滝落ちて群青世界とどろけり

 上京前最後の仕事(些末なもの)というのは、ご退職なさった先生方にF校の今年度の進学実績をまとめた冊子をお送りするに際してのメッセージを考えるというもの。具体的には、冒頭に俳句を置くという国語科恩師先生の流儀を継いで、その俳句をどれにするか考えるというものです。何しろ、お送りする先には歌会始入選の経験をお持ちの歌人先生がいらっしゃいますから、選ぶのに緊張逡巡するんです。だから、「些末なもの」と言うのはちょっと現実と違うかも知れませんね。
 と言うわけで、冊子の発行作業その他を行う進路指導室にて、8時半に事務嬢さん(昨日遅くまで飲んでた相手)と待ち合わせ。3~4句の候補をお見せして、その中から1句を選んだら、それ以外の文章は半ばテンプレでOKなので、後は書道の達人であられる事務嬢さんがサラサラと筆ペンを走らせるのに見とれてるだけ。いや、テンプレ以外の文章の案も考えたんですけれど、今更「東大50」とか手前味噌なことを書くのもあれですし、逆にシンプルにしよう、となりまして。

 昼前に自宅に戻って母君の昼食を作成。書斎で日記の更新をしたり読書をしたりして3時間程潰した後、明日からの上京の荷物をまとめました。具体的には、衣類(歴代の「男く祭」Tシャツや下着など)、書籍、CD、の3点ですね。髭剃りや充電器などは当日の朝まで使うので出発直前に鞄に入れます。
 入浴、母君の入浴のお手伝い、夕食作成。母君がお休みの後は、「もりき」で読書独酌。マスター、10月からの消費税率に関して、商品の値上げをどうするかを考え中。生ビール・瓶ビールは開店から30年間ずっと500円のままで、これは事実上ずっと値下げを続けていたに等しい訳ですが、今秋ついに、を考えておられる。ところが、「もりき」では過去50円単位の値付けをしたことがなく、じゃあビールをいきなり600円にするの? とか。さて、どうなることやら(私はどうなったって通います)。