サクラの季節がめぐり来るたび 男の子たちを思い出す

 理系某氏が、センター小説が取れないと相談。これだけは授業・講義の一方的教授で何とか出来る問題ではなく、一人ずつ手を入れていくしかありません。過去に解いた小説の問題全てを(自分の選んだ解答が分かるようにして)提出させる。その、10~20年分の問題について全ての誤答を検討し、その誤答の傾向からD氏の苦手や注意点を洗い出し、それを手紙(便箋4枚)に纏めた上、放課後に面談。添削・手紙・面談全部合わせて5時間超。一日の仕事のほぼ半分を持っていきます。

 岸政彦『街の人生』読了、★★★。ブラジルから日本に移住して育つ中でゲイを自覚した男性、ベテランのニューハーフダンサー、摂食障害を克服した女性、シングルマザーの風俗嬢、満州引揚組のホームレス、という5人の人生のインタビュー集。少しでも自分に近しい部分があるかなぁ、と思えたのはニューハーフの人とシングルマザー。後は分かりません。
 5人の人生を「普通の人生」と言い切る著者の手になるこの本の中の6人目に自分を入れたら、それは「普通の人生」と言えるんだろうか、と思いながら。

 我ながらどんだけ仲が良いんだ、とは思いましたが昨日もご一緒のTくん(実家はK市)と今度は「もりき」でさし飲み。18時30分に二人で店に行ったらマスター遅刻でまだシャッター。近くの量販店で酒とつまみとを買って店の前で飲みながら待とうぜ、とかろくでもないこと考えてその量販店でビールを選んでたらマスターとかち合わせました。