ひとつ白菊が咲く

 早朝の書斎で特講添削、の前に今日は明日の授業(1~4限で高3現代文)の板書計画。08年センター本試験評論、狩野敏次の解説です。中学で乾正雄『夜は暗くてはいけないか』、或いは高校で谷崎潤一郎『陰翳礼賛』を読んでいれば話をしやすいんですが、今のF校のカリキュラムではどちらも読んでないのかな。
 その後は、東大理系、京大の順番でひたすら添削。東大97年(坂本多加雄)は、例年受講生を悉く薙ぎ倒す難問、問三の「独自性」について対応できている答案がおっ、と驚くくらい多く、やっぱり普通じゃない力量の集団だよなぁ、などと考えたり。但し、問四の設問の「真実性」の意味に留意せよ、という但し書きを全く無視している答案もおっ、と驚くくらい多く、試験の作法がまだ身についてないなぁ、という側面も。京大特講の金子光晴は、問一・問二が比較的書き易い(点を取り易い)問題構成になっているので、平均点は割合高く出ました。
 東大の問題に(20世紀の第一問なので)120字記述がなかったため添削はスムーズ、14時過ぎには終了しました(集計・答案整理を残すのみになりました)。ここで仕事は切り上げ。

 後は家でまったりと飲むだけ。久しぶりにリュウジおにいさんの新しいレシピに挑戦。冷製納豆パスタ(無茶苦茶美味かった!)~冷豆腐。午前中に宅急便で石川のお酒が届きましたが、キリ番(←死後)の700蔵目にはそこから有名蔵「奥能登の白菊」を選択(これまた美味かった!)。701蔵目は、先日の70回生Iさんからの頂き物。
 700蔵目・石川「奥能登の白菊」(純米吟醸)。★★★★。ラベルに書いてあった「和三盆」の甘さは本当です。これは大切に、ゆっくり飲もう。
 701蔵目・奈良「生駒宝山」(純米大吟醸)。