あれは 遠い冬の物語

 毎年この時期になると必ず市内のセブンイレブンの棚に並ぶ「冬物語」が、何故か今年はまだ入っていません。徒歩通勤路のディスカウントショップも探してみましたが、まだ。発売開始にはなっているようですが、今年の九州は入荷が遅いのでしょうか。私は東京の酒屋から通販だから大丈夫……と思っていたら、届くのは12月になるとメールが来てびっくり。確実に届くなら別に良いですけれども、今年は「秋味」の瓶が無くなったり「冬物語」が遅れたり。最も好きな銘柄2つがちょっとちぐはぐな感じになっています。因みに、届く「冬物語」は500mlの缶が48本(要するに2箱ですね。「冬物語」にはもともと瓶がありません)。

 4時前に起きて特講添削、入浴。6時には添削の場を学校に移したのですが、いつもなら6時頃にはいらっしゃる中学教頭先生が不在(中3の修学旅行引率)でいらっしゃるので、職員室が少しだけ普段と違う雰囲気です。添削・集計は7時に終了。時間割の仕事。今日は高3漢文の授業が4コマ(中3の修学旅行引率で高3の授業が出来なくなった先生の時間を引き受けました)、空いている時間は卒業生から依頼された医学部の志望理由書の添削で、彼(市内在住)とは放課後に職員室で面談をすることになっています。
 約束の時間に現れたNくんからいきなり謝られました。東大志望の理系で慶応も受験、今年は私大医学部も受験することにしたというのでその自己推薦文を添削したのですが、私に添削を送った後でやはり医学部受験は取りやめて東大(と慶応と)に絞ることにしたというのです。この手の話は特段珍しいことではないので別に謝られることでもないですけれども(怒りませんし)、添削した志望理由書とそれに併せて書いた「お手紙」とは無駄にすること無くお渡ししました。書き方一般の指摘は、大学入学後のレポート等の文章を書くときにも守って欲しいことです。その後、とある奨学金申請に付す文章(申請理由や大学入学後の抱負)の提出が直ぐということで、Nくんが既に書いた文章を叩き台にその場のやりとりで完成させることに。これについては他者が内容をでっち上げる訳にはいかないので、私は主にインタビュアーのように彼の来歴や内面を聞き出していく作業に徹することになります。その際には彼自身の見通しや考え方の中のやや甘い部分(大体の受験生は持っていますよね)が自ずと明らかにされていくため、彼にはちょっと辛い作業だったかも知れません。この作業が1時間ほど。

 夜は、昨日のキムチ鍋の出汁を取り分けておいたものを使って味噌汁を作りました。他には水餃子、秋刀魚塩焼き。
 628蔵目・秋田「秋田富士」(X3 三倍麹仕込み 純米酒)。