昼寝時に思わず出た言葉は

 中島みゆきさんの全国ツアーが来年頭に行われるという情報。ファンクラブを通じて申し込んで、抽選に当たったらHさん(大ファン)と2人で参加します。数年後に古希を迎えるアーティストのライブを生で観られる機会は、恐らくもうそうは多くないはずですので……。

 起床、入浴、母君の朝食作成、といういつもの日課の後、お食事を終えた母君の車椅子を押して自宅近くのセブンイレブンへ。今日は昼食を作れないのでお昼をコンビニで購入するのですが、折角なら陽の光を浴びていただこうか、と。購入する物はおにぎり、サラダ、飲むヨーグルト、でいつもと全く同じなのですが(日常性の維持)。レジ袋は母君に膝の上で抱えて頂き、振動が大きくならないようにアスファルトをゴロゴロと進みます。朝ですが汗の感触、段々暑くなって来ましたね。

 カッターシャツは63回生Iくんから貰った生地のオーダーメイド、ネクタイは同回生T・S・Nくんからの海外土産、ネクタイピンは国語科恩師先生から、ハンカチは事務室のWさんから。緊張している時は、験担ぎで縁ある物のフル装備で出掛けるんですね。
 朝イチで学校入り、資料とにらめっこしながら講演の内容を考えます(テーマからの直観で浮かんだ資料を先ず準備して、条件を絞った上で考え始めたらネタが絞りやすいのです)。テーマはF校共学化による前後の変化。男子校時代に生徒として通い、高校共学化最初の学年で副担任を務め、中学共学化最初の学年で担任を務めた立場から。40分ちょっとの講演は15分×3と時間を区切り(TVでCMの入る時間が、一般的な日本人の集中力の目安かなぁ、と)、それぞれのパートに話すネタを割り振っていく方式(50分の授業も大体このやり方です)。学校の外には出さないでね、というお話も幾つか入れ込んでいるので、この日記には内容については書きません。

 10時半に学校からタクシーで会場のホテル「S」へ移動して、資料の封筒130セットを受け付けに託した後は、講師控え室で司会者の方(高2保護者)と講演者案内の文言に間違いがないかのチェックを。会が始まったら、最初の講演者である校長先生のお話が40分、歓談(ランチコースとビール……瓶で4本ちょっととか?)の後、40分の講演。「飲んだ方が勢いが付くんじゃないですか?」とか言われながら注がれて、注がれた分を全部飲んだことを壇上で軽く後悔。

 お土産を頂いてからタクシーで帰宅。母君には軽くご挨拶だけして、直ぐに寝室に引っ込んで仮眠です。下戸の方の前に酒臭い姿を現すわけにはいきません(私、母君の前でお酒を飲んだことがありません)。2時間ほど仮眠をとってからお風呂を沸かし、母君が今日は入られないと仰ったので私だけ入浴をしてから(40分くらい浸かっていたら母君に呆れられました)、夕食を作成。薬と一緒に母君にお出ししてから自宅を出発、徒歩5分で「もりき」です。

 常連さん勢揃いの店内には開宴の10分前ほどに到着。幹事が会費を集め、マスター夫妻は料理を作って運び、有志はパーティーグッズを配ったり寄せ書きを回したりと大忙し。壁には、「祝還暦 Hさん」「Happy Birthday」の飾り付けが。本格的ですね。
 昨日の日記にも書きましたが、「もりき」歴では私がHさんの次に長いのですが、年齢で考えたら集まった15人(店はいっぱいいっぱい)の中で下から2番目とか3番目とかなので、人生の先輩を差し置いて目立ってはいけない。店の小上がりは主賓や先輩方に任せて、私はちょっと離れたカウンターに座って飲んだり運んだりをするだけです。プレゼントのプリザーブドフラワーは既に昨日Hさんにお届け済み。カウンターには他に、九州から久しぶりにお出でになったHくん(自衛隊、現在は小倉)ご一家が。彼は今秋を以て東京に転属になるので、そのお別れ会を近く小倉でやるそうです(私も参加します)。
 開始5分でHさんが感泣し始めて(早いな)、皆が持ち寄って口ではHさんへのプレゼントと言いながら取り出した端から開封している日本酒が次々に空になって、開始90分くらいで場の大抵が酔っ払ったぞ、という辺りで私はお暇。丁度、遅れていらっしゃったH先生(F高の先輩、お医者様)が持ち寄りのお酒「LOUIS de LAURISTON 1948」(6万円!)を木箱から取り出されたのを見てから店を出ました。あれ、一口でも飲んだら感想トークでまた長っ尻になってしまいますからね。

 明日は授業が5コマあって(それなりに)忙しいので、21時の健康睡眠。若い頃(例えば「もりき」に通い始めた10年前とか)なら終宴まで飲んで帰ったんでしょうが、今はどうもそんな気にならず。まぁ、母君の朝食作成という理由もありますね。今日も、料理の一部を予めよけておいて、タッパでお土産に持たせて頂きました。多謝。