誰かが言いかけた 言葉寄せ集めても

 本日は休日出勤、明日はイブ出勤・出張、2日間怒濤のように働いたら、明後日クリスマスからは5泊6日の上京、そのまま3泊の実家帰省です。あと一踏ん張り。

 今日の仕事は一点集中、パソコンの前に座って、51人分の通知表担任所見を一気に書き上げる!
 定期テスト成績、外部模試成績、教室での役職、部活動、学校行事(進路講座・体育祭・クラスマッチ・芸術週間等々)、進路志望、生徒指導、果ては担任と交わした何気ない一言、それら全てを吟味して、51人分の「物語」を180字で描いていく作業です。
 結論から言うと、1学期のものに比べて全体的に厳しめに書こうと意識的になりました。タイピングした瞬間に「これは書き直した方が良いかな」と思った語彙も敢えてそのまま載せています(気遣いよりも本音を残す方を優先)。新年の心機一転は多少きつめの言葉でこそ後押し出来るでしょう。「笑止」とか「格好悪い」とか「親不孝」とか「形無し」とか「園児」とか「弱い」とか「1浪」とか「愚の骨頂」とか「論外」とか「非常識」とか「見限る」とか言われた諸君が、その言を「敢えての誇張」ではなく「ドンズバの現状」だと受け止めてくれたらいいんですが。

 所見を一気に書くのは、日付を跨いだら日によって変わるテンションのせいで内容に偏りが出るかも知れないからです。となると、発送の直前まで情報を貯めておいてそれを一気に吐き出す方が平等な扱いが出来るんですね。一人8分として7時間の作業ですので、PC画面を見続けている内に目がショボショボしてきます。
 そのショボショボの目で通知表その他発送物を封筒に詰めてのり付け、緘印を押すところまでやったら仕事は終了、17時でした。封筒詰めを(合唱部指導で出勤なさっていた)学年主任地理先生に手伝っていただき、先生には更に家まで車で送り届けて頂くという図々しいお願いも。
 地理先生の車内では合唱部の練習曲が入った森山直太朗のベスト盤。昔、土曜深夜にオツカル様から「ぬつのおはひ」という文面のメールが届いて即座にTVをつけたら「CDTV」で直太朗氏が歌ってた、という話をしたら大笑いなさってお出ででした。車内ではその「夏の終わり」が流れましたけど、直太朗氏、ちゃんと「夏」って言ってますよねぇ。なんで「ぬつのおはひ」って言っちゃうんだろう。

 夜は、昨日お世話になった肉料理「I」に今日は一人で。一昨日は保健室先生を崇め奉って、昨日は保護者理事長を崇め奉って、2連続の崇め奉りっ放しで流石に崇め奉り疲れたので、今夜は静かに読書独酌。内田百閒・森博嗣・原克玄。