流されまいと逆らいながら 船は挑み 船は傷み

 朝、Wikipediaの「メイド喫茶」の項目を見てみたら、冒頭の説明が一昨日のセンター評論の語注と全く同じ文言で驚きました。まさかセンター作成者がそんな引用をするはずがないと思って下までスクロールしたら、脚注で「平成28年度大学入試センター試験、国語の試験問題より」と書かれており。まさに現代のインターネット、匿名多数の手で無限に更新を繰り返す情報空間!

 本日はセンター試験の自己採点日。殆どの生徒は前日夜にやっているのではないかと推測しますが、律儀に学校の指示を守って朝やる生徒もいるのですね(浪人生ですら、予備校の指示でしょうか、月曜までやらないと言っている人がいました)。
 基本的には、各クラスの担任が生徒に指示をする格好。私(進路指導主任)は、進路指導室に引きこもって、生徒全員の各科目の点数をコンピュータに入力していく作業(私が読み上げ、進路指導部長が入力)。

 午後から、数人の(我らがA組)浪人生から点数がメールや電話やで。「日常性の維持」が出来ていた方は、現役時代よりも確実に点数が上昇しているようで安心。早速気持ちを切り替えて、二次試験の勉強に取りかかって欲しいところ。
 高校3年生は午前中の自己採点のみで下校。得点に応じて、数人の生徒から今後のことを考える面談の申込もありました。高3は明日から二次対策授業(100分の特別講義が3コマ)。私の現代文は明後日から講義開始です(明日は中学3年生の漢文の授業が入っているのです)。

 18時に退勤、海鮮居酒屋「U」で独酌。森田真生『数学する身体』を読み始めてこれが面白い(文章のリズムが心地良い)。早めに帰宅して就寝。SMAPが生出演するという「SMAP×SMAP」は録画視聴です。21時就寝。

 正確にはここ以降は「明日」の日記になりますが。
 2時過ぎに喉が渇いて目が覚めたので、序でに上記録画の「SMAP×SMAP」を視聴……したんですけれども、あれ、凄かったですね。
 何が凄いって、西山喜久恵アナの手の震えっぷり。西山喜久恵アナですよ? バラエティ百戦錬磨ですよ? フジテレビの「ここぞ」は絶対彼女頼み、という「璧女(ぺきじょ)」をしてあそこまでの原稿の震え方とトチリ。どんだけの緊迫感だよ、と。
 そんな中で、完全に死んでた中居・香取両氏は措いて、もし仮に稲垣氏のあの態度を「冷静」だと評するなら、そして仮に草彅氏のあの発言を(ベッキーの会見が企業向けだと批判されたのを逆手にとったような)「一矢」だと評するなら、さすが「一回死んで」蘇った人の度胸は違うな、ってことになるんでしょうか。
 ネットでニュースを見たら、櫻井翔がニュース番組で「前を向いて進みたいという言葉が印象に」とかいう優等生発言をしていたそうです。だったら明日のジャニーズ2人も何か喋るでしょう。人の良さそうな井ノ原氏には「さあ輪になって踊ろ」、底意地の悪そうな国分氏には「おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな」辺りを期待しましょうかね。

 というわけで、30分を費やしたので、目覚まし時計の設定を30分遅らせる。「日常性の維持」をややずらすことになりました(明日は5時半学校入りです)。
 それでも、この映像は観て良かったかな。テレビメディアに対する興味はさらに失われました。