もどってきて おねがいだから

 36時間で4㎏痩せましたよいやマジで。

 11年前の就職初年度、5月に母君が子宮筋腫で一月入院、の時はK市と小倉とを毎週末に往復しました。ですが高3担当の今年度は(時間割の都合で)それが不可能で、土曜は特講が18時まで、日曜はその添削と登校自習生徒監督。
 こういうことがあると、10年間の間に起こった職場内の役割変化が分かりますね。私、結構責任あるお仕事をするようになってたのねムフフ……なんて言ってる場合じゃない。

 英語「池ノ都く~ん、私、昨日先生が心臓発作かなんかで死ぬ夢見て、夜中に号泣して目がさめたんよ~。先生今高3で相当忙しいやろ? 無理して倒れたりしたら絶対に駄目よ~」
 国語「うわ~、優し~! すいませ~ん、先生も中学担任でお忙しいのにご心配をお掛けして~。特に、その『かなんか』って言い方、先生っぽくて沁みます~!」

 今日初めて某大医学部推薦入試の自己推薦文を持ってきたとある生徒、締め切りまで1ヶ月の余裕を持たせて初回の下書きを持ってきた時間感覚は大正解で(添削と書き直しの往復がゆっくり出来る)、先ずこういう感覚の生徒が少ないのでちょっと驚く。でもって、その文章を添削しようと一読して殆ど驚倒する。内容文体その他、メチャメチャ完成度が高い。生まれて初めて書いた自己推薦文で何でこんなのが書けるの? というレベル。11年間この職場で働いてきて初めてで、全文此処に載せたい、学年文集に載せたい、と思ったほどですが、流石にそれは出来ませんね。

 明日の8限連続授業、来週(以降)の小倉往復等々を勘案して、とにかく先の授業の準備をガシガシと、21時就寝など無視して。
 合間に、母君に電話でお話。1日以来3日連続で電話トークをしてるんですけれども、こんなの多分12才の時にF校で寮生活を始めて以来初めてです。墓に布団ではないですが(縁起でもない!)、今まで割と親不孝だったのね、という気づき。

 さて、いつもなら18時半とかに入る「もりき」に21時入りなんかしてマスターに驚かれる。珍しく、私の他に客はいません。
 マ「今日、えらい遅くない?」
 私「いやそれがさ、昨日はお客さんが多くて言えなかったんだけど……(と、事情を説明する)」
 マスターは製薬会社勤めの脱サラ組、さらにこの店の常連に医者・看護師が多いもので、医療界隈の話題・助言には事欠かないのですね。