ごめんなさい 右 左 下を向く

 あぁ、これは昨夜1軒で帰ったのが完全に正解だったわ、という目覚め・入浴・出勤。後の8時15分の学校で出逢った事務嬢さん、昨日はあの後ライブバー「A」に学生2人を連れて行き、2時間に延長延長を含めて計4時間、結局2時過ぎまで飲んでたと教えてくれました。いや、マジで行かなくて良かった。
 1限の高3文系東大漢文、3限・4限の高2現代文、の授業を恙なく行えたのも、昨日1軒で帰ったからこそ。10年前なら2軒目も行ってましたが、あの頃は本当に若かったんだなぁ、としみじみ。というか、事務嬢さん、強すぎ。

 本日は体育祭前日で、4限授業の後で最終練習・準備。今日だけは高3も練習に加わります(F高の体育祭は高3は前日連取と本番とだけに参加する「お客様」型)。
 その高3に、私は謝らなければなりません。見損なってました、済みません。高1高2が空前の真面目、招集放送が走れと言ったら本当に走る真面目さが、中学男子校最後の学年であるところの現高3高校66回生にも共通していると思ってはいけない、委員長には「言えば従うと思うのは傲慢だからね」と一昨日伝えたのですが……高3も真面目でした。体操服若しくは無地のTシャツという服装規定に外れた生徒が殆どおらず、脱走兵も出ず、各ブロック毎に設置された櫓のてっぺんに登る煙属性も皆無、とどこまでも真面目。高2数学関西先生からは「汚れた心で生徒を見るからや」とからかわれました。

 その体育祭練習の監督を私は外れ、またまたまたまた生徒から借りた自転車でディスカウントストアまで3往復で大量の買い物。缶ジュースを41本、徳用安売りのお菓子を6~7種類、小分けの袋も50枚セットで。
 ジュースは保健室の大きな冷蔵庫で冷やして貰い、小袋に生徒41人分のお菓子詰め合わせを作る内職作業を職員室で。勿論、体育祭の後の糖分補給(戦士の休息)のためのものです。

 内職中の私を訪ねたのは63回生我らA組Iくんで、夏休み自宅帰省の序でに、来年度の教育実習の申込に来たとのこと。九大法学部、教科は公民だそうです。国試じゃなかったの? と聞けば両立させたいとのお話。
 I「先生は、それ(内職)、何やってるんですか?」
 私「グラウンド見た? 明日、体育祭なんだよね」
 I「あぁ、そっか。えっと、中学?」
 ……確かに、高2相手にやってる作業にゃ見えないか。

 で、こういう日にK市在住の生徒が訊ねてくるというのは正に「飛んで火に入る夏の虫」、そりゃそのまま飲みに行くわな、というノリで18時に西鉄で待ち合わせ。こないだ事務嬢さんと初訪問して美味しかった居酒屋「H」からバー「S」、の2軒をはしごしてお話。大学のこと、教職のこと、そして高校時代の思い出話のこと。
 Iくんの性格は一言で言えば「根性者」。それを象徴するような高1前期クラスマッチサッカーでの彼の姿を見て私は63回生とのつきあい方を決めたのですが、これはTwitterでは書けてもここには書けない話なので割愛。とにかく、「根性者」らしく国試教職の両立を貫いて欲しいところです。