アラ マア どうして けどでも わかるけど

 ……翌朝の冷蔵庫にきちんと食材が並べられているのを見て「あらまあ」と驚く。

 今日は授業が無く、朝は2時間の年休でだらだら。書斎のPCを開き、折坂悠太(独奏)@山口・山下達郎@大阪、の抽選申込を。前者は多分当選、後者は落選不可避だと思っています。
 出勤は11時で来客(高2保護者)のアポイントメント有り、福岡地区保護者会の講演を頼まれたその依頼詳細を伺いました。各地区保護者会(会食・ゲスト講演)はコロナ禍で暫く開催出来ずでしたが、今年度から復活します。授業準備(プリント印刷・板書準備)は共通一次村上陽一郎で、高3現代文はいよいよ入試過去問演習に移行です。
 学校内ではいよいよ間近に迫った「男く祭」準備が佳境。職員室前の大鏡でダンスのレッスンをする生徒たちの表情は真剣。6~7年前は違和感ありありだったんですけれども、今ではそういう感覚も蒸発してしまいました。天気だけが心配。F校会場(4/29)はほぼ確実に雨の予想なんですね(生徒は可哀想だし、雨で屋内イベントの客が増えるのは「体験授業」担当者としてはちょっと憂鬱です)。

 夜は自炊で湯豆腐。

 芥川龍之介蜘蛛の糸杜子春』読了、★★★★★。高1漢文で伝奇小説を扱うということで資料に芥川を配ることにし、その関係で学校図書館から幾冊か芥川を借り、何気なく新潮文庫を開いたら止まらなくなってしまいました(先日の『論語物語』と同様)。新潮文庫版は少年少女のために書かれた短編10作が収録で、記憶に間違いがなければ小学校5年だったかの頃に夢中になったのではないかと思います(「蜜柑」「白」が特に好きでした)。小学校中学年の頃にホームズや笹川ひろしの「ハレー探偵長ストーリー」でミステリに目覚め、小6で手にした西村京太郎「名探偵シリーズ」及び綾辻行人館シリーズ」以降(漫画を除けば)殆ど国内ミステリしか読まなくなる、その丁度中間地点において一度だけ芥川に夢中になったのは、今振り返ったら私にとても良い影響を与えてくれたのではないかと思っています。