「安直」って 言っても笑えない 押しが強くて

 母君の朝食をお出しして、7時半に学校入りの日曜出勤。午前中に来週いっぱい(1学期終業式前まで)の授業準備を終わらせました。但し、高1・高3ともに7月末まで前期課外授業が行われますので、夏休みまでの準備が終わった訳ではありません。高3漢文定期テストの採点も少し。

 午後は、明日出席する地区保護者会の講演資料の準備・印刷を。F校の保護者(中1~高3)は、「K市地区」とか「北九州地区」とか「福岡1区」とか「佐賀地区」とか「長崎地区」とか「大牟田地区」とか、何かこう色々な地区毎の保護者会が形成されているのに所属なさっていて、毎年情報交換を兼ねた保護者会が(高2保護者主宰で)行われているんですね。で、その会では毎回1人乃至2人の講演ゲストが呼ばれるんですが、大体の場合教員(たまに卒業生や保護者)が講演者に選ばれます。呼ばれた講演では毎回言うんですけれども、教員で選ばれるのは「暇な若手」か「子どもが独立したベテラン」かってとこで、私はその「暇な若手」枠を15年死守してるんですね。多分、全地区で講演の経験があるんじゃないかな(私の知らない地区がないのならば)。今年の私は「K市地区」と「福岡第2地区」とからお声がけ頂きました(明日出席するのは「K市地区」の方)。多い年には年に4地区から呼ばれたこともありまして、地区によっては講演のたびに「またお前かとお思いでしょうが……」と(なんで私の方が謝らないといかんのだと思いながら)お詫びの言から講演に入ることもあります(地区保護者会に6年間参加なさって、私が2回とか3回とか喋ったという保護者もいらっしゃるはず)。最近どんどん新しい先生が増えて「暇な若手」枠が充実してるんだから、皆さんもっとそこを活用しましょうよ、と言いたいところなのに、同僚数学と若手体育とが結婚して一気に枠を2つ減らしたりするし。
 ただ、喋るとなれば無鉄砲徒手空拳というわけにもいきません。況してや明日の会の講演者は校長先生と私、しかも校長先生が講演をなさった後で酒宴を挟んで最後に私が(飲んだ状態で)喋るという悪条件ですから、多少以上の準備はしておかないと失敗は目に見えてます。校長先生の前での失態により査定は山津波を起こしてだだ下がり、ただでさえ同じ年の同窓数学(中3学年主任)やサッカー先生(高1学年主任)やが背中も見えない出世を果たしている中、私独りだけが職員室を石もて追われる扱いを受けることになる未来が眼前にありありと(保護者の方々には、是非とも、地区保護者の講演がかほどの重さを持つものであるということをご理解頂きたく)。
 取り敢えず、講演のテーマの主軸には「共学化」を据えたので、講演資料には京大入試の過去問から中勘助銀の匙』を選びました。配布するからにはということで改めて問題を解き直して解答例を作成し(これだけで1時間の仕事です)、プリント原稿7枚を130枚ずつコピーしてから機械で折り込みをした後、130セットを封筒に袋詰めします。我ながら地味な作業です。封筒は明日直接会場にえっちらおっちら、保護者幹事の方に託して受付で配布して頂きます。

 16時に作業が終了した後、職員PC室で年末12月の上京旅行の予約を。今回は田町にある初訪問のホテルを使います。12月には、もう高輪ゲー……タイピングしただけで「足跡の怪」みたいに指が腐れ落ちてしまうような気がするんでやめときますけど、例の駅は出来上がってるんでしょうか。そして今年は出発を12月25日にしたんですが(4泊5日)、クリスマスの夜に「暇な若手」枠のオッサン(「若手」っつってもね、相対的な話なんですよ)と遊んでくれるような奇特な方がいらっしゃるのでしょうか。

 16時半に学校を出て、市内の花屋にてプリザーブドフラワーの飾り物(赤いバラと時計とが一体型になった置物)を購入。明日は昼に保護者会に出席した後、夜にHさんの還暦祝いが「もりき」にて行われます。参加する「もりき」常連組の中では私が最若手ですので、会の途中でお渡しして私が目立つことのないように(Hさんは、もう絶対、派手に喜んでくれますので)、今日の内にHさんのお宅にお届けしておきました(やっぱり、派手に喜んでくれました)。
 帰宅後、入浴、母君の入浴介助、夕食作成。母君がお休みになった後、野菜が食べたくなったので繁華街の野菜料理「B」に出掛けて読書独酌、調子に乗ってライブバー「A」に寄ったら詳細は省きますが色々と面白い人たちが来てて随分盛り上がってしまいました。っつっても、明日は昼前から仕事があるので(昼酒も飲みますし)、2時間制の延長はせずに、23時前には帰宅、就寝。

 行き帰りに乗った西鉄バス西鉄K駅のど真ん前に、「ドンキホーテ」と「磯丸水産」とが並びました。偏見ですけれど、何だか「嫌だなぁ」と思ってしまいます。「磯丸」の方は、実際に訪問なさったという二日市「月空」のマスターに感想を伺ったら言葉を濁されたのでお察し(飲食の方ですので、同業を誉めることはあっても貶すことはなさらないのでしょう)。ただ、今日の行きの時刻(18時頃)には店前に数人並んでいました。