あきらめないで叫べ! 何度でも何度でも

 母君との同居を初めてから2ヶ月弱が経ちましたが、春の上京の影響を考慮したとしても確実に肥りました。2~3kgは増えてるんじゃないかな。顔の輪郭も少し丸く。理由は毎日朝食を摂るようになったからで、今日も少量ながら朝カレーなどかましてイチロー気取りかってなもんです。高3現代文の授業5コマでうっすら汗などかく始末で「ちょっとやべぇな」と思いました。もしも仕事の動きに影響するレベルなら「ツマミ無し飲酒ダイエット」を発動させる必要があるやも。

 理系の人にはちょっとゴメンネ、とお断りを入れた上で、本日高3現代文センター対策授業は、共通一次83年追試験、村上陽一郎「自己の解体と変革」です。喜ばしい学問とは「歴史学」と「文化人類学」とのことであると正面から断じて小気味よい文章。これと、共通一次85年追試験の武満徹「自と他」、及びセンター91年本試験の杉本秀太郎『散文の日本語』という2問を合わせると、異文化を鏡とする自己客観とはどういうことかというのが全て分かるようになっています。何せたった10年の間に3度も同じ内容が聞かれているのですから、過去問は繰り返すというのが瞭然であると同時に、問われている内容が重要な概念であるということも理解できるはず(第1回定期テストの内容の核になります)。因みに、85年の武満・91年の杉本両氏の本文には「二重(の)異邦人」という全く同じフレーズが登場します(こんなの、定期テストで聞くに決まってますから生徒には授業で予告します)。
 79年から始まった共通一次試験の国語は事実上センターと同じ形式なので、センターの演習には共通一次の問題も使います。石川淳山本健吉藤田省三川田順造中村雄二郎……等々、解き応えのある良問・難問が続々。

 放課後には、久しぶりに生徒からの希望で二者面談。東大受験に向けて……ま、勉強あるのみですね。
 西原理恵子『文藝別冊 西原理恵子』読了、★★★★。