。午前中は監督しながら高1古文の採点。内進B~E組は『新古今』が範囲に含まれていたので、ボーナス問題でその仮名序を出題しました。「ふたちゝはたまき」に傍線を施し、「全20巻に(  )を収めたということ」の穴埋めをさせたら、初見ながら1割以上の生徒が当ててくるんですから大したものです。

 高1古文の採点を終業まで。2割程残して(答案を持って)帰宅し、母君のお風呂介助、夕食作成。私も入浴を済ませて夜は「もりき」で読書独酌、20時に就寝。母君関連の家事がなければ絶対に採点を終わらせるのですが、家事の時間を優先するとこうなってしまいますね。家事の後で採点を再開しないのは、夜よりは一回寝て起きた夜明け前の方が作業に集中できるからです(明日は未明起床)。

 社会から逃避して「舎界」に帰ってきた人間ですから、ニュースには極力触れない(目に付くのは仕方ないけれども積極的には追わない)ようにしているんですけれども、大学入試共通テスト関連のやつはちょっと見ちゃいますよね。「数学の文章記述問題、導入見送り」という題名の記事をサラッと。採点の経験が全く無い人たちが決めてるんでしょうねぇ……とぼんやり眺めながら、記事の中の「昨年11月の試行調査では、文章で解答する問題を含む記述式の小問3問の正答率が低迷し、本番では3問とも数式のみを記述させる」という一文にちょっと驚く。まさか、見送りの理由を「正答率が低迷し」たからだって発表した(子どもに責任転嫁した)んですかね、これ。