いつでもきれいな夢を

 内田樹『街場の成熟論』読了、★★★★。20年前の文章の切れ味が流石でした。

 NHKで、私が生まれた年(1980年)に放送されたドラマ『折鶴』が再放送されました。山本周五郎「ひやめし物語」が原作、主演は国広富之。局内で「時代考証のお手本」と言われている程の丁寧な作り、周五郎ですから筋は完璧、ハッピーエンドのラブストーリーですから後味も良(ただ、牟田悌三演じる主人公の叔父の境遇には苦みも)。因みに、ドラマの中ではプリンス感が迸っていた国広トミー、コメント出演していた現在の姿(長髪イケオジ)はトヨエツみたいでした。

 早朝から昼までかけて、書斎で昨日の特講の添削。と或る生徒がプリントの余白に解答より元気な文字で書いてきた「吉本ばななさんのエッセイ・小説で一番おすすめのものを教えて下さい!」というリクエスト。エッセイは即決で『もしもし下北沢』、東大生だったら最寄りの街の今昔を是非知っておきたいところ(と、言いながら、私は大学時代に下北沢には殆ど寄り付かなかったのですが)。小説は少し迷って『デッドエンドの思い出』と『ミトンとふびん』との2冊、私の中ではこの2作がぶっちぎりで、甲乙がつけ難いのです。
 途中、気分転換の炊事では、豆腐の味噌漬け(初挑戦)と大根ポン酢漬けとを。前者、絹豆腐を水切りしたやつを、2枚のキッチンペーパーに挟んだ味噌(味噌・砂糖各大匙4)に漬けます。キッチンペーパーに味噌を塗り広げ、その上にもう1枚のキッチンペーパーを重ね、2枚で豆腐を包む格好。ネットで拾ったレシピです。2日くらい冷蔵庫で放置してみるつもり。

 13時過ぎにかしゃぷしゅ~。炊き込みご飯・大根豚肉煮付けはレンチン、ラーパーツァイは作り置き、充填式の豆腐で冷奴。2時間程度をかけてゆっくり。日本酒はコンビニで何気なく購入した佐賀「東一」、ラベルを見ずに購入したらアル添でした。
 洗い物まで終えた後は、長めのウォーキングへ。自宅から自衛隊前を通り上津バイパスへ、ただ120分を歩くというのが目的なのですが、一応途中の「ベスト電器」で更衣室の電球が切れたのを買い足すという用事もあります。暫く上津を歩いていなかったので、「資さんうどん」と「びっくり亭本家」とは初めて見ました。

 長い散歩の後、汗だくの身体を風呂に沈めて、夜はまたまたかしゃぷしゅ~。長葱が余っていたので中華風のぶっかけ素麺を作って、後は余り野菜できりざいを。
 732蔵目・兵庫「沢の鶴」(純米酒)。自宅徒歩2分のコンビニに未踏破の蔵が。灯台もと暗し、でしたが味は今イチ、★★。