天使をやめないで 苦しめないで 夢を消さないで

 朝7時半、高2教室のフロアを通りかかったら、とあるクラスで有志がクリスマスのお菓子パーティーの準備中。全員の机の上に小分け袋のお菓子を幾つか配り、女子生徒が教室前方の黒板を飾っています。中央には「MERRY CHRISTMAS」の文字、その両脇に担任の英語先生が学級通信等で描かれるゆるキャラ(?)が。そのキャラクターに付された吹き出しには「ゴミは捨てずに持ち帰ってね」というコロナ禍ならではの台詞が書かれています。

 あれは朝のSHRが盛り上がるだろうなぁ……っつか、私、あそこのクラスで1限授業じゃん、と10分前に教室に行ったら果たして「盛り上がる」どころか全員で記念の集合写真まで(私も入らされました)。
 で、10分前に教室に行くのは当然板書準備をするため……なんですけども……クラスのお生徒さんたちの眼が「消すの?」と私に問うている。「このメッセージと可愛いキャラクターたちとを、たかがお前の授業のために消してしまうの?」と。

 黒板は、教室後方にもある。
 教室全員、机ごと回れ右をしてもらって、教室後方の黒板を使って授業をしました。新鮮。2限以降の先生も全員がこれにつき合って下さったそうです。

 ……という話を、その夜、写真付きで披露する私。場所は居酒屋「もりき」の小上がりで、披露しているお相手はF高32回生の大先輩方です(私が入店したら、常連のH医師以下4人が同窓会の最中でした)。バンカラ男子校時代には考えられないキラッキラな青春の光景に「こここ、こんなのF高じゃない!」と、とても羨ましがられてお出ででした。

 という訳で、12/25は「自粛御膳」をお休み、居酒屋「もりき」で独酌。太刀魚を煮付けたのは生まれて初めて食べました。私、秋刀魚なら頭から尻尾まで、ほっけも骨皮全部、など魚を綺麗に(つまりは意地汚く)食べる派なんですが、太刀魚の骨も行けるかなと思ったら果たして行けてしまったのには流石に自分でも驚きました(皿を下げるマスターも吃驚してました)。