私ならこう訳します……「受け受けしい」と。

 5時過ぎに健康気象、の後1時間くらいベッドでダラダラして(旅行の醍醐味!)、風呂に入った後で池袋に移動し、お気に入りのネカフェで1時間ほど日記を更新。これで、日付が完全に当日に追いつきました。この後の更新頻度は気分(と仕事の都合)次第。

 池袋から山手線で五反田、池上線に乗り換えて荏原中延駅へ。ここの商店街には、平川克美氏が経営を手がけている「隣町珈琲」というカフェがあるのです。今回の旅行では、この荏原中延訪問が唯一の「観光」になりましょうか。駅出口を出て右にはアーケードなしの商店街、左にはアーケード街が続いていて、「隣町珈琲」に行く道は右なのですが、先ずはアーケード街を散歩。寝具屋・金物屋・瀬戸物屋・靴屋・着物屋・文具屋・肉屋・八百屋・魚屋・和菓子屋・パン屋……等々が(朝が早かったので開店前の店もありましたが)全て閉店せずに営業している活気。200メートルほど進む間に、大勢のお年寄りや子どもたち、幼児を自転車の前後に乗せて3人乗り運転をするお母さん(←これを何と2組も見た)、等々とすれ違って人が暮らしている活気。
 Uターンして駅出口に戻り、今度はアーケード無しの商店街(こっちは食事どころが多かったかな)を歩いて、最初の信号を右。「隣町珈琲」のHPには駅から徒歩4分と書いてありましたが、私の足なら2分強で着きました。そうしたら、10時開店という情報でしたが、10時を回った時間なのに「CLOSED」。一度駅に戻り、今度は同じ商店街を「隣町珈琲」まで4分以上かかる速度で歩きなおしてみる。そうすると、すれ違う人や話している人の表情、それから店先のメニューや張り紙が全て見えるようになります。5分ほど歩いて店に着いたら、今度は「OPEN」になっていました。商店街の歩き方(速度)を弁えるまでは入店を許さず、と言われたような気がします。
 500円の珈琲で1時間程度、内田樹先生の対談本を読む。店員さんは年若く愛想のいいお姉さんが一人。1時間、私の他に客は来なかったのですが、本を読み終わったタイミングで、あぁこの人は全共闘世代くらいの年の人できっと内田さんの良き読者だろうなぁ、という雰囲気の方が訪れたので入れ替わりに退店。ミシマ社その他の本がたくさん売っていましたが、今回は購入せず(ここには、また訪れたいところ)。

 途中、まっぴぃからメール。
 ま「今夜のテレ東は元祖大食い女王決定戦。東京でしょうから、誰かに録ってもらえば?」
 私「上川隆也と並んで『か』の多い有名人、赤坂尊子さんは出るのかしら?」
 ま「上川隆也と赤坂尊子を並べる人、初めて見た(笑) ああ、もうこれで脳にそういうセットで格納されてしまったじゃないか!」
 私「赤坂尊子さんのことをみんなの心に留めておきたい一心(笑) 僕らの世代が忘れるはずもないけど」
 ナンシー関を悲しませたようなスポーツ化よりも前、まだ「大食い」がただただ異形を見世物として楽しむだけだった時代のアイコン、ボーリングのガーターレーンに沿って長い長い巻寿司を貪っていく姿は、死ぬまで私の心の中の大事箱にそのお写真が入っているのです。

 昼は、荏原中延駅食べログ4.0超、無化調煮干系の人気店「多賀野」で中華そば(を、主にオツカル様に食べたよ、と報告するためだけに食す)。

 さて、こっからは文章が汚れそう。
 まっぴぃと言えば、昨日ジュンク堂で買った『オコトのカラダはキモチいい』(二村ヒトシ・岡田育・金田淳子)です。ではではと思いつつ、BLの歴史を概観しつつ男性の肉体を性感帯として捉えなおしていく腐女子・AV監督によるトークセッションの書籍化本、のページを荏原中延から五反田へ戻る池上線の電車内で開いた、ら。
 冒頭から「*の聖地五反田」と出て来て笑いのツボを直撃される。「*」が何と読むかは書きたくもありませんが、その後に登場する言葉のいちいちに秘孔をつかれまくる。何だよ「やおい穴の派閥一覧」て。「ありがとうございアヌス!」て。これは笑うだろ。ってかこんな本の感想書き散らしてたら本当に学校をクビになるんじゃないのか。
 私「五反田に向かう池上線で『*の聖地五反田』、爆笑を耐えた!」
 ま「まさかの聖地巡礼(笑)」
 私「やおい穴の派閥て(笑)」
 ま「先日書店で見かけたBLのあらすじではついに膜まで出現してたよ。新次元の派閥だと思う(笑)」
 私「やおい穴に膜!?」
 ま「これね(爆笑)→『童貞膜少年』へのリンク」
 リンク先を開いてついに電車内で噴出して笑い、周りの人にひかれる。
 私「駄目だ、私の(横隔)膜が、(横隔)膜が」

 五反田から渋谷、今日は公会堂で「ものまねキャラバン」(23年ぶりに四天王が勢ぞろい!)があるのですが、それまで2時間ほど時間があったので、駒場キャンパス(のサークル勧誘立て看板)をひやかすために井の頭線2駅。そしたら、丁度生協オリなる行事が行われており、先に卒業なさった63回生演劇部コンビ(A組・D組)とばったり。少し立ち話をした後、彼らはBunkamuraに興味があるだろうからと思い、裏門から渋谷まで歩いていく道を案内しました。2人に関しては、先輩がサークル勧誘のビラを渡しに来たら、A組氏の方が回れ右で後ろ歩きをしてかわしたのが演劇的で(?)面白かったですね。

 歩いて渋谷公会堂、「ものまねキャラバンvol.5」。コロッケが発起人で、東北大震災への寄付のためにノーギャラで集まった物まね芸人がネタを披露する定期イベント。チケット代だけで2000万円超の募金になるというのが凄いですね。で、各人10分程度の時間でさっ、とネタをやってすぐに次の人に移る(間をつなぐ司会はアナログ太郎)というのをず~っと繰り返すんですけれどもそのメンバーが凄い。
 コロッケでしょ、ビージーフォースペシャルでしょ、栗田貫一でしょ、清水アキラでしょ、ホリでしょ、ミラクルひかるでしょ、コージー富田でしょ、原口あきまさでしょ、ノブ&フッキーでしょ、布施辰徳でしょ、ツートン青木でしょ、岩本恭生でしょ、ビューティーこくぶでしょ、葉月パルでしょ、はなわでしょ。その他に知らない新人さんが3組くらいかな。どの人もそれなり以上に凝ったネタを用意してて(玉石はあったけれども)総じて楽しめました。
 やっぱり圧巻はコロッケのロボット五木ひろしなんですけど、我々世代には清水アキラ坂田利夫「UFO」、研ナオコ「夏をあきらめて」、谷村新司「昴」、橋幸男「恋のメキシカンロック」)や栗田貫一郷ひろみ「逢いたくてしかたない」、細川たかし「望郷じょんがら」、瀬川瑛子「命くれない」)なんかが懐かしいですよね。清水アキラ、しっかりビキニでお尻出してましたからね。グッチ裕三のこけ方が身体を労わるような優しいものに変わってたとかモト冬樹の禿げ上がり方がとんでもないことになってたとか、時代が経ったんだな~、というのはよく分かりました。後、布施辰徳の客いじりが(営業っぽくて)巧かったのはちょっと意外でした。
 終了後、会場出口で募金箱を持っている出演者に募金をしてから握手。オツカル様とメール。
 私「ミラクルひかると布施辰徳と握手したよ~。これは嬉しい~。」
 オ「クリカンの性格の悪さがヤフーニュースになってたよ!」
 私「舞台でもいじられまくりだったよ!」
 オ「生徒からいじられまくりだからK市のクリカンやな!」
 私「モラハラはしないよ! 優しい先生だよ!」
 オ「カリカン」
 私「やっぱり下ネタやないか」

 夜は、19時に待ち合わせで56回生二人(Nくん・Kくん)と池袋で飲み会……と思ったら(Nくん来年度からNEC、Kくん現在住商、というエリートの癖に)ポンコツな二人が両方遅刻でまさかの独り酒。ホテル大塚駅から池袋までは電車一駅の往復だから必要ないと思い本を持ってこなかったのが仇になりました。30分の独酌、っつっても(K市で)慣れてるから平気でしたけれど。初めての店「海鮮山」、地下の狭いスペース。日曜刺身全品半額は嬉しいけれど、チャージ一人600円ってのはなかなかでしたね。
 近況報告、つっても毎回上京するたびに会ってるから結構お互いのこと知ってるし、特にNくんが私の日記を熟読してる(上によく覚えてるんだこれが)から、お前らどこ中だよ、っつーような他愛ない話に流れるんですけど(主にF校のことで)。Nくん曰く「先生がtwitterで『××××××××』(←書けない)って書いてるの見て、今日は絶対会わないといかんと思った」そうです。あ、そういえば昨日飲んだ58回生T氏が来年度から住商なんで、K氏に名前を紹介しておきました(面倒見たげてくださいね)。
 二次会は、仕事上がりのYくんも合流してインド料理。の後は4人で恒例の徹マン、ですがこれは日付が変わって明日の日記です。