あなたの好きなものは ひとつ残らず言えるわ

 とは言え、K市の私は5時通常出勤、小倉の母君は7時通常出勤、と日常が変わることはないのです。母君に自覚症状はなく(そんな段階で見つけてくれるなんて、健康診断がしっかりしている職場だったことに感謝ですね)、私が小倉に行って何を出来るでもなく(小倉に帰るのは、母君が1泊2日の検査入院をする7日です)。日常性の維持あるのみです。

 7日が検査入院でその結果告知が16日だそう。
 7日・16日とも、1~6限の授業を別の日の別の先生の授業と交換していただく。但し、早朝に学校で添削答案を返却した後にK市を小倉に向けて出発したら、16時までに学校に戻れそうなので両日とも放課後の特講は通常通り行う。高3の放課後特講については全ての曜日がぎちぎちに詰まっているので、安易に他の曜日と交換などは出来ないのですね(勿論、個人的事情で中止など論の外です)。

 と、5時入りの職員室で昨日の一橋現代文特講の答案添削を始めたら、ど頭1枚目の答案で「筆まめ」の意味を答える問題に対して生徒某氏が「筆をおろすのに熱心であること」と書いてきてたのを見て悶絶する。合ってる、確かに合ってるけどさ。
 「筆をおろす」は「DT捨てる」って意味もあるのを覚えとけよ、と添削コメントでツッコミながら、あ~これが私の日常性なのかしら、と目元を拭う。最高だわ。

 今度は帰りの掃除中。好きな子からかう小学生レベルで、うちのクラスのA氏、おディスり感を醸しつつとうとうアイドルグループ「N」の曲の振り付けまでマスターし始めてる。ヲタ芸ですらなく振り付け完コピて最早メンバーに入りたいんじゃないのかお前は、と呆れて突っ込む担任。そこへ続けて、数年前に例の一派の握手会にはまり倒したB氏が「金を使い始めたらアウトやね」という重い助言をしたので一同爆笑。
 C「Bはあの頃、諭吉何人くらい使ったんやっけ?」
 B「20人以上は」
 私「マジかっ!? お前それ樋口一葉で48結成できる勢いやないか!」
 HGC48がウザ過ぎると一同最爆笑。こんな雰囲気を残しつつ、そのまま放課後の東大特講に突入ですよ。

 で、東大文系現代文特講、なんですけれども丁度今日から三週間の特講の流れが小松和彦(03年)・宇都宮輝夫(06年)・宇野邦一(08年)、と東大現代文で「死者の遺産」としての「歴史」についての言及がなされた問題の三連打なんですよねぇ。本文を範読しても、設問を解説しても、心が痛いなぁ。

 夜は「もりき」で湯豆腐。