愛の渦

 2時起床、3時から「Joyfull」で昨日の文系東大の答案を添削ガシガシ。始める前はちょっと面倒くさいな~、眠いな~、っていう気持ちが無きにしもあらずだったんですけど、始めてみたら答案の完成度の高さに思わずドライブがかかる。初回で平均が58%ってのは、かつて担当した56・58の2学年より高いんだと思う。
 とはいえ、現代文の答案では大学の合否の判定は不能(合格自体は、結局英数社会が決めるんですね)。なんですけれども、いつも言ってるように現代文の答案を見ればその人が大学で知的に楽しむことが出来るかどうかは大体分かります。その知的好奇心は高いと見た。だから、だから、「きっちり大学に通れるようにそろそろ本気で勉強しろよっっっっ!」と極楽生徒を前に担任だけ半泣き。

 何故、特講答案を翌(営業)日に返すのか。ちゃんと睡眠を取る方を優先させるべきではないのですか進んで職場をブラック企業にしていませんか、とかお優しい言葉は全力無視しなければならないのはあんたそら次の日に返さなかったらまたどっちゃり添削が来るからですよ、本日は通常授業の漢文で添削が40枚超、を放課後にず~っと添削。
 してる向こうで怨めしや世間話なんぞしておられる学年主任先生は軟式野球部顧問。でもって漏れ聞こえてくる断片をつなげたら「軟式野球の大会で一緒にパンフ配布を担当して」「実は俳優もやってて」「ラスト・サムライ」「今は引っ張りだこで」「最新作はえげつないやつで」と、成る程池松壮亮ってこっちの出身で野球やってましたね、って入りたい! 入りたいその世間話! と涙の添削ガシガシ。