甘い誘惑に似た 痛みのあとの 衝動さ

 DVDで『悪魔くん』、第34話「生きかえれ! 見えない学校」、第35話「死後の世界を見せる妖怪屋敷の不思議」。

 5時に学校に入って、中3の授業準備と昨日の文系二次型授業の答案添削。1~4限は中3漢文の授業だったのですが、やるべき内容が多かったのと「私をネタにするな」という某所からの圧力(大笑)とで、無駄口一切無しの淡々授業。後から「隣で授業しよったけどあんたのクラスから全然笑い声が聞こえてこなかったから、普通にやってるんだなって分かった」って。
 午後は、校内模試の講評集計・「合格体験記」の校正という進路指導室の仕事。明日は(降水確率80%という中で雨が降らなければ)高校生はクラスマッチ。去年は自分のクラスの応援でグラウンドに出ずっぱりでしたが、今年は副担任ということで進路指導室に引きこもって仕事を(「合格体験記」が何と200頁超! その校正を一気に)するつもり。63回生との仕事が続きますわ。
 あ、後、校内模試の出題者講評も。今回の模試では小林康夫2015年4月の最新刊『君自身の哲学へ』から評論を出題して、平均は4割ちょいで想定通り。現役生は経験不足で、浪人生はしばらくやってないため、記述の甘さでぽろぽろと点数を落として行きます。「近代」「現代」の語を解答に使えなかった浪人生は反省しないと二次試験には通用しないですよ。というわけで出題者講評から一節引用。【所与の課題に取り組む誠実さに見るべきところが無かった63回生の諸君はちゃんと勉強してくださいね(はい、あなた、あなたのことです)。】

 夜は56回生Tくんと飲みの約束。明日は(降水確率80%という中で雨が降らなければ)クラスマッチで授業が無いので学校は8時入りでOK、となれば今日は3時起きの身体がぼろぼろになるまで飲んでも大丈夫(ぼろぼろになる必要性は全くありませんが)。クラスマッチが中止になったら1~3限が高3授業ですが、その時はその時(というか、これまで11年超の経験上、明日のクラスマッチは絶対に執り行われるのです)。
 店は飛び込みでK市中心街に最近出来た牛タン料理屋の「J」、出てくる料理は全て美味しかったけれども店員に覇気が無くて何だかちょっと残念な印象。個室で2人で話してるだけだからそんなには気になりませんでしたが。で、その2人の話は主に56回生の色々な方々の近況。結婚が決まった話とか会社を辞めた話とか彼女と別れた話とか海外に赴任した話とかギャンブルに溺れてる話とか、ここには書けない話がいっぱい。
 医学部縦社会、佐賀医のNくん・Mくんが福岡で飲んだら後輩を佐賀から車で迎えに来させる、なんて話を聞いて「そんなもんなのかなぁ、っつかそんなの例外だよなぁ」と思う。思うけれども、Tくんが21時に突然後輩(F高58回生で、大学学部の後輩でもあるFくん)に電話して「今池ノ都先生と飲んでるんだけど」って言ったら「神速で行きます」って即答するくらいには縦社会なんすね。Fくんほんとに神速で来て、開口一番「すいません」って言ったんですけど何がすいませんなのか分かりませんでした。
 ぼろぼろになる必要性は全くありませんが、想定外の2軒目はライブバーでカラオケ三昧。最初のジャニーズ縛りってのにおっさんはまいっちんぐ、嵐「truth」、KinKi「やめないで、PURE」、トラジハイジ「ファンタスティポ」でお茶濁し感。でもって、一次会では明らかに私の方が沢山飲んでたんですけど、若い子って二次会からメートルが上がるのね、って飲みっぷりに感心。私とTくんの命令でFくんが必殺のSBM(Super B'z Mode)に入ったあたりでそろそろ身体がおねむに。2時間歌いっぱなしの後、二人で3次会に向かう大学生とお別れしてタクシーで帰宅。
 よく考えたら、マッチングのために病院に提出する小論文を添削してくれって頼まれてその原稿を受け取る名目で飲み会やったのに一次会も二次会も私が奢る(二軒で20000円超)って間尺が合わんやないかい医者になったら百姓とがまの油はって勢いで搾り取ったるぞコラ! と思ってたらいつの間にか財布に6000円(二次会の二人分)が入っててあらもう既にお気遣いいただいちゃってたのね、とタクシーの中。帰宅後即泥眠。